サミット会場から少し離れたところで、リック達に助けられたガスパ。
彼は、ハガネのブリーフィングルームにて艦長ら幾人とリック達を交えて話をする。

ガスパの話によると、ギリアムがつかんでいたテロ組織「宇宙の目」の拠点となっている陸上戦艦の情報と、
リックとの因縁があるニュータイプパイロット「カイ」に対する情報であった。

「宇宙の目」は地球政府の転覆をもくろむテロリストであることはそれぞれのクルーが周知のとおりである。
そして、現時点で率いている男グレーデンが狙っているのは、数少ない決戦用MSガンダムエックスと、リック・アレル本人だという。
何故なら、グレーデルはリックをニュータイプだと考えているらしいとはガスパの弁。
本人はニュータイプの自覚がゼロのため、一見胡散臭い情報だと思うのだが、少なくともグレーデンはそう思っているらしい。
ともかく、ガスパのもたらした情報は「宇宙の目」に対する一つの対処策として役立つことになる。


もう一つの情報は、ヒリュウ改が直接見たあの巨大構造物についてであった(サブシナリオ01参照)。
だが、あくまで巨大構造物の出現についてのみ説明されており、そこから現れた巨大戦艦らしきものは言及されなかった。

レフィーナ(現時点ではまだ不確実な事ゆえに、あまり言及しないでおきましょう。あの船の事も…彼の事も…)


テツヤ「それでは、これからの方針を話す。ハガネ・ヒリュウ改は伊豆基地にて補給を行い、極東区域の警戒を行う。
 そして、クロガネとホワイトアークは北米に向かい、"宇宙の目"のもくろみを阻止してほしい」

レーツェル「リックの知り合いからの情報だが、バルチャーの有志達が"宇宙の目"の居場所を突き止めたそうだ。
 我々は、宇宙の目を叩く遊撃部隊として行動していただく」

レフィーナ「私達は、ファルガイアと地球で無作為に現れるカオス・フォースを警戒するために…ですね」

テツヤ「そうだ。それでは、部隊分けを伝えるぞ…ナカタニ副長」

フウカ「はい。ハガネにはSRXチーム、教導隊、マジンガー組、ガディソード、フューリー隊。
 ヒリュウ改にはATXチーム、オクトパス小隊、異世界連合、エスメラルダ。
 クロガネにはダブルG、タランチュラ小隊、ガンダムチーム、修羅の皆さん、ゲッターチーム…以上です」

甲児「あれ? 竜馬達もクロガネなのか?」

竜馬「ああ。北米で見たあのトカゲメカみたいなやつが気になってな…(昔どっかで見たことがあるような…)」

テツヤ「……これで話は以上だ。各員持ち場につけ!」





クロガネ航行中…艦内。

リック「ガスパ…さっきの話だけど…」

ガスパ「さっきの?」

リック「俺がニュータイプで、カイが偽物だって言ってたけど…その力の理由」

ガスパ「ああ…恐らく彼が被っているマスクが能力の秘密でしょう。つまりどうにかして彼からマスクを取り上げれば…」

リック「カイを助けられるってわけだな」

ガスパ「確証はありませんが、試してみる価値はあるでしょうね…」

ガロード「それにしても、良く協力する気になったな?」

ガスパ「いえね…テロリストにのさばられて取り締まりが厳しくなるとバルチャーもわりを食うんでね…」

ガロード「それもそうか…」

ガスパ(当然それだけではありませんがね…あのマスク、一儲けさせてもらいますよ)

サブシナリオ09「空が割れる日」

☆味方初期
アルプス級陸上戦艦ミラージュ(ヴァイス・クライフ)


★敵戦力
ヒマラヤ級陸上戦艦・荷電粒子砲装備型(グレーデン)
ガンダムベルフェゴール(カイ)
???[スピアヘッド×2]×5
???[ブグ(???)×3]×4
???[MSレイ(???)、MWレイ(AI)×2]×3


北米のとある荒野…
そこには、バルチャー達のMSと戦艦…だったものが残骸となって積み重なっていた。

かつて、リックが拾われて世話になったというバルチャー艦「ミラージュ」の一隻の身を残して。

ミラージュの女艦長ヴァイス・クライフは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

ヴァイス(グレーデンの奴…まだあいつを!)

