サブシナリオ07「穿つ石弓、甦る炎」後編

炎の戦士ファイター・ロアとなったコウタ、魔法騎士である海と風、そしてボン太くんを着込んだ宗介。
4人は、浅草を襲うガンセクトに攻撃を開始する。


☆味方初期
ファイター・ロア(コウタ)
ボン太くん(ボン太くん)
龍咲海(海)
鳳凰寺風(風)

★敵戦力
???[ガンセクト(自律回路)]×10

戦闘台詞
コウタVSガンセクト
ロア「コウタ、クリスタルに意識を集中させるんだ。お前の意思と俺の力が一つとなったとき……
 炎の力が呼び覚まされる」
コウタ「よし! やってやるぜ!!」

海or風VSガンセクト
海「ほおずき市のお参りで、光たちと無事に再会できるように祈りたかったけど…」
風「その願いも、自分たちの力で掴まねばならないようですわ」
海「まずはこいつらを倒すことでその一歩にするわよ、風!」
風「はい、海さん!」

ボン太くんVSガンセクト
ボン太くん「ふもふも…!(戦車としてのセオリーが通用するなら、下からが一番もろいはずだ…!)」

ガンセクトの砲弾をかいくぐり、コウタはファイター・ビームガンによる牽制の後、
浅草仕込の喧嘩殺法でガンセクトの足を叩きのめし、頭部を破壊してゆく。

それに続いて魔法騎士の二人は、同じように足を中心に狙って切り込む。
ボン太くんはそんな三人に多数の重火器を使ってサポートに回っていた。

SFチックな鎧を着た戦士と、ファンタジックな美少女騎士二人、
そして重火器を携えた着ぐるみ一人(?)という前代未聞のパーティは、
襲い掛かってくるガンセクトたちをあっさりとぶちのめした。

コウタ「……ショウコは、みんなは無事に逃げられたのか!?」
宗介「そのようだ」
コウタ「よかった……!」
???「おのれ、小虫の分際で……! 俺の手があれで終わりだと思うなよ!」
風「この感覚……まだ来ます!」
コウタ「え? 何が!?」
海「空間を越えてくる敵が…!」

★敵増援
ガロイカ×6
バレリオン×4
リオン×6
ガーリオン×2

コウタ「今度は空からかよ!?」
ロア「しかも、数が多い」
コウタ「く! あいつら、なんで浅草を攻撃してきやがるんだ!? ただの観光地だぜ、ここは!」
ロア(あの連中…もしや、カイザーを?)
ボン太くん「ふもふも…(中略)…ふも!(やるしかないな…三人とも、このままでは街が…!)」
海「風…今更だけどボン太くんの言ってることわかる?」
風「いえ、全然です…(汗)」
コウタ「このままじゃ街があぶねえって言ってるんだ! 行くぜ!」

