地球政府軍・極東基地。
その一室にて、ファルガイアからはるばる戻ってきたリュウセイは、ART−1のこれまでのデータを纏め上げていた。
アラドたちと違って、地球にとどまったラトゥーニにも手伝ってもらい、何とか仕上げることに成功。

そして二人は、纏め上げたデータを提出するために、ヴィレッタがいる個室に向かおうとしていた。
その途中、リュウセイは見慣れない女性とすれ違う。

リュウセイ「あれ? ラトゥーニ、極東支部にあんな人いたっけ?」
ラトゥーニ「?…分からない。でも、綺麗な人だったね」
リュウセイ「あ、ああ」
ラトゥーニ(…なんか複雑…)「そういえば、今日からハガネに新しい副長が着任するって聞いたわ」
リュウセイ「そうなのか。ふ〜ん…どんな人なのかは気になるな。っと、早くこれを隊長に届けないとな」

リュウセイたちとすれ違った女性(あらあら…あの子達、パイロットなのかしら?)


極東支部・SRX計画ラボ…
カーク「中々のデータだな。単独でのテストを行って正解だったようだ」
ヴィレッタ「ええ。これなら、レイオス・プランへの反映も得になるわね」
カーク「それにしても……ファルガイアか…」
ヴィレッタ「地球と同レベルか、それ以上の技術を持つ単体星系が他にも存在していたのは意外だったわ…」
カーク「だが、それを取り入れたアイデアも提出したデータに入ってるようだ」
ヴィレッタ「ん…これは、腕部の追加パーツ?」
カーク「T−LINKナックルの強化アイデアらしい。
 ファルガイアのスタークダインという機体からヒント得たようだな」
ヴィレッタ「成る程。格納式チェーンソーを展開して、その上に念動フィールドを展開するのね」
カーク「さしずめ、『T−LINKブレードナックル』といった所だな」
ヴィレッタ「今回のデータ収集はかなりの期間になったから…採用してみる?」
カーク「…そうだな」


極東支部・司令室…
そこには、相変わらずであるレイカー・ランドルフ指令とサカエ参謀を初めとする極東支部のメンバーがいた。
そしてスペースノア級の二番艦ハガネの艦長、テツヤ・オノデラも。
そこに一人の女性が入ってくる。そう、先ほどリュウセイたちがすれ違った女性だ。
背中と腰の中間辺りまで届く白金の長髪を首辺りの高さでまとめ、
紫がかった水色の瞳からは優しさと凛々しさを併せ持つ視線をもった朗らかそうな女性。
そして服装は佐官クラスの服を纏っている。

女性「…、ただいま着任いたしました」
レイカー「うむ。アビアノからご苦労だったな。君は本日付で、この基地に停泊しているスペースノア級の二番艦…
 『ハガネ』の副長を務めてもらいたい」
女性「ハガネ…かのフューリア戦役を初めとする幾多の戦いを乗り越えた伝説の艦に着任するのは光栄です」
テツヤ「ハガネはフューリア戦役中期からダイテツが亡くなってしまって…」
レイカー「それからずっと、副長だったテツヤ少佐が艦長代理を経てそのまま艦長を勤めている。
 さすがに、これ以上の負担はかけられまいと思い、漸く新たな副長の目処が立ったのだ」
女性「そして、私に白羽の矢が立ったということですね」
サカエ「そうだ。早速だが、すぐに仕事に取り掛かってもらいたい」
女性「早速ですか?」
レイカー「先日、テスラ研でアンノウンによる襲撃があった。そしてそれを皮切りにして各地で不穏な動きがある。
 それらに対処するため、ハガネは再び発進することになった」
女性「わかりました、すぐにハガネに搭乗いたします」
テツヤ「宜しく頼む」
女性「こちらこそ。それでは、失礼いたします」
こうして、司令室を後にしたテツヤと女性副長。
サカエ「第一印象はあまりぱっとしませんでしたが、司令?」
レイカー「ふむ…しかし、指揮官としての腕前はかなりのものと聞いている。
 何せあのレフィーナ中佐に続くイカロス士官学校の満点主席第二号の実力の持ち主だからな」
サカエ「そうですな」
レイカー「だが、彼女は何かを背負っている気がするのだ。言葉には上手く言い表せないことだが…」
その時、警報が響く。