カイ「やはり私に勝てる者など……当然だな…私はニュータイプなのだから…!」

ベルフェゴールのコクピットで、例のヘルメットを装着しているカイが、苦悶に満ちた声を紡ぎだす。

ヴァイス「カイ、聞こえてるかい! 今すぐそのマスクを外すんだ!」

カイ「ヴァイス…!?」

ヴァイス「そのマスク…Nシステムは不完全なんだよ!!」

カイ「システム…だと!」

ヴァイス「そうだ! マスクが脳に及ぼす影響は飛躍的な能力…そして、引き換えに確実に脳細胞をむしばんでいく…!!」

カイ「バカな!」

ヴァイス「バカなもんかい。アンタのその記憶…"任務"とやらは思考能力を単純化させる偽りの記憶だ…
 その力も、任務も、名前も、記憶もすべて偽りだ!」

カイ「な……!」

ヴァイス「そのマスクを早く…ッ!!」

その会話は、敵の戦艦から放たれた荷電粒子砲の音によって中断される。

グレーデン「そんな女の言葉はすべて偽りです。Mr.ニュータイプ」

ヴァイス「クソ! グレーデンの奴!!」

グレーデン「さあ…その女を殺せ。そして本物の力を手に入れるのです! その女は敵だ!
 嘗て私を裏切り、今君からも大切なものを奪おうとしている!」


グレーデンの言葉に雄たけびを上げるカイ。

そこに、足止めのビームがベルフェゴールの足元に突き刺さる。


☆味方初期2

ガンダムX・リック機(リック)
ガンダムエアマスター(リン)
Vダッシュガンダム(ウッソ、ハロ)
ホワイトアーク(オデロ、トマーシュ)


リック「カイ! そこまでだッ!」

カイ「リックか!」



ヴァイス「リック! お前レイコに合わなかったのか? ここに来るなと言ったはずだ! それにリン、お前まで!」

リン「キャプテン! リックの好きにさせてあげて! 私…今のリックならカイを止められる。そんな気がするの…だから!」


◇強制戦闘
ガンダムベルフェゴール(カイ)VSガンダムX・リック機(リック)
武装:バスターソード(防御される)

ベルフェゴールに握られた両手剣を防ぐものの、その衝撃にひるむリック。

カイ「どいつもこいつも…このマスクがなんだというのだ! 私がニュータイプだという事を忘れたのか!」

リック「カイ! よせ! お前はそのマスクに操られているんだ! ここで…お前を止めてやる!」



ヴァイス「全く…こうしてお前達が戦うことがグレーデンの思うつぼだというのに…グレーデン! アンタの目的は一体何だい!」

グレーデン「聖域だよ…今この場がどれだけ大事な意味を持つか。彼がここへあらわれたのも必然なのだよ。
 ニュータイプは呼び合い、惹きつけあう…見たいと思わないかね? ニュータイプが導く理想の世界を…あの二人が人類を導くのだよ」

ヴァイス「その指導者(ニュータイプ)の傍らにはお前がいるってか…バカバカしい! ニュータイプ主義?
 あのマスクは付けたら死へ直行の欠陥品じゃないか!」

ウッソ「そうですよ!」

グレーデン「お前は…?」

ヴァイス「アンタは……ウッソ・エヴィン?」

グレーデン「何と…あのザンスカール帝国を打ち破ったリガ・ミリティアのニュータイプがいるとはな」

ウッソ「ニュータイプによる理想郷なんて…夢見がちもいいとこですよ!」

グレーデン「フン…私の目に狂いがなければ、あの二人は真のニュータイプになる!」


◇ガンダムベルフェゴールのHPが半分以下…HP全回復
何回かの剣戟をやり合うリックとカイ。だが、リックは岩場に追い込まれてしまう。

リック「クソっ、もう後がない!」

カイ「さらばだ…リック・アレル!」


ローザ「リック!!」



トドメの攻撃に聞こえてきたローザ二世の声に、リックは直感でトドメの攻撃をかわすことに成功する。
※この時、リックの特殊能力にニュータイプ(X)が追加。

カイ「かわした!? 何故だ…」

リック「今の声、ローザ二世!?」




☆味方増援
Gファルコン・ローザ機(ローザ)
ガンダムエックス・ディバイダー(ガロード、ティファ)
ガンダムエアマスター・バースト(ウィッツ)
ガンダムレオパルド・デストロイ(ロアビィ)