コウタはファイター・ビームガンでガロイカを撃とうとするが、これがなかなか当たらない。
そこに風と海が魔法を使って相手の機動を奪う。

風「緑の疾風!」
海「青い竜巻ぃ!」

その隙を突いてボン太くんがグレネード・ランチャーでひるませ、コウタはロアの助言により必殺技を繰り出す。

コウタ「バーナウ・ファー・ドラグ…! ファイヤー・ドラゴン! いっけぇッ!!」

ロアが持つ必殺技…炎の竜「ファイヤー・ドラゴン」によって動きを封じられたガロイカは燃え尽きる。
が、これで漸く1機である。

コウタ「ええい! 空を飛んでるやつはやりにくいぜ! ロア、このアーマーで空を飛べたりしねえのかよ!?」
ボン太くん「ふも…?(…ロア?)」
ロア「ジャンプなら兎も角、長時間の飛行は無理だ」
コウタ「それじゃラチがあかねえ! 政府軍が来るのも待ってられねえ! マジで浅草が火の海になっちまう!」
ロア「……」
ボン太くん(……ダナンへの要請も済んだ…もうそろそろ来るはずだが、確かに埒が明かん)
コウタ「何か手はねえのかよ!?」
ロア「俺が目覚めたのなら、カイザーもまた……」
コウタ「カイザー!? 何だ、そりゃ!?」
ロア「彼が…俺との約束を守ってくれているのなら…」
コウタ「カイザーだがゲイザーだが知らなねえが! 方法があるなら、そいつを使わせろ!」
ロア「……」
その時、コウタに通信の声が響く。
キサブロー「コウタ、ロア! 聞こえるか!?」
コウタ「じ、爺ちゃん!」
キサブロー「今からコンパチブルカイザーを発信させる! そいつに乗るんじゃ!」
コウタ「こ、コンパチ!? いや、待て! 何で爺ちゃんが!?」
ボン太くん(キサブロー…まさかあのキサブロー博士か!?)
キサブロー「説明は後じゃ! ロア、コウタを頼むぞ!」
ロア「キサブロー……!」
キサブロー「カイザーの修理は終わった。今、おぬしに返す」
ロア「すまない、キサブロー。だが、ここであれを使えば…」
キサブロー「こうなることはわかっておった。それに、カイザーなくしておぬしの敵と戦うことは出来ん。
 そして、おぬしの戦友との遥かなる約束も…」
ロア「そう……だな」
コウタ「待て待て! あんた、爺ちゃんと知り合いなのかよ!?」
ロア「コウタ、呼ぶんだ。コンパチブルカイザーを…お前の力となる巨人を」
コウタ「巨人!? もう何がなんだか…!」
キサブロー「いいから呼ぶんじゃ! コンパチはわかりやすく言えばロボットじゃ!
 今、浅草を救えるのはお前しかおらんのじゃ!」
コウタ「ロボットだって…!? わ、わかった…呼ぶよ、呼んでやる!!」

来やがれ!! ロボォォォォォォォッ!!

コウタの叫びに呼応し、浅草にある花やしきに異変が生じる。

???「む!? この反応は!?」
キサブロー「来おった……! オーバーゲート・エンジン、出力上昇!
 ハンガーロック、解除! クレイドル、リフトアップ・スタンバイ!
 地上部、安全確認! 防御柵、煙幕噴射装置、作動!
 フラワーハウスゲート、オープン! 出ませい、バトルフォース・ロボ! コンパチブルカイザーよ!!」

キサブローの諸々の操作によって、フラワーハウスゲートから赤き巨人…コンパチブルカイザーが現れた!

テニア「な、何あれッ!?」
ラトゥーニ「特機……!?」
バレル「特機って…スーパーロボットってことだよね!?」
統夜「あんなの、見たことが無いぞ…! 一体、誰が!?」
ショウコ「……」
かなめ「リュウセイ君やガイ君が見たら喜びそうなものが出たわね…」
ジャーダ「いやいや、そんなこと言ってる場合か?」

風「な、あんな機体いましたっけ!?」
海「私に聞かれても知らないわよ!」
宗介「あれは…」
海「相良君、あれを知ってるの!?」
宗介「いや、さすがに俺も知らん。だが、俺たちも遠慮なくやる必要が出たというのは確かだ」
風「そういえば、いつの間にかボン太くんの頭を外してましたね」
宗介「二人は魔神を呼ぶんだ。俺の相棒ももうすぐ来る」

ロア「コウタ! カイザーと合身しろ!」
コウタ「合身!?」
ロア「カイザーに乗り込むんだ!」
コウタ「だったら、最初からそう言えってんだ!」
ロア「いいから、早く合身を!」
コウタ「お、おう!」
コウタはロア・アーマーによる高速移動で素早くコンパチブルカイザーに乗り込む。

コウタ「こいつがコンパチブルカイザー……!」
ロア「そう。俺がこの世界へもたらした巨人だ」
コウタ「けど、こんなデカブツ、どうやって動かせば…」
その時、コウタの頭に何かが入り込む感覚が起こる。
コウタ「な、何だこりゃ…頭の中に…わかる、わかるぞ! こいつの動かし方が!」
ロア「これで……コンパチブルカイザーはお前の手足となった」
コウタ「なるほど、それで合身か。納得がいったぜ」
ロア「そうか」
コウタ「それにしても…すげぇじゃねえか、こいつはよ。名前以外は気に入ったぜ」
ロア「名前?」
コウタ「ああ。ちと長え。そうだな…コンパチカイザーでどうだ!」
ロア「……2文字しか省略していないぞ」
コウタ「るせえ。俺はその呼び方が気に入ったんだよ」