サカエ「どうした!」
オペレータ「基地上空から侵入してくる物体あり。ダイブ・シェルです!」
サカエ「大気圏から突入してくるというのか?」
レイカー「(ヤツラも動いたということか…? 今回は様子見といった所か)
 迎撃体制をとれ。SRXチームとカイ少佐たちに出撃を」
オペレータ「了解!」
テツヤ「司令、我々もハガネの発進準備を!」
レイカー「うむ、すぐに取り掛かってくれ」


☆味方初期
R−1(リュウセイ)、エスメラルダ・マキシ(ヤヨイ、リュウヤ)、R−2パワード(ライ)、R−3パワード(アヤ)、
R−GUNパワード(ヴィレッタ)、アルブレード・カスタム(マイ)、エルドラッへ・カスタム(ラトゥーニ)、
量産型ゲシュペンストMK−U改(カイ)

リュウヤ「リュウセイ、久しぶりのR−1はどうだ?」
リュウセイ「ああ、ART−1も捨てがたいが、やっぱこっちが一番慣れてるから落ち着くぜ」
カイ「各機、襲撃してくる敵に備えておけ」
ラトゥーニ「少佐、その機体は?」
カイ「ギリアムと同じハロウィン・プランで作られた量産型の改造機だ。
 タイプSもいいが、あれはワンオフだから代えが効かんしな」
そこに各機へ通信が入る。
テツヤの声「スティール2より各機へ! これよりハガネを発進させ、相手に先制砲撃を仕掛ける!」
カイ「了解した、各機散開せよ!」

☆味方初期2
ハガネ(テツヤ、???)

女性の声「連装衝撃砲1番、2番、撃ち方始めッ!」
エイタの声「了解!」

リュウセイ「ちょ、今の声誰ッ!?」
そんなリュウセイの声を掻き消すように、発進したハガネから主砲の連装衝撃砲が放たれる。
その砲撃は極東支部に近づきつつあるダイブ・シェルをいくつか撃ち抜いた。

エイタの声「ダイブ・シェルを撃破! ですが、幾つかは砲撃を免れてます!」
女性の声「艦長、もう一度主砲で…」
テツヤの声「いや、残りは降りてきたところを迎撃する! ミドルレンジ・タクティクスに切り替えるんだ!」
女性の声「りょ、了解!」
エイタの声「スティール2より各機へ! 残りのダイブ・シェル及び、展開されるであろう敵機を撃破せよ!」

ヴィレッタ「了解した。ところで艦長…」
テツヤ「なんだ?」
アヤ「ブリッジに新しいクルーが入ったのですか?」
テツヤ「っと、そうだった。急ぎの挨拶だが、パイロットに自己紹介しておくといい」
女性「あ、はい」


「本日付を持ちまして、このたびハガネの副長として配属されました、フウカ・ナカタニ大尉です。
 宜しくお願いいたします…!」

サブシナリオ04「竜胆の花、凛と咲き誇る」

ライ「新しい副長…か」
ラトゥーニ「リュウセイ…あの人…!」
リュウセイ「ああ、あの時の…」
マイ「知ってるのか、リュウ?」
リュウセイ「いや、基地で一度すれ違っただけだけど…」
カイ「与太話はそこまでだ」
ラトゥーニ「ダイブ・シェル展開を確認…来るわ…!」

★敵戦力
???[クラウダ(???)×2]×2
???[セプテム(???)×2]×2
???[コスモリオン(???)×2]×2
???[ブグ(???)×3]×2
???[MSレイ(???)、MWレイ(AI)×2]

ライ「アレは…旧コロニー統合軍の…」
リュウセイ「けどよ…新しいやつも混じってるぜ?」
カイ「おそらくクーランジュたちが接触したという謎のMSだろう。各機、迎撃開始だ!」