ローザ「やっと追い付いた…!」

リック「ローザ二世…何で…」

ローザ「何でじゃないわよこのバカ! 私だってわかんないわよ…でも…でも! アンタの事が気になるのよ!!」

リック「何だよソレ、意味が分かんないよ!」

ローザ「わかんない同士お互いさまよ!!」



ウィッツ「なんつー恥ずかしい会話…」

ロアビィ「正にツンデレ…ガロード達とは別の意味で初々しいねぇ〜」

ガロード「ロアビィ何いってんだ!?」



ヴァイス「ローザ・ローザのお嬢さんまで…全く……皆集まってきてどうすんだい?」

???「こういうのを"役者がそろった"というのだよ。ヴァイス・クライフ艦長」

☆味方増援2
クロガネ(レーツェル)
ダイゼンガー(ゼンガー)
雷凰(トウマ)
ヤルタバオト(フォルカ)
ビレフォール(フェルナンド)
アガレス(アリオン)
ペイリネス(メイシス)
マルディクト(アルティス)
新ゲッター1(竜馬、隼人、弁慶)
アシュセイヴァー(ユウ)
ラーズアングリフ(カーラ)


ヴァイス「エルザム…いや、今はレーツェルだったね」

レーツェル「久しいな。我らも力を貸そう…奴らには縁があるからな」

ヴァイス「ああ、わかったよ!」


グレーデン「元DCの戦士達に修羅と呼ばれた者たちか…どこまでも邪魔をする気か」

レーツェル「生憎、私達はニュータイプという幻想にすがる暇などなくてね」

グレーデン「幻想…だと…?」

フォルカ「未来を創るのは今を生きる者達の意思だ。思想に寄り添って行く者に未来は切り拓けん!」

ガロード「それを俺達が証明してやるぜ!」



☆戦闘台詞
リックVSカイ
カイ「くそっ…リック…貴様、何をした!?」
先ほどの困惑により、カイの視界にはGXが何機にも見えるという幻覚が現れている。
カイ「敵はすべて…全て消す! それが俺の任務だ!」
リック「!! 見える…動きがわかる! 今ならやれる!」


ガロードVSカイ
ガロード「カイ! お前は兵器なんかじゃない、正気に戻れ!」
カイ「だまれ…!」
ガロード「お前の本当の記憶はそんなものじゃないはずだ!!」



◇ガンダムベルフェゴール撃破
カイ「私は……ニュータイプ…」
リック「カイ! お前は本当のオマエ自身に…還ってこいッ!!」

GXのビームソードがベルフェゴールの額を打ち据える。
その衝撃によりカイのマスクが真っ二つにわれ、ベルフェゴールは大地に伏した。

カイ「負けた…いや、助かったと言うべきか……」

リック「大丈夫か、カイ」
カイ「リック…お前が助けてくれたのか」
リック「ああ。ここはまだ危ない…クロガネに移ってくれないか」
カイ「フ…勝手な事を」
リック「勝手で悪いか? 俺はオレが決めた事をやってるだけさ」
カイ「俺は…オレが決めた事…か。それがリックと私の違いなのか」

グレーデン「素晴らしい…流石に私が見込んだ少年よ! さあ、私と共に!」
リック「カイ、GXに!」
カイ「ああ!」
急いでGXのコクピットに乗り込むカイ。

グレーデン「手荒な事をさせないでくれ…さあ!」
リック「くそ…いつもいつも!」

ヴァイス「カイ、無事だったようだね」
カイ「ヴァイス…許してくれるのか」
ヴァイス「話は後だよ」

リック「何なんだよおまえは! カイを…リンまで利用して!! その上皆を傷つけてッ!! お前の目的はんなんだよ!!」
ヴァイス「ただの大馬鹿野郎さ! まったく…カイと出会った後、あたしの偽物を使ってGXパクろうとしたり…やることがせこいんだよ!」
グレーデン「嘗て…人類は幾度も過ちを犯した。それによりこの地球は壊滅な打撃を被り、宇宙もまた汚された」
ヴァイス「だが二筋の閃光が地球の未来を変えた…忘れもしないさ。もうすぐ2年前になるかね…フューリア戦役でのあの光を…サテライトキャノンの相撃ちを見て、アンタはイカレちまった!」
ガロード「もしかして…」
ウッソ「ガロードさんとフロスト兄弟の放ったあの光…?」
リック「それに…グレーデンとキャプテンは昔、仲間だったってことか?」