???「この反応…やはり、そうだ…! フフフ…ヤツこそが鍵か!」

そんな最中、カイザーの眼前近く…フラワーハウスゲート前に一機の巨人が空から舞い降りた。

コウタ「な、今度は何だ!?」
宗介「心配ない。俺だ」
コウタ「さ、相良!? そのロボは…」
宗介「今は話す事が出来ん…だが、お互い秘密を持つ以上、詮索は後だ」
コウタ「…わかったぜ。それとさっきの二人はどうしたんだ?」
宗介「あの二人も、もうすぐ来る」

その台詞と共に二つの閃光が現れた後、新たな巨人がニ体ほど。

コウタ「な、今度はRPGに出てきそうなファンタジーロボかよ!」
海「ひ、否定できないトコが悔しいわね…」
風「ですが、これであの敵たちと互角に渡り合えるはずですわ!」
ロア「コウタ、空中戦に持ち込め。これ以上街に被害を与えてはならない」
コウタ「わかってる! 行くぞ、コンパチカイザー!!」

☆味方増援
コンパチブルカイザー(コウタ)
アーバレスト(宗介)
セレス(海)
ウィンダム(風)


宗介のアーバレストが地上から援護射撃を行いつつ、
セレスとウィンダム、そしてコンパチブルカイザーは空中の敵を迎撃してゆく最中。
二つの影が戦いを見守っていた。

「あの巨大な機神達…かなりの力を持ってるようだな」
「フン…どんな敵であろうと、俺様にかかればたわいも無い…」
「……」


◇コンパチブルカイザーが某所に移動したとき(ぉ)
コウタ「っと、ここは!」
ロア「どうした、コウタ?」
コウタ「ああ、おもちゃ会社のビルでな。ついこないだ、引っ越したんだけど」
えっと……バンプレスト本社?
コウタ「ん? ありゃ何だ?」
◇鋼の魂を入手。


???「くっ…あれほどの力とは…だが、確信したぞ。あの機神こそ「彼の者」が捜し求めていた…」
胡散臭い男の隣に、突如少女のような声が。
「多分ね。だから、アンタはもう引っ込んでいいよ」
???「何!?」
「あいつ等を引っ張り出した事は誉めてやるからさ」
???「小娘が何を偉そうに!」
「何言ってんの。アンタ達にチャンスを与えたのは誰だと思ってんの?」
???「ぐ…」
(…さっきの赤いアーマー、どこと無く似てたね。確かめてみようっと)

コウタたちの戦いは徐々に進展し始める。
ロア「…コウタ、新た敵が現れる」
コウタ「何だって!?」

現れたのは、漆黒の装甲を身に纏い、コンパチブルカイザーに比べるとスマートなフォルムをしている巨人。
そいて、巨大な鉤爪に三つの目をもつロボット。

コウタ「な、何だ、あいつら!? まるで悪魔ロボだぜ!」
ロア(……わかっていたことだった…コンパチブルカイザー…不完全とはいえ、お前の力を使えば、
 それに引き寄せられるものが現れる。彼ら…そして、奴らもまた。OGセンサーが使えればいいのだが)
巨大な爪をもつロボットは、ぶっきらぼうに話しかけた。
爪ロボ「どうした…怖気ついたのか、赤い機神…」
ロア(あのロボット…『彼』の話と俺の記憶が正しければ、初めて戦いの場に立ったコウタには荷が重過ぎる。
 カイザーがも甦ったばかりだ。ここはひとまず…)
コウタ「おい、ロア。逃げろとか言い出すんじゃねえだろうな」
宗介「…コウタ。誰に話してるのかはあえて突っ込まないが、ここは戦略的撤退が必要かもしれん。
 特にお前は戦場に立つのは初めてのはずだ」
コウタ「相良…俺たちがいなくなったら、誰が浅草を…ショウコ達を守るんだ?」
宗介「……いいだろう。お前にその覚悟があるなら…な!」
コウタ「もとよりそのつもりでえ!」
爪ロボ「今回はハンデだ。つぉらぁ!」

巨大な爪を持つロボットは、片腕をひと薙ぎし、その衝撃波によってコウタ達が戦っていた機体を一機切り裂いた。

コウタ「な…」
海「なんなの!?」

少女「ちょっと、どういうことよ!」
???「奴らは俺とは別系統の命令で動いている…」
少女「だったら、早くとめなさいよ! このウスノロ!」
???「俺では…無理だ」

