アルトネリコ中枢・封印の間の入り口…

「シン、皆。そろそろお別れの時だね」

キラがシン達に向かって最後の話をしていた。
シン達の活躍を見届けた彼の身体は少しずつ光になりかけている。

「最後に、いいものを見せてもらってありがとう…」

「キラさん…」

「そんな悲しい顔をしないで。僕は今とても幸せだよ。君の様な人にあえて、数百年生きた甲斐があったから。
ラクス…これか…は、きみだけの未来……色々あるかもし…い…ど…幸せに生き……れ」

一部が音とならず、辛うじて聞こえる言葉を最後に、キラはその姿を光に変えて天に召された…

「キラ…心安らかに…そして、ありがとう…」

ラクスは、涙をその瞳にあふれさせながらも、笑顔で彼を見送った。




タクト「これで…ネェル・グノーシスの件は落着したな」

ブレス「そうだな。ヒトとレーヴァテイルの共存という新たな課題が提示されたという問題もあるが…」

マリュー「彼女ら以外に…オーブの人々の中にも、レーヴァテイルとして生きている人がいるかもしれません。
 ですが、ナチュラルとコーディネーターとの共存が成されている今、レーヴァテイルとの共存も成し遂げられると信じています」

ギャラクシーコンボイ「それは我々も同じだ。クロノ・クェイクの後から共に生き延びた仲間なのだからな」

タクト「……そろそろ、俺達も果たすべき事をやらなきゃな」

F.UC.99年9月14日、航海日誌…

アルトネリコ奪還作戦を成功させてネェル・グノーシスとの戦いも終わり、約1ヶ月がたった。
長丁場な戦いで皆ヘトヘトだったし、
機体も船も損傷が激しかったからその修理に追われる日々…。

あの戦いの元凶だったフレイさんは今、いずこかへと姿を消している。
時間が必要だということはなんとなくだけどわかっていたからシン達も何も言わなかった。

その間にも色々な事があった。
アラド達が救出したオウカさんという人が目を覚まして大喜びしたり…
アディさんが瞬兵達に誘われてVARS(ゲームの方)をやり始めてみたり等々…

あと最近になって知ったのだが、地球と同じ年号なら今月の16日は悠吾の誕生日だ。

といっても、前日になる明日…エルシオールはガイエン星系にの調査に直接赴く日。
つまりギャラクシィ・ユニオンズから離れる日だ。
悠吾とマリスもそれに同行するらしく、誕生日を祝える暇もないっぽい。

おまけに当の悠吾は最近のどの調子が悪いとか言ってた。
ひょっとすると声変わりの時期なのか?

なにはともあれ、こういったありふれた幸せを守れるようになったら、
俺自身の幸せもほしいもんだ…と

ブレス「…しっかし、ひどい日誌だな」

カズマ「っと、親父! どうして、こんなところにいんだよ!?」

ブレス「あ〜…ミヒロとキャレットが艦内の大掃除をするって張り切ってな…」

カズマ「で、追い出されたってわけか。俺と同じかよ…」

ブレス「前から思っていたが、お前の日誌…日誌と言うよりもただの日記だな」

カズマ「それは親父が好きに書けっていったせいで…」

ブレス「いや、それでいい…。思い出を残しておくってのは大事な事だからな」

親父…とカズマは驚きを隠せない。

ブレス「カズマ…ユウミを…母さんを覚えているか?」

カズマ「いや…母さんが亡くなったのはガキの頃だし、もうほとんど記憶はねえ…」

ブレス「すまんな、あの時は…。母さんが死んだのは艦長である俺の判断ミスだ…
 あの戦い…ユウミだけでなく艦内にあったユウミの写真や記録も全部なくしちまったな…」

カズマ「親父が謝ることじゃねえよ。悪いのはトレイラーを名乗りながら宇宙海賊をやってた奴らだ
 救難信号を使って俺達をおびき寄せるなんて卑怯な手を奴らが使わなければ母さんは…」