グレーデン「違うな…私は悟ったのだよ。世界を導くのは地球政府でも議会軍でもない…愚かな人類には新たな統治者…真のニュータイプが必要なのだ!」

ガロード「まだニュータイプに縋っているのかよ! 要はリックを利用したいってだけだろ!!」
リック「…ガロードの言うとおりだ。オレやカイの為に命を張ってくれたキャプテンや…だいたい人間が愚かってなんだよ!?
 …ローザもリンもマナもウッソも…みんないつだって頑張って生きてる!」
ウッソ「そんな皆も愚かだって言う権利が…あなたなんかにあるはずが無いんですよ!!」

グレーデン「フン…残念だがやむをえまい…すべてを焼き尽くし、新たな種子の目ざめを待とう…このマスクに残されてデータがあれば、
 次のニュータイプを見つけることも可能であろう」

リック「確かにお前の言うみたいな理想世界じゃないけど…それでも俺達は今"この世界"を生きてるんだ!! どんな困難があってもな!!」



◇戦闘台詞
リックVSグレーデン
カイ「リック、ライフルは俺がフォローする!」
リック「頼む、カイ!」
グレーデン「あの動き…やはりニュータイプに目覚めたか」
リック「それがどうした! 俺もタダでやられるわけじゃねえんだ!」


カイの助力もあり、グレーデンの戦艦に搭載された荷電粒子砲の破壊に成功したリック。
実質上グレーデンとの決着はこれでついたも同然であった。

ヴァイス「グレーデン…ニュータイプってのは人類の革新とかそんな幻想みたいなもんじゃなくてさ…
 あの子らのようにどんな時でも頑張れる強い意志を持った者の事だと思うのさ」
グレーデン「ヴァイス……」

戦艦から降ろされ、マナによって荒野に連れてこられたグレーデンは、リックによって単身解放されるようになる。

漸くリックとカイに関わる者たちの因縁が付き、ひと段落したと感じたヴァイスはなんとなく空を見上げた。



だが、その空を見てヴァイスは動きを止めて呆然とする。
その姿を見たリックはつられるように空を見ると、同じように唖然とした。


何故なら、雲ひとつない青空に突如どす黒い染みが現れ、それが瞬く間に全天を覆い尽くし……あたりに響くきしみと共に空が"割れた"。

そしてその割れ目から、巨大な剣が何本も降り注ぎ、リック達のいる荒野に轟音を立てて突き刺さる。
更に次の瞬間、無数の炎が割れ目から新たに降り注ぎ、荒野は炎に包まれた。

そしてその炎の荒野の中が、突如光を発した後…炎の中から巨大な化け物がいくつも現れる。
それは以前竜馬達が見たトカゲ型の機体群ともう一つ…完全に未確認の機動兵器群の2グループに分かれていた。


トカゲ型の機体群を束ねているらしき巨大な物体が炎の向こうにいる。
その巨大な物体から、トカゲ…寧ろ爬虫類の要素が組み合わさった奇妙な人型が姿を現す。

???「この時をどれほど待ちわびたことか…鋼の悪魔と手を組み、遥かなる時と世界を越えて…わが爬虫人類が再び立ち上がるこの時を!」

その人型の言葉を、竜馬は偶然聞きとれた。
隼人「爬虫人類…だと?」
???「我らが同胞たちよ! 今こそ人類を駆逐し、恐竜帝国の再興への一歩を踏み出さんッ!!」
竜馬「恐竜帝国…思い出したぜ……達人を殺った奴らの大本が…!」
弁慶「竜馬?」

