EDENの遺産を受け継ぐトランスバール星系が友好を持つ、
遥か四十光年の彼方の星…地球。

地球圏アステロイドベルト…イカロス基地。
そこには、ファルガイア星系とトランスバール星系から約1ヶ月の時を経て帰還した
ヒリュウ改とガンドールの勇姿があった。

数ヶ月に渡るファルガイアでの激戦を終え、一度オーバーホールが必要となった2隻の戦艦。
そしてクルー達も、イカロス基地でその羽を休めている。

クルー達…ミスリルのSRTを初めとし、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンを操る者、
獣戦機隊、そしてSRXチームのリュウセイ・ダテは、地球から来た迎えのメンバーと再会。
その後、リュウセイと如月兄妹、そしてガンドールに乗るメンバーは先に地球へ向かった。

積もる話もあるが、あの戦いの最中でも地球圏に様々な動きがあった。
正確にはガンエデン事件…今は「封印戦争」と改称された戦いを契機に静かな胎動を始めた世界。

封印戦争の時は全く姿を見せなかったゼ・バルマリィ帝国の偵察機らしきものが、
地球に再び現れているとの情報も入り、
そしてたった今、トランスバール皇国にもその偵察機が現われたという報告が入った。

エンジェル隊と同様、彼等も最後の戦いを想起せずに入られなかったところ、
突如警報が鳴り響く。

ユン「アステロイドベルト、FN60104宙域に重力震反応あり!」
ショーン「重力震反応…!?」
ユン「何かが転移してくるものかと思われます…こ、これは…!?」
この世のものでないものを見たかの様に驚愕するユン。
レフィーナ「どうしました!?」
ユン「反応が大きすぎます! 機動兵器や戦艦クラスではありません!
 反応直径はおよそ30キロメートル!」
レフィーナ「30キロ…!?」
ショーン「スペースコロニー…いや、今は『セツルメント』ですな。それと同規模のサイズがでたのですか…艦長」
レフィーナ「分かってます。総員、第一種戦闘配置! ATXチーム、オクトパス小隊は出撃準備を!」

そして、イカロス基地を発進したヒリュウ改はその宙域へと急行。
その先にあったのは、巨大なリング状の構造体だった。

タスク「何だよ何だよ! あのでっかい輪っかは」
レオナ「見たところ人工物のようだけど…」
レフィーナ(テツヤ少佐の話で、あのような物は作られているという事は聞いてない…)
エクセレン「キョウスケ、あれは…」
キョウスケ「ああ、地球のものではないな。そしてトランスバールのでも、ファルガイアのものでも…」
ユン「巨大構造物の中心に高エネルギー反応!」
レフィーナ「総員、警戒態勢!」
ユン「構造物の境界面が隆起! 中心から何かが出てきます!」

突如現われたリング状の構造物の中心から何かが競りあがってくる。
その境界面から現われたのは何かの先端。
その先端から徐々に現われたのは一隻の艦。
だが、その艦は地球のでも、トランスバールのでも、ファルガイアのでもないモノ。
全長約5キロメートルにも及ぶ超巨大戦艦だった。

ラッセル「な…なんだあの艦は…!?」
カチーナ「いや、艦といっていいのか…!?」
ショーン「エルシオールはもとより、メガロードすらも上回るものですな…」
ユン「艦長! あの戦艦から通信が開かれています!」
レフィーナ「…繋いでください! コンタクトを取ります!」

ノイズまじりに、声のみの通信だが、男性らしき声が通信から入り込んだ。

?????「前方の……伝えたい。こち……エリュシオン…艦…、ロフィスト……………エデン……だ…」
キョウスケ「エデンだと…!」

サブシナリオ第一部
「祖-ハジマリ-の終焉-オワリ-の序章」

地球・北米地域、テスラ・ライヒ研究所。
そこには、エオニア戦役によって得たデータを活かし、より完成度を高めた鋼の龍虎…轟龍改と雷虎改の姿があった。
その調整を行っているのはSRX計画に携わっている博士ロバート・H・オオミヤと
LTR機構から就航したエリ・アンザイ女史、そしてバルトール事件の後にテスラ研所属となったセルシア・ファームの三人だった。
そこに、一人の少女がやってくる。