ブレス「………だが、それでわかったよ。人は失っていくものを忘れないために思い出を何かに残しておくべきだってな…」

カズマ「それが俺に日誌をつけさせてる理由か…」

ブレス「…シズマはメタ・ファルスの中で母さんに再会したそうだ…」

カズマ「親父も母さんに会いたいのか?」

ブレス「まあな…。何て言ったって母さんは俺がコロリといっちまうほどの美人だったからな」

カズマ「へえ…そいつは初耳だ」

ブレス「だが、当時の母さんは極端に恥ずかしがり屋でな…亡くなった親父さんの跡を継いでトレイラー稼業を始めたんだが、
 普段はずっとフードを目深にかぶっていたんだ」

カズマ「もしかして、親父が海賊稼業から足を洗ったのって母さんと関係しているのか…?」

ブレス「…俺はあの日、ファルマーズから例のクリスタルをファルガイアへ運んでいる最中だった…
 法外な通行税をぶっちぎるためヴァルストークはステルスモードで航行していた。
 大河達の追跡を振り切った後で俺も疲れていたんだろうな…その時、居眠りをしちまったんだ」

カズマ「いくらオートクルーズでもそれってマズいぜ…」

ブレス「その通り。ヴァルストークはトレイラーの艦とニアミスを起こしちまった。
 で、そのトレイラーシップの艦長がユウミ…お前の母さんだ」

カズマ「す、すげえ偶然…!」

ブレス「こっちは倉庫に穴が空いて積荷はパー。若造だった俺は自分のミスを棚に上げて相手の艦に怒鳴り込んだ…が、
 そこでお前の母さんに一目ボレしちまって、そのままトレイラー稼業を始める事になったんだ」

カズマ「待てよ…。どうしてフードを目深にかぶった女に一目ボレできたんだ?」

息子の問いに父親はすっぱりと言う。

ブレス「勘だ…というより、運命だったんだろうな」

カズマ「くせえセリフを息子の前で言ってんじゃねえよ…」

ブレス「だが、本当の話だ。事実、向こうも同じように考えたらしく、フードを取ってくれた。
 そこに待っていたのは絶世の美女だったってわけだ」

カズマ「そう言や、前に大河長官が当時のスペースマンはみんな母さんの事を知ってるって言ってたが…」

ブレス「素顔を隠した女渡り鳥だからな。そりゃ話題になるさ」

若干テンションがあがり始めているブレスはそのまま話を続ける。

ブレス「その下には美人さんとなりゃかっさらった海賊の俺にはやっかみが集中するってわけさ。
 そんで、この一件で俺に付けられた通り名が『タカの目』だ。女の目利きはばっちりだって事でな」

カズマ「な、何だそりゃ!? そんな情けないオチなのかよ!」

タカの目のあだ名の真実にショックを受けるカズマ。

ブレス「ちなみにユウミの親父さんの片腕で後見人をやっていたガレントは…
 いきなり愛の告白をした宇宙海賊をぶん殴ったって事で『鬼の腕』って呼ばれるようになったんだ」

カズマ「…空いた口がふさがらねえよ…だが、一つわかったぜ。
 親父がそこまで母さんにぞっこんだってのを知ってたから…大河長官は親父の隠し子説を完全に否定したってわけか」

ブレス「まあな。ちなみに大河はともかく火麻の奴は当時かなり悔しがってたらしい。
 そんなわけで、あのチューリップクリスタルってのは俺にとっても思い出の品なのさ」

カズマ「…確かにそんなオチじゃみんなの前で話したくないってのも理解できるぜ…ん?
 でも、どうしてチイ姉やミヒロにも内緒なのに俺に話したんだ?」

ブレス「…デュオの話じゃないがお前もそろそろ一人前だと思ってな…」

カズマ「親父…」

ブレス「魔族との戦いでもヴァルガードを見事に操縦していたしアルトネリコからも無事に帰還できた。
 こうなったら、もう誰もお前を小僧扱いしないだろう」

カズマ「ら、らしくねえぜ、そういうしんみりムードはよ…!」

ブレス「トレイラー心得、老いては子に道をゆずれ…」

カズマ「それが嫌なら老いるな、だろ?」

ブレス「その通りだ。ヴァルガードはお前に任せるが…ヴァルストークのキャプテンは俺だからな」

カズマ「って言うけどよ…あれから何度もフォーメーションを試してみたが…キャレットの奴、ウンともスンとも言わないじゃねえかよ」

ブレス「…その事だが、一つ気になる事がある…ヴァルストークとヴァルホークの隠された機能だがな…あれは全て俺の夢なんだ」

カズマ「どういう事だよ?」

ブレス「ヴァルストークの連携攻撃と合体システム…あの二つはヴァルホークが完成した時からこんな機能があったら面白いなと思っていたものだ。
 どういうわけか、それが実装されていたって事になる」