そして、相手が若干数が勝っていたにもかかわらず、これといった苦戦をせずに撃破していくリュウセイ達を見て、
新たなハガネの副長、フウカ・ナカタニはただ呆然と見ているだけだった。
フウカ「す、凄い…これが、あのフューリア戦役を戦い抜いたハガネの部隊の実力…」
テツヤ「そうか、大尉は我々の戦闘を見るのが初めてだったな」
フウカ「はい…士官学校ではレフィーナ先輩に負けないよう頑張ってきたのですが、さすがに実戦は違いますね…」
テツヤ「それはこれから学べばいい。ダイテツ艦長も現場に拘る方だったからな」
エイタ「何はともあれ、これからよろしくお願いしますね、ナカタニ副長」
フウカ「はい!」
(MAPクリア)

ハガネ・ブリッジ…
テツヤ「と、言うわけで…改めて紹介しよう。今日からハガネの副長として就任したフウカ・ナカタニ大尉だ」
フウカ「皆さん、宜しくお願いします」
ヴィレッタ「艦長、私たちはこれからどのような任務を?」
テツヤ「ああ、ハガネは再び地球圏の各部を回ることになる。最も、今回は範囲が宇宙にまで上がるのかもしれん。
 だが、まずは極東支部に向かっているクーランジュ達と合流することが先決だ」
フウカ「テスラ研に在籍していた特機部隊との合流ですね」
テツヤ「その通り。先程のMSに加え、クーランジュ達が遭遇したアンノウンの件もある。
 これらに対処するために、ハガネは再び極東支部を発進する」
ヴィレッタ「了解です」
カイ「すまないが、俺とリュウヤ・ヤヨイは極東支部に残る。こちらの護りも疎かにする訳にはいかんしな」
エイタ「艦長、テスラ研からのタウゼントフェスラーが見えてきました」
テツヤ「よし、合流準備を急げ!」

こうして、テスラ研から発したタウゼントフェスラーは無事極東支部にたどり着くことが出来た。
かつての仲間と新たな仲間を加え、ハガネは再び極東支部から飛び立つのであった。


▽新規準オリジナルキャラクター
フウカ・ナカタニ(中谷風花)
年齢:不明(見た目19歳ぐらい) ICV:大原さやか 髪の色:白金 瞳の色:水色 肌の色:白
新たにハガネの副長として配属された地球政府軍女性士官。
レフィーナと同じくイカロス士官学校の卒業生で、レフィーナに続く満点主席の第2号である。
ハガネやヒリュウ改の女性クルーに負けず劣らずの美貌の持ち主で、
決してそれを自慢しない謙虚な性格の持ち主。
ちなみにプライベートでは、ゆっくりと読書をするのが趣味。
その上人当たりがよく、微笑みを絶やさない。
実際の戦場での経験は今回が始めてとなり、現場流の戦術を現艦長であるテツヤから少しずつ学んでいくことになる。

エルドラッへ・カスタム…
ラトゥーニがビルドラプターに変わって新たに乗り込む可変式PT。
ヘルハウンズ隊の戦闘データを経て完成した量産試作型で、ラトゥーニが考案した特殊な装備で構成されている。
特に注目すべきは、次世代PT汎用武器の一つ「FN-F230アサルトライフル」の携行。
この銃はピカティニー・レールによって様々なアタッチメントを追加装備することが出来、
作戦に応じたパーツを組み合わせることによってあらゆる状況に対応できる。
更にフライヤー・モード時に主力となるハイパービームライフルも携行している。
そしてリュウセイの影響を受けたのか、アルブレード・カスタムと同様の…
ブレード・トンファーをコールドメタルダガーに変わって装備している。
また、防御用をメインとして、ソニック・ドライバーシステムも搭載されている。
◎武装
頭部バルカン
FN-F230アサルトライフル
ブレード・トンファー
ハイパー・ビームライフル
ソニック・ドライバー
(ブレード・トンファー込みでのソニック・ドライバー)
◎飛行形態武装
ホーミングミサイル
HBRアンダー・キャノン


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