少女の名はイルイ。イルイ・ガンエデン。
エオニア戦役とネフューリア事件の狭間に、地球で起こった封印戦争の最後に現われた人造神ガンエデンに選ばれた巫女である。
彼女は、あの戦いの後にゼンガー、クスハ、アラド、アイビス達に助けられ、クスハたちと日々を過ごしていた。

イルイ「オオミヤ博士…」
ロバート「やあ、イルイ。散歩にでも行ってきたのかい?」
イルイ「あの…」
ロバート「クスハとブリットならちょっと待ってくれよ。今日は大事な最終調整の日だからね」
エリ「そうですね。ついに完成したのですから、新たなる力…鋼機人が」
ロバート「グルンガストシリーズをベースに高い生産性と汎用性を両立させた新たなスーパーロボット、鋼機人…」
セルシア「特に汎用性については様々な換装パーツや武器などがこのシリーズの目玉になるでしょうね」
ロバート「これも安西博士の提供してくれた超機人のデータのおかげですよ。
 鋼機人はグルンガストと超機人のハイブリットのようなものです」
エリ「いえいえ、全てはオオミヤ博士とクスハ達の熱意の賜物です。
 ハミル博士やコバヤシ博士達も鋼機人には期待を寄せていらしたわ」
ロバート「明後日のお披露目にはカーク達も来てくれるそうです。鋼機人の真価は、そこで試されます。
 そのためにも午後の甲児や竜馬達との模擬戦、クスハ達に頑張ってもらわないと」
イルイ「あの…」
ロバート「ああ…ごめんよ、イルイ。ちょっと興奮しちまったみたいだ」
セルシア「今、クスハ達は大事な用事の最中だから夕方まで待ってね」
イルイ「…わかりました。オオミヤ博士と安西博士も、セルシアさんも頑張って下さいね」

そう言って、イルイは笑顔を見せつつ走り去った。
セルシア「…いい子ですね…」
ロバート「…彼女がガンエデンの神子としてあの戦いを引き起こしたなんて、今となっては信じられないことです」
エリ「先史文明の遺した惑星防衛システム『ガンエデン』…
 その発動には強念者…いわゆるサイコドライバーを必要とし、その力を秘めた彼女が『神子』として選ばれた…」
ロバート「でも、今は普通の少女です。ちょっと勘が鋭いだけの」
エリ「そうですね。クスハとブリットも、彼女には自然体で接するように心がけているようです…
 それがイルイを引き取った彼女達の答えなのですから」
ロバート「…でも、少し残念ですよ。
 龍虎王を始めつとする超機人とガンエデンの関係も彼女なら何か知っていると思ったんですがね」
エリ「それは無理な話だわ。神子だった間の記憶は彼女から失われているんですから」
ロバート「確かに超機人はバラルの園での戦いで失われてしまいましたが、心配は要りません…!
 地球を守ったアガートラームズは解散こそしたものの、その戦士達は各地で任務に就いています。
 このテスラ研にもそれぞれの機体の調査のために甲児とゲッターチームが来てくれていますし…
 何よりももうすぐ鋼機人が本当の意味で完成しますしね」
エリ「しかし…」
ロバート「…例の偵察機の件ですか?」
エリ「ええ…」
ロバート「前大戦終結から数週間…地球圏各地で目撃されている所属不明の機体…」
エリ「政府軍の呼びかけにも応じず、離脱していくということは…」
ロバート「考えるまでもなく敵…。それも識別信号を出していないことからも十中八九、異星人のものでしょう…」
セルシア「…新たな戦いの火種はそれだけではないようです…」
ロバート「え…?」
セルシア「政府軍に何か動きがあるようです。これまで以上に急激な軍備拡張をしている部隊があるという話を耳にしましたし…」
ロバート「しかし、宇宙と地球が和解した今、政府軍が動くような事態があるなんて…」
セルシア「………」
ロバート「どういう理由があるにしろ、ちょっと納得できない話ですよ…
 あれだけの戦いを経てきたのに軍が事を荒立てようとするなんて…」
エリ「でも…」
ロバート「え…?」
エリ「…人間というのは争いを好む性を持った生き物かも知れませんね…」
ロバート「安西博士…」
突如テスラ研特有の警報が辺りに鳴り響く。
エリ「これは…!?」
ロバート「未確認飛行物体の接近…!」
政府軍兵「オオミヤ博士、安西博士! 所属不明の機体群がこちらに接近中です! 早く避難を!」
ロバート「甲児達は!?」
政府軍兵「周辺のパトロールに出たままです。帰還までには時間がかかります」
ロバート「こちらのシフトの裏をつかれたか…」
セルシア「オオミヤ博士…」
ロバート「整備班にスクランブルを! 鋼機人を…鋼の龍虎を出します!」