カズマ「お、おい…まさか、この世界が親父のドリームワールドだって言うんじゃねえだろうな…!?」

ブレス「だから、俺も気になっているんだ…だが、あのアリアはヴァルストークを知っていたようだ」

カズマ「あいつ…シズマが言っていた『知の記録者』って奴なのかな…」

ブレス「長官達はアリア達の一団を『ザ・データベース』と呼ぶ事にしたそうだ」

カズマ「ザ・データベースか…。シズマ達を調べたり、プラネットフォースを欲しがったり…いったいあいつらは何者で何がしたいんだよ…」

ブレス「全てはこれからの話だ…もうすぐオービットベースに到着する。その後は…」

カズマ「魔族の本拠地を探し出してぶっ叩く! へへ…腕が鳴るぜ!」

ブレス「フ…腕は一人前でも、そこらはまだまだ小僧だな」

カズマ「ちぇ…誉めたり、落としたり随分と勝手なもんだぜ」

ブレス(だが、だからこそお前はまだ伸びる…。期待しているぞ、カズマ…)



カズマ「そういえば、明後日は悠吾の誕生日なんだが…今からプレゼント考える暇ないよな」

ブレス「フッ…甘いな息子よ。家族の誕生日は把握するモノだ」

カズマ「そりゃないぜ…って家族?」

ブレス「ああ…もう数カ月になるだろうな。あの二人の出会いは」

カズマ「そうだな…俺達がデュオ達の依頼を受けてすぐに出会って…結構一緒に戦ってきたな」

ブレス「あの二人は、地球から離れて久しい…俺達があいつらの新しい家族(ファミリー)になってやろうかと思わんか?」

カズマ「…それいいかもな! だったら、プレゼントはアレに決まりか?」

ブレス「ああ。ガレントに頼んでもうこっちに届いている。後は渡すだけだ」

カズマ「そっか……ちょっと待て、それは姉ちゃん達に伝えたの?」

ブレス「ああ。伝えてないのはお前とミヒロだけだ」


カズマ「そ……そりゃねーよ親父ぃ!!」




オービット・ベース…

タクト「…アーヴィングさん。暫くお世話になりました」

アーヴィング「ああ。こちらこそ…さみしくなるな」

タクト「はい…ですが、ここでこれ以上の進展が望めない以上エルシオールで直接調査に向かうしかありません」

アーヴィング「わかっている。我々の戦力も君たちに預けることだしな」

レスター「ドラグナー隊とトリプルJ9、そして悠吾とマリスがエルシオールに同行…」

大河「アークエンジェルとボルテールもオーブに一旦帰還する…ギャラクシィ・ユニオンズの戦力低下は避けらられないな…」

サンドマン「だが、我々にはまだ他にも仲間達がいる。暫くはそれぞれの戦場で戦う時だろう」

タクト(それに…地球からの通信で気になることがあるしね…)

そんな会話をしている中、二人の女性がオービット・ベースに入ってきた。


???「失礼します」

大河「君達は?」

パピヨン「ご挨拶が遅れました。私はパピヨン・ノワール…シャッセールの所属です」

アーヴィング「シルヴァラントの対特殊犯罪組織シャッセ−ルのパピヨン君か…。噂は色々と聞いている」

パピヨン「この度、GGGに出向になり雷牙博士と共にオービットベースの留守を預からせていただきました」

未知「ARMSのアーヴィング司令ですね。はじめまして。私は神先未知…FCE情報局専属の研究員でしたが同じくGGGに出向となりました」

火麻「天才科学者プロフェッサー神先! その名はさすがに俺でも知ってるぜ」

未知「今回の出向は私から希望させていただきました」

サンドマン「君の出向を認めるとは…ギルドグラードマスターも随分と思い切ったものだ」

未知「その件なのですが、ギルドグラードマスターは息子のノエル氏と共に反対派を押さえ、自ら後押しをしてくださいました」

サンドマン「彼が…?」

アーヴィング(どうやら、あのサミットのおかげでFCE内部にも大きな動きがあったようだな…それでこそ行った甲斐がある)