爪ロボ「そういうことだ。俺様たちは鋼鉄の悪魔…鋼魔。立ちふさがる者は全てぶっつぶすのみよ!
 それに、一回死んだやつからの指図など受けるつもりは毛頭無いッ!」
???「くっ…」
爪ロボ「ゼルーグ…監視役を任されたんだろうが今回は好きにやらせてもらうぜ?」
ゼルーグと呼ばれた黒い巨人はワンテンポ遅れながら話し始める。
「…お前と組んでいるわけではないが…俺たちのやり方を見せるには構わん。
 好きにしろ、ボルドラング」
ボルドラングと呼ばれた爪のロボは乗り気で返す。
「フン…あんなチミっ子にわかるわけねえけどな」
少女「チミっ子? それって、あたいのこと?」
ゼルーグ「…他に誰がいる」
少女「アンタ達、あたいに歯向かう気?」
ボルドラング「俺様達『鋼魔』の戦いをとめることはできねえぜ!」
少女「何よ、ふんぞり返っちゃってさ! このことは伝えておくからね!」
???「ぬぅ…奴らめ、俺を馬鹿にしやがって…!」

コウタ「あのやろう…ハンデとかいいやがったな」
ロア「コウタ、あの敵は強力なのは間違いない、彼らと協力して慎重に行くのだ」
コウタ「ああ、わかったぜ!」
ゼルーグ(…しかし、あの巨大な機神たちはこの街を守るために戦っているのか。
 何故このようなことをする…戦うに値する故があるからなのか…)


★敵増援
旋風の爪騎士[ボルドラング(ボルドラング)]
黒金の戦鬼[ゼルーグ(ゼルーグ)]

※ゼルーグは何も行動しない。

◇戦闘台詞
コウタVSボルドラング
ボルドラング「赤き機神…俺様の爪の餌食になってもらおうかッ!?」
コウタ「そうはさせるか!」

宗介「この動き…有人機ではないな…だが自我を確立している…トランスフォーマーのようなものか?」
ボルドラング「けっ、ちょこまかと動きやがって!」

海or風VSボルドラング
ボルドラング「相手が女子供だろうと容赦しねぇぞ、俺様はよぉッ!」
風「な、なんて強さ…!」
海「風、気おされたら負けよ!」

突如現れたボルドラングと名乗る者。
自らを鋼の悪魔と呼び、コウタ達を余裕綽々に追い詰めていく…

コウタ「ぐっ…この強さ、半端じゃねぇ…!」
テニア「このままじゃ、宗介たちが!」
統夜「だが、俺たちの機体はメンテ中…手を貸すこともできないなんて…!」
ジャーダ「くそっ! 戦闘が終わらなきゃ、コウタのヤツを探しに行くこともできねぇ!」
ラトゥーニ「見て、ジャーダ。政府軍が……!」

☆味方増援
量産型ゲシュペンストMk−U改(カイ)、エスメラルダ・マキシ(リュウヤ、ヤヨイ)、
ソウルランサー(光珠、フェアリ)、クラウドハーケン(ジーク)、クロイツ・ヴァールハイト(サリー)、
グレートマジンガー(鉄也)

量産型ヒュッケバインMk−U(政府軍兵士)×4

テニア「あれは…カイ少佐にヤヨイちゃん達だ!」
統夜「光珠も、間に合ったみたいだな」

コウタ「悪魔ロボの次はグレートマジンガーに最上重工のロボかよ!?
 これじゃ、サンバならぬ浅草ロボットカーニバルだぜ!」
ロア「彼らは敵か?」
コウタ「いや、残りのは政府軍のロボットだから味方だよ、多分な」
ロア「…どっちなんだ」
ボルドラング「ほう…この世界の「軍」という奴らか。おもしれえじゃねえか!」
ゼルーグ「…ここまでだ」
ボルドラング「何だとッ!?」
ゼルーグ「…すでに目的は果たしている。指揮官からの命令だ」
ボルドラング「チッ…わあったぜ。お前ら、俺様を倒すんだったらもっと強くなるんだな」
そういって、ボルドラングとゼルーグはこの場を後にした。
コウタ「行っちまった…」
カイ「ここは俺達が引き受ける。他の者はあの離脱したアンノウンを追え」
政府軍兵士「了解!」