サブシナリオ01「機械仕掛けの守護獣(ガーディアン)」

☆味方初期
轟龍改(クスハ)
雷虎改(ブリット)

クスハ「轟龍、起動! T−LINKコンタクト開始!」
ブリット「雷虎、起動よし!」
クスハ「各システム、オールグリーン!」
ブリット「来るぞ、クスハ!」

★敵戦力
???(ヨエラ)×4

クスハ「あれは…!」
ブリット「例の魚型の偵察機か!」
クスハ「ついにテスラ研までやってくるなんて…!」
ブリット「しかも、偵察だけで済ます気はなさそうだ」
クスハ「うん…!」
ロバート「クスハ、ブリット! お前達の鋼機人、轟龍改と雷虎改は改良を終えたばかりだ!
 何が起きるかわからないが今は…」
クスハ「わかっています、オオミヤ博士!」
ブリット「アガートラームズが生命を懸けて守った平和です。それを乱す奴らが来るならば…俺達を相手をするまでです!」
ロバート「頼むぞ、二人共!」
ブリット「行くぞ、雷虎! お前の力を見せてくれ!」
クスハ「轟龍もお願いね!」


クスハ「敵機補足! 攻撃を開始します!」
エオニア戦役でもその勇姿を見せ付けた鋼機人。
だが、その戦いを乗り越えてかの者は力を蓄えつつあった。
謎の魚型アンノウンをいとも容易く撃破した二人。

ブリット「片付いたか…」
クスハ「でも、ブリット君…あの偵察機って…」
ブリット「ああ、どこかで見たことがあるような気がする」

★敵増援
???(ヨエラ)×6


ブリット「増援か!」
クスハ「行くわよ、轟龍! 相手が誰であろうと、私達は負けないもの!」
???「ちょっと待った!」

(BGM:魔神見参!)
☆味方増援
マジンカイザー(甲児)
ビューナスA(さやか)

さやか「遅くなってゴメン、クスハ、ブリット!」
ブリット「甲児! さやか!」
甲児「やいやい、サカナ野郎! テスラ研は俺にとっちゃ第二の母校みたいなもんだ!
 それを狙うってんならこの兜甲児様とマジンカイザーが相手になってやるぜ!」

★敵増援2
???(ヨエラ)×4

クスハ「また増援!?」
甲児「心配はいらねえぜ、クスハ!」
竜馬「チェェェェンジ! ゲッタァァァァァ1!!」

(BGM:DRAGON)
☆味方増援2
新ゲッター1(竜馬、隼人、弁慶)

クスハ「ゲッターチーム!」
竜馬「俺達が来たからにはもう心配いらねえぜ!」
隼人「フ…そいつがオオミヤ博士ご自慢の鋼機人か」
弁慶「轟龍改に雷虎改……頼りになりそうな面構えだぜ」
ブリット「リョウ! そっちに向かった奴らの相手は任せる!」
竜馬「任せとけ! テスラ研の調整のおかげでゲッターも気合が入ってるからな! ヤツラにゲッターの力を見せてやるぜ!」
甲児「覚悟しろよ! 地球最強の二大魔神がてめえらの相手をしてやるぜ!」
クスハ「ブリット君!」
ブリット「わかっているさ、クスハ! 俺達と鋼機人もあいつらに負けてはいられない!」