猿頭寺「パピヨン…君が来てくれて嬉しいよ」

パピヨン「私もです、耕助…。ですが、再会を喜ぶ前に私は伝えなくてはならない事があります」

猿頭寺「君のセンシングマインドが何かを感じ取ったのかい?」

レディ「センシングマインド…?」

サンドマン「彼女の持つ能力だ。ある種の刺激によって、脳内におぼろげながら未来のビジョンが浮かぶそうだ」

大河「ちなみにパピヨン君とうちの猿頭寺君は恋人同士でもある」

レディ(センシングマインドの存在よりそちらの方が驚きだ…)

パピヨン「マイヤーズ司令…でしたね。エルシオールは明日出発なされるのですか?」

タクト「ああ。そうだよ」

パピヨン「その時を契機に、とてつもない事が起こる可能性があるかもしれません」

タクト「…どう言うことだい?」

パピヨン「感じ取れたのです。この旅立ちが、遍く世界で最後の戦いの幕開けとなる事を…そして、銀河の翼という言葉がビジョンに浮かびました」

タクト「銀河の翼…紋章機の翼は天使の翼といったほうがしっくりくるけど…その言葉、とどめておくよ」






翌日…ヴァルストーク格納庫。

そこには、ハッチの前で直立しているリヴォウルト・エンジェリアン。その足元には悠吾とマリスが乗り込む準備をしていた。

悠吾「忘れ物はないよね、マリス」

マリス「ええ…これからはまたエルシオールの世話になりますが、さみしいです」

悠吾「うん…」


ブレス「悠吾、マリス」

感傷に浸っている二人に、ブレスがやってきた。

マリス「艦長さん…」

ブレス「はははっ。そんな悲しい顔をするな…これが今生の別れというわけじゃないんだからな」

悠吾「うん…」

カズマ「親父の言うとおりだぜ!」

悠吾「え…あれ?」

悠吾が改めて見渡してみると、ヴァルストークファミリー全員が集合していた。

シホミ「悠吾ちゃん、マリスちゃん…実はね、とっておきのプレゼントがあるの」

悠吾「とっておきの…」
マリス「プレゼント?」

アカネ「ほらカズマ! ミヒロも!」

カズマ「プレゼントってのは…これさッ!」

そう言ってカズマとミヒロがそれぞれ悠吾とマリスに渡したのは、カズマ達が来ているヴァルストークファミリーのジャケットだった。

悠吾「このジャケット…」

ブレス「これを着る者はヴァルストークファミリーの一員である証…お前さん達二人は、俺達の家族だ!」

マリス「…艦長さん…!」

シホミ「アルトネリコ戦の後、ガレントに頼んでもらったの。マリスちゃんのはちょうどぴったりのはずよ」

アカネ「悠吾はまだ背が伸びそうだから、少しサイズを大きく作ってもらったんだ」

ホリス「本当は、誕生日プレゼントとして渡そうと思ってましたが…エルシオールの出発に間に合う様、今渡そうと決めました」

悠吾「そうなんだ……ありがとう…」

1日早くだが、思いがけない誕生日プレゼントに悠吾は感極まって泣きかけている。

ブレス「君達二人には随分と助けられた…今度は俺達がお前達の支えになってやりたいと思ってな。

 たとえ離れ離れになろうと…いずれ地球に帰ることになろうとも、俺達は家族だ」

ミヒロ「あの…二人にお願いがあるの」

マリス「どうしたの? ミヒロちゃん」

ミヒロ「…二人の事を悠兄ちゃんとマリ姉ちゃんって呼んでいいかな?」

マリス「ふふっ…もちろん大歓迎! そうですよね、悠吾」

悠吾「うん、勿論だよ」

ミヒロ「ありがとう!」

カズマ「へへ…よかったな、ミヒロ」

ミヒロ「うん!」

悠吾「…それじゃ、僕たちは行くね」

カズマ「ああ…元気でな」


二人はそれぞれヴァルストークファミリーのジャケットを身に纏い、リヴォウルトに乗り込んだ。

マリス「各システム、オールグリーン!」
悠吾「…飛べぇ! リヴォウルト!」

急ごしらえで取り付けたサブシートに乗り込んだマリスの確認を受け、口癖となりつつある出撃の言葉と共に、リヴォウルトはヴァルストークから飛び立った。


ミヒロ「悠兄ちゃん! マリ姉ちゃん! 元気でね〜!」

第25話(第1部最終話)
「終わらない明日への創造詩-メタファリカ- 後編」

☆味方初期
エルシオール(タクト、レスター、アルモ、ココ、ウォルコット)