鉄也「敵はどうやらこれまでの敵ではなさそうですね」
カイ「ああ。転移してきたからな」
光珠「もしや、ゾヴォーグの?」
リュウヤ「いや、ゾヴォーグとは既に和平が結んばれている。現時点ではなんともいえないな」
ヤヨイ「あの赤い機体はどうするの?」
カイ「ヤツは…ん、通信か?」
宗介「キタムラ少佐、相良軍曹です」
カイ「む、相良か?」
宗介「彼は我々と共に敵を迎撃しています。指示はこちらで行っておりますので心配ありません」
カイ「む…わかった。だが、コンタクトはとらせてもらうぞ」

コウタ「何だ、これ?」
ロア「あの機体からの通信だ。つなぐか?」
コウタ「ああ…」
カイ「赤い機体のパイロット、聞こえるか?」
コウタ「俺のことか、オッサン?」
カイ「お、オッサン…!?」
コウタ「ああ。声からしてそうじゃねえか」
鉄也「パイロットは子供のようだな」
カイ「聞けばわかる。だが…まあいい。
 こちらは政府軍特殊戦技教導隊、カイ・キタムラ少佐だ」
コウタ「……」
カイ「そちらが街を守って戦ってることは知っている。だが、以後はこちらの指示に従ってもらうぞ」
コウタ「やだね」
カイ「何だと!?」
コウタ「俺は俺の意思で悪党と戦ってるんだ! 軍の言いなりにはなるかよ!」
カイ「ぬう…」
鉄也「なるほど、子供だな…」
フェアリ「少佐、いかがいたしますか?」
カイ「今は街を守るのが先決だ! その後であの小僧…説教してやる!」

そして、ちょっといざこざがあったが残りの敵を全て撃破したコウタ達。
少女「フン…今日のところはあいつの存在が確認できただけでよしとしてやるわよ。
 さあて、早く帰って報告しなくちゃ」
???(くそっ…許さんぞ、ゼルーグ、ボルドラング。そして、あの赤い機神…!)

フェアリ「敵機、活動を停止。生体反応はありません」
鉄也「無人機だったということか…」
カイ「ラウンド・エンドだ。地上部隊に連絡し、救援活動の支援を行わせろ」
リュウヤ「了解です」
カイ「俺たちはあのアンノウンと接触するぞ」
コウタ「さて、と」
コウタはコンパチカイザーを操作し、この場から離脱を始める。
コウタ「こっちでいいのか、ロア?」
ロア「ああ。彼らとの接触は避けたい。この区域から離脱するぞ」
カイ「待て! お前達に聞きたいことがある!」
コウタ「悪いな、オッサン! あばよ!」
カイ「あ、あいつ…!」
宗介「カイ少佐、自分が追います」
ヤヨイ「でも、反応がもう消えてますよ…?」
宗介「出来る限りの範囲でやってみます」
カイ「わかった…頼む」

離脱していったコンパチカイザーを追うため、アーバレストも離脱する。

フェアリ「政府軍からの連絡も入りました。あちら側も目標をロストしたそうです」
光珠「ふう…謎の兵器と正体不明な機体…さらにアンノウンまで…混乱、再びってやつなのかな…」
カイ「仕方ない…お前達は先に帰還しろ、俺はあいつらを迎えに行く」
鉄也「了解です」
(MAPクリア)

東京・浅草近辺
そこには元の姿に戻ったコウタがいた。
コウタ「はあ……はあ……くそ…! こんなに疲れるとはよ…それよりショウコだ…ショウコは…無事なのか…
 だめだ…意識が遠くなる…」
その時、コウタを支える男が一人。
キサブロー「コウタ、ショウコは無事じゃ」
コウタ「!」
キサブロー「安心して休め、コウタ。後の事はワシに任せい」
コウタ「へ…わりいな、爺ちゃん。今日は…そうさせて…もらうぜ…」
そしてコウタはぐったりと眠り始める。
キサブロー「よくやったぞ、コウタ。そして、ロア…じゃが、今日の戦いは序章に過ぎん…だから、今は休め…」
宗介「コウタ…!」
キサブロー「おぬしは…」
宗介「貴方は…キサブロー博士ですね」
キサブロー「コウタが世話になったな…お主にも、話してもいいかもしれん」
宗介「何故そういい切れる」
キサブロー「秘密を持ってるのはお互い様ということじゃ。ミスリルのSRT…相良宗介軍曹殿」
宗介「ッ!」