◇戦闘台詞
甲児「カイザーの調整でテスラ研に来てみたら、生きのいいサカナ野郎が暴れてやがるじゃねえか!
 ちょうどいいや、腕がうずうずしてたところだ! 3枚におろしてやるぜ!」

竜馬「おまえらが何者かは知らねぇが、好き勝手にはさせねぇぞ!」
隼人「ゲッターの調子は上々だ。弁慶、そっちはどうだ?」
弁慶「おお、全開でやってくれてもかまわねえ!」
竜馬「よし! いくぜぇ!!」


甲児「へへ…チョロいもんだぜ!」
さやか「でも、こいつらって何者なのかしら…」
隼人「それについてはオオミヤ博士が調べてくれるだろうさ」
竜馬「他の地域でもこいつらの襲撃を受けているかも知れねぇ…」
隼人「…だが。まずは状況の整理が必要ってことだ」
弁慶「図らずも轟龍改と雷虎改のテストも済んだしな」
クスハ「………」
ブリット「クスハ?」
クスハ「何だか…イヤな予感がする…」
イルイ「………」
(MAPクリア)

テスラ・ライヒ研究所 格納庫
イルイ「クスハ…」
クスハ「どうしたの、イルイちゃん? そんなに怯えて…」
イルイ「………」
クスハ「目の前で戦闘があったんだものね。やっぱり怖いわよね…」
イルイ「…クスハは怖くないの?」
クスハ「…怖いわ…」
イルイ「え…」
クスハ「でも、ブリット君や甲児君達もいるし…
 何よりテスラ研にいるイルイちゃんやロバートさん達を守らなくちゃって思って…」
イルイ「ありがとう、クスハ…」
クスハ「もうちょっと待っててね。こっちの用事が片付いたら、一緒にお風呂、入ろうね」
イルイ「うん…」
クスハ「………」
ブリット「イルイ…様子がおかしかったな…」
クスハ「うん…」
セルシア「その間の記憶はなくても、あの子は自分がガンエデンの神子であった事を忘れていない…
 だからこそ、戦いを嫌い、そして同時に戦いを恐れるのかもしれせんね」
クスハ「セルシアさん…」
セルシア「神子となったのは彼女の責任ではないのにね…」
隼人「だが、だからといってそれで全てが許されたわけではないことをイルイはわかっている…」
弁慶「それに耐えているんだな…あの小さな身体で…」
甲児「…くそ…! せっかく手に入れた平和とイルイの安らぎを乱そうとするのは、どこのどいつだよ!」
ロバート「それについてだが、地球圏各地で例の偵察機が攻撃を開始したとの報告が入っている」
さやか「オオミヤ博士…」
ロバート「君達の故郷である日本にも現れたそうだが、こちらはライ達とグレートマジンガーに光珠達が片付けた」
甲児「当たり前だぜ! 鉄也さん達が、あんなサカナ野郎に負けるはずねえ!」
竜馬「んで、俺達はどうすればいいんだ?」
ロバート「元々君達はマジンカイザーとゲッターの調整のために、このテスラ研に来たんだ…
 それぞれが所属する光子力研究所と早乙女研究所からの指示に従うべきだろう」
さやか「わかりました」
ブリット「皮肉なものだな…。鋼機人の完成と合わせて、新たな敵がやってくるなんて…」
クスハ「そんなこと言わないで、ブリット君。こういう時には敵の襲来に鋼機人の完成が間に合ったって思わなくちゃ」
ブリット「そうだな…。…ありがとう、クスハ」
クスハ「どういたしまして」
ロバート「どうしました、安西博士?」
エリ「アリゾナからSOS通信です! 発信者は統夜君です!」
隼人「統夜達からか…!」
弁慶「だけどよ、あいつらなら今日のサカナが何十匹来ようとビクともしないだろうぜ…!」
ミチル「考えられる結論は一つ…!」
竜馬「あれ以上の敵がアリゾナに現れたということか!」
甲児「行こうぜ、みんな! アリゾナなら、ここからそう遠くはない!」
ロバート「すぐに輸送機を手配する! みんなは出撃に備えてくれ!」
ブリット「了解…!」
クスハ(また戦いが始まる……でも、何だろう…さっきから感じる胸騒ぎ…これって…何…?)


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