竜馬「隼人…弁慶…どうやらジジィはあいつらと戦うためにこのゲッターを作ったらしい…そして、研究所の地下でひそかに作ってるアレも…!」

隼人「フ…そういうことか」

弁慶「ならば、一戦交えないとな!」

竜馬「良し…行くぜ!!」

竜馬の合図と共に、新ゲッター1が恐竜帝国と名乗った者たちに攻撃を仕掛けていく。

その光景を見たかの人型……帝王ゴールは呻く。

ゴール「ム…あ奴はまさか…ゲッターロボッ!? この宇宙にも生まれたというのか…やはり我らが悲願を成すには奴を倒さねばならぬか…!
 行け、メカザウルスよ! 鋼魔と共ににっくきゲッターロボを打ち倒すのだ!」

帝王ゴールの号令と共にトカゲ型の機体…メカザウルスが雪崩の如く襲いかかる。

さらに未確認の機動兵器がメカザウルスに追従してゲッターになだれ込む。それに気づいたリック達もすかさず加勢。

レーツェルやフォルカ達も全力を持って挑んで行く……。



だが、割れた空を見たのは彼らだけではなかった。





日本・浅草地区…
ここでは、新たな事件が起きていた。東京都立陣代高校付近にて戦闘が発生。
相手は宗介達が所属する組織ミスリルの宿敵アマルガムの幹部が一人…レナード・テスタロッサであった。

宗介は単身アーバレストで戦いを挑む者の、レナードが駆るASベリアルの力になすすべが無いかに見えた…

だが、ハガネが到着すると形勢が逆転。

ラムダ・ドライバの持つ強大な力に幾度も対抗してきたマジンカイザーをはじめ、ガディソードの高い技術力による解析、
フューリーのサイトロンによる時を求める力、教導隊による機動兵器の部隊運用、全てを打ち破る力・念動力を引き出すSRX…
そして、突如再び現れたあの赤い特機…コンパチブルカイザーの登場というイレギュラーのオンパレードがレナードに予想外の未来をもたらす。


どんでん返しにもほどがある戦いの末に、宗介のアーバレストとレナードのベリアルはラムダ・ドライバによる攻撃を同時に放つ。
相撃ちに終わるかに見えた力場のクロスカウンターは、最期の最後で純粋な意志と仲間達から学んだ根性を見せ付け、ベリアルを破壊した。

だがそれと同時に、アーバレストもその生涯を終える羽目となる。
AIのアルは機能停止する直前にアーバレストの腕を動かし、さらわれそうになった千鳥かなめを救出することに成功。


その時、ハガネのメンバー達も空が割れる光景を目にすることとなった。
空からはクロガネのメンバーが見たモノと同様未確認の機動兵器が現れる。

よりを着た骸骨をほうふつさせる人型の機動兵器、青い猟犬を思わせる四足の高機動兵器、巨大な杓杖を構えた重装甲の機体の3種によって構成された
正体不明の機動兵器軍は、瞬く間にハガネへとなだれ込んでくる。

そんな最中、以前コンパチブルカイザー…コウタが目にした漆黒の機体が、ショウコを攫ってしまう。

ショウコは必死にコウタの名を叫び、コウタはコンパチブルカイザーで追おうとするが、漆黒の機体…ゼルーグはそのまま割れ目の中へと吸い込まれていった。

ゼルーグを吸い込んだ割れ目はすぐに消え、それにより機動兵器群も打ち止めとなり、ハガネ隊は膨大な被害を出しながらも敵を駆逐することに成功するのであった…



衛星軌道上…
そこにとびだったヒリュウ改は、眼前で割れていく空間を目撃する。
そこから現れる機動兵器群をただちに迎撃、撃破して行くキョウスケ達であったが、月軌道上方面にて何かが転移してくるのをキャッチした。

月軌道の中に現れたのは、剣を象った巨大構造物。
その周囲に巻き込まれた人工衛星は、その機能を停止させてぶつかっていく。

その様子から、エネルギーが無くなっていくことを見抜いたショーンは、すぐさま離れるよう指示。
ヒリュウ改はやむを得ず、作戦空域から離脱せざるを得なかった。





そして再びクロガネ組…
膨大な数に押され始めているクロガネ組は、やむを得ず退却することを決意。負け戦になる事を悔みつつも、戦線を離脱していく。
そして新狩りを務めたのは新ゲッター。