雷門前。そこにはガーネットがジャーダたちのところへと急ぎたどり着く。
ガーネット「ジャーダ、みんな…! 無事でよかった…!」
ジャーダ「お前こそな。身体のほうは大丈夫か?」
ガーネット「うん。キサブローさんが、シェルターへ誘導してくれたから」
ラトゥーニ「よかった…」
海「みんな、無事で良かったわ…」
風「なんとかなりましたわね」
テニア「一時はどうなることかと思ったよ〜…」
統夜「ああ。あの赤いロボットと…宗介たちのおかげだな」
かなめ「それにしても、あの赤いロボットはなんなのかしら? それに、どうして海ちゃんと風ちゃんの魔神が…」
バレル「あの…魔神ってどういうこと?」
統夜「そ、それは…」
かなめ「ああ、バレル君には話しても大丈夫よ。彼もある意味で関係者だから」
統夜「え、そうなの?」
バレル「僕の父さん、政府軍の高官なんだ。地球圏防衛計画にも参加したことがあるから、
 アガートラームズのことも知ってるよ」
統夜「わかった。ちょっと長くなるけど…」
かくかくしかじかと統夜がバレルに説明している間、かなめの疑問についてガーネットが答える。
ガーネット「もしかして……あの赤い機体、キサブローさんが作ったものだったりして」
ジャーダ「あの爺さんが? そんな馬鹿な」
ガーネット「だって、あの人…発明家でしょ? 地下でこっそり作ってたのかも」
ジャーダ「発明家に作れるレベルのもんか? あれ…」
テニア「う〜ん…でもマジンガーとかそういった例があるから案外否定できないかも…」
カイ「久しぶりだな。ジャーダ、ガーネット」
ガーネット「カイ少佐!」
ジャーダ「御無沙汰してます」
カイ「対応が遅れてすまん。だが…皆が無事で何よりだ」
ジャーダ「仕方ないですよ。もうじき、星系間でのサミットに備えているんでしょうから」
カイ「ああ…ところで、あの赤いロボットについて何か心当たりあるか?」
ジャーダ「いえ。あんなの、はじめて見ましたよ」
カイ「そうか…だが、お前たちが気にすることは無い。生まれてくる子供と、これからのことを考えるんだ」
ジャーダ「……はい」
カイ「すまんが、ラトゥーニ達を引き取っていく。これから忙しくなるんでな」
ガーネット「わかりました。じゃあ、みんな…お仕事、頑張ってね」
ラトゥーニ「ジャーダ、ガーネット…今度はアラドたちと一緒にまた来るから」
統夜「かなめはどうするんだ?」
かなめ「あたしはバレル君を送っていくから。宗介も、すぐ帰ってくるだろうし…」
テニア「わかった。そっちも留学生活頑張ってね」
バレル「うん…」

カイ「彼は、オーランド准将の養子か」
統夜「知ってるんですか?」
カイ「ああ。レイカー司令とは旧知の仲とのことらしい。今度のサミットにも参加するのだろう」
テニア「ってことは、サミットが終われば、お父さんと一緒にバレル君も帰っちゃうのかな…」
カイ「そうかもしれんな…」
統夜「…それじゃガーネットさん、赤ちゃんが生まれたら、皆で見に行きます」
ガーネット「うん。連絡するわね」
ジャーダ「その時は、コウタとショウコも呼んどくよ」
テニア「あの二人にもよろしく伝えてくださ〜い!」
ジャーダ「わかった。元気でな、みんな…」


そして、アズマ研究所。
コウタ「う…ううん…」
ショウコ「お爺ちゃん! お兄ちゃんが目を覚ましたよ!」
コウタ「ショウコ…! お前、無事だったんだな…」
ショウコ「うん。赤いヒーローや白いアーム・スレイブが助けてくれたの」
コウタ「赤いヒーロー?」
ショウコ「そう。赤い鎧を着たヒーローが、ボン太くんや綺麗な女の人達と一緒に浅草を守って戦ってくれたのよ。
 巨大ロボットまで呼び出してもう凄かったんだから。お兄ちゃんもあの人達に助けられたんでしょ?」
コウタ「ああ…まあな。そういうことになるな」
ショウコ「でも。あの人の正体は判らないみたいなの」
コウタ「そうか…そいつはな…」
キサブロー「ショウコ、コウタのタオルを代えてやってくれんか」
宗介「この暑さじゃ、すぐに温くなってしまうからな」
ショウコ「はい、お爺ちゃん。相良君も、お兄ちゃんを運んでくれてありがとう」
宗介「礼には及ばん」
ショウコ「…待っててね、お兄ちゃん。ついでに飲み物も持ってくるから」
コウタ「あ…ショウコ…」
キサブロー「コウタ、ショウコにはロアのことは黙っておけ」
コウタ「じ、爺ちゃん!」
キサブロー「あの子は…知らぬほうがいい」
宗介「下手に巻き込むわけには行かないからな」
コウタ「相良…おまえ、何モンなんだ?」
宗介「…ある任務を背負ったとある組織の兵士…とだけ言っておく」
コウタ「…良くわからんな。それよりも、爺ちゃん…なんでロアとコンパチカイザーのことを知ってたんだ?」
キサブロー「それは…ワシがコンパチブルカイザーを修理したからじゃ」
コウタ「な、なんだって!? 爺ちゃんがあれを!?」
キサブロー「そうじゃ。長い年月をかけて、このアズマ研究所の地下でコツコツとな」
コウタ「……(昔、爺ちゃんが偉い科学者だったことは知ってたけど…この浅草で? 一人で? 何のために?)」
キサブロー「相良君も聞いてほしい…コウタ。ロアがあの時点でお前を選んだことはワシにとって予想外じゃった……
 だが、彼に選ばれたからには、お前はこの世界を守るため、ファイター・ロアとして戦わねばならん」
宗介「この世界を守る…?」
キサブロー「そうじゃ。全てはあの日…ワシとロアが出会ったことから始まる」
コウタ「……パス」
キサブロー「何じゃと!?」
コウタ「面倒な話はパスだ。俺は、ショウコを守るために戦っただけだ。セカイヘーワなんぞには興味はねえな」
キサブロー「コウタ、お前…!」
コウタ「悪いな、爺ちゃん。その話を聞いちまったら、また面倒ごとに巻き込まれちまいそうだからな」
キサブロー「待て、コウタ! どこへ行く!」
コウタ「ちょっと出かけてくらあ。晩飯までには戻るぜ!」
そういって、コウタは出て行ってしまった…。宗介は、それをだまって見つめる。
キサブロー「馬鹿モンめが…
 (のう…ロアよ……本当にコウタでいいのか? 多くの世界を守る戦士…歪んだ神話に立ち向かう勇者の一員…
 その使命をコウタが背負えるというのか?)
宗介「……博士、彼には戦いに対する覚悟を持っております。後は、切欠が必要なのかもしれません」
キサブロー「…すまんの相良君、暫くいてくれて…テスタロッサ大佐によろしく伝えとくれ」
宗介「わかりました…お話は、また今度に聞かせていただきます」
そして宗介も、珍しく場を読んでアズマ研究所を後にした。

日常と非日常の狭間で、それぞれの思いが交錯する中、サミットの開催は目前に迫っていた……

▽オリジナル敵解説…
旋風の爪騎士「ボルドラング」
謎の機械生命体種族「鋼魔」の内の一機。
スピードとパワーを兼ね備えているが、性格は力で全てを片付けようとする単純系。
粗暴にして粗野な本質を持つ。
両腕部に装備された巨大なクローを主兵装とし、ヒット&アウェイを得意とする。
また、相手の動きを封じる力場を発生させる攻撃「別名:イビルアイ」、クローによる衝撃波ソニックファング、
そして、物理的な攻撃力を持った具現エネルギー体の雨を降らすデストラクションレインと、多彩な技を持つ。

黒金の戦鬼「ゼルーグ」
謎の機械生命体種族「鋼魔」のうちの一機。
秀でた能力を持ちながらも、さまざまな理由により鋼魔最強の証である騎士の名を持たない者。
ボルドラングとは逆に正々堂々を好む生粋の武人な性格。
ワンテンポ遅れて話す独特な口調を持つ。現在、これまでの戦いの日々に対する考えに違和感を持ち始めている。
今回は戦いに参加しなかったため、戦い方は全く未知数である。


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