ゴール「ゲッターロボよ…たとえ生まれ変わったとしても、ここを貴様らの墓場にしてくれるわ!」

メカザウルスと正体不明の機体群…鋼魔の軍隊によって満身創痍炉なりつつある新ゲッター。

隼人「フン…そう簡単にはやられるかよ」

弁慶「俺達はまだくたばっていねぇゼ!」

竜馬「…隼人、弁慶」

竜馬が二人に話す。

竜馬「後は俺達だけだな」

隼人「ああ」

弁慶「それがどうかしたのか?」

竜馬は暫く無言となるが、コクピットのボタンを押し、イーグル号を分離させる。

隼人「竜馬ッ!?」

弁慶「何するつもりだ!」

竜馬「後は俺がやってやる…お前たちはジジィ達のあれを…!」


その言葉を最後に、竜馬は通信を閉じた。そして呟く。

(あばよ……ダチ…)

その呟きの決意と共に、イーグル号のリミッターを解除した。


エオニア戦役後にて動力炉となるゲッター炉を新型に変え、その出力はケタはずれとなったイーグル号。

そのゲッター炉のリミッターを外して暴走させる事は、超絶的な威力を誇るゲッター線爆弾になることと同意義であった。


ゴール「貴様…まさかッ!!」

竜馬「うおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」


炎の向こうにいる帝王ゴールのいる巨大な物体…マシーンランドに突っ込んでいくイーグル号に向かって二人が叫ぶ。

隼人・弁慶「竜馬ーーーーーーーっ!!」

その叫びは届かず、マシーンランドの眼前に緑色の閃光が煌めいた途端、核をも超える爆風が荒野を包み込むのであった。
(MAP終了)



剣を象った巨大構造物…転空魔城。

そこには、異形の甲冑らしきものを纏った人物が4体いた。
一体は以前コウタ達と相まみえた巨大な詰めを持つ者…ボルドラング。
二体目は4つの水晶を漂わせ、魔術士を思わせる雰囲気を持つ者。
三体目は腕と同化した盾が特徴的な重武装の騎士。
そして四体目は機械仕掛けの槍を携えるリーダーらしき者。

厳かな雰囲気の中、リーダーらしき者が声を上げる。

???1「遂にこの時が来た…今こそ我らが鋼魔がこの世界を支配する時…混沌の渦にあるこの世界に、覇を唱えん…!」

ボルドラング「漸くその時が来たか…早くこの爪で敵を斬り裂きたくてうずうずするぜ…ギルゼファーの大将!」

???2「全く…ボルドラング、貴様はそういうところが粗野なのだ…」

???3「まぁまぁ、レヴィスト殿。戦いを待ちかねているのは貴女も同じでしょう。相棒の水晶達も光があふれそうですよ?」

???2改めレヴィスト「そう見えるか、ヘルゲルツォ…ゼルーグはどうだ?」

???3改めヘルゲルツォ「任務は果たしたそうです。かの者が探していた例の少女を無事こちらに持って気させたとか」

ボルドラング「けっ…あんな小娘に何の価値があるんだが…」

???1改めギルゼファー「そう言うな。奴らも何か思惑があっての事。この城の解析に一役買った借りは返しておかねばならん。
 だが、これでヤツとの貸し借りはない。故にあだ名すとすればこの魔槍ロンギヌスで貫くのみだ」

レヴィスト「そう…いよいよ始まるのだな」

ギルゼファー「青き星よ…今こそ我らが鋼魔の新たな故郷とならんッ!!」


新たに現れた強大な敵…その名は"鋼魔"

地球に生きる勇者たちは、彼らが送り出す兵器群とカオス・フォースの散発的な襲撃により、3ヶ月に及ぶ膠着状態へと陥るのであった……


オリジナル敵解説…「鋼魔」
謎の機械生命体。転空魔城を居城とする。
鋼鉄の肉体と水銀の血を持ち、自らの意思を持つ。
戦いによって存在を見出す種族でもあり、戦闘能力は非常に高い。
基本的にサイズは人間と変わらないのだが、巨神装と呼ばれる装甲を纏うことにより、
パーソナルトルーパーと同サイズに巨体を持つようになる。


戻る