ファルガイア衛星軌道上…そこにはエルシオールとバクシンバードが静かにたたずむ。

先程アークエンジェルとボルテールもそこにいたのだが、一足先にオーブへクロノ・ドライヴを行ったばかりであった。

そこに、リヴォウルトが現れる。

タクト「悠吾、マリス…挨拶は終わったかい?」

悠吾「はい。直ぐにエルシオールへ着艦します」

悠吾は慣れた手つきでリヴォウルトを操縦し、エルシオールの拡張デッキへ無事着艦させた。


マリス(いよいよガイエン星系へと向かう…つまり、ヴァル・ファスクとの本格的な戦いが始まる…その時ならきっと)


ケーン「二人とも、そのジャケットは?」

悠吾「これはブレスさん…父さんがくれたんだ。僕とマリスはもう家族だって…」

ケーン「そっか。なら大事にしてやらねぇとな」

マリス「あ。そうだ…プラート大尉」

マイヨ「どうした?」

マリス「私なりに考えたファルゲンの改良案、そっちにデータ転送しておきます。クレータさんにかけ合えば…」

マイヨ「すまないな…私の愛機も、改良が必要なところだ。前線指揮能力の強化が一番の課題だな」

ライト「その改良案が通ったら俺達ドラグナー3機の機能全部入りな万能機ができるんだろうな…」



タクト「さて…これで準備はいいな」
レスター「ああ。これで本懐を成し遂げられる」

タクト「それじゃ…エルシオール、クロノ・ドライブ開始準備! 目標、ガイエン星系!」

ココ「了解! クロノストリング・エンジン、出力上昇!」

アルモ「ドライブゲート、展開開始!」

ココ「航路確保、完了!」

アルモ「周囲の反応……あっ!」

レスター「どうした!」

アルモ「こちらに接近する物体あり! 数は1!」

タクト「何だってッ!?」


★敵戦力
ダルク・トワイライト(ランツ)


ランツ「天使達よ…ここがお前達の羽散らす場所だッ!」

突如として現れたのはランツ駆るダルク・トワイライト。その両腕には、どこかで見たことがある漆黒の砲が構えられていた。

悠吾「あの武器は…!」

マリス「まさか…ブラックホールキャノンッ!!」

ランツ「ターゲットロック…ファイアッ!」

ダルク・トワイライトから放たれるは漆黒の槍と見紛う重力の弾丸。それはエルシオールの紋章機格納庫すれすれを掠める。

だが、掠めた弾丸の軌跡からとてつもない重力の衝撃波がエルシオールを殴り付けた。

その衝撃波によって船体を揺さぶられ、各々に悲鳴が上がる。

ココ「きゃああっ!!」

レスター「ぐっ…! 被害状況は!」

アルモ「せ、船体各部にダメージ! 紋章機格納庫ハッチのシステムがダウン!」

タクト「やられた…これじゃエンジェル隊を発進させられない…!」


ランツ「発射時の衝撃で射線軸が僅かにぶれたか…ならば、直接手を下すのみ!」

悠吾&マリス「そうはさせないッ!!」


☆味方戦力
リヴォウルト・エンジェリアン(悠吾、マリス)


ミルフィーユ「悠吾くん! マリスちゃん!」

悠吾「ここは僕達に任せて、マイヤーズ司令は行ってください!」

タクト「…わかった」

レスター「おい、タクト! あいつらまで残るとなると戦力的にも厳しいぞ」

タクト「だが、現状打破できるのはあの二人しかいない。それに…あの二人にとってはこれがラストチャンスなんだ…!」

レスター「…わかった。エルシオールはこのままクロノ・ドライブを開始する!」

アルモ「了解! 防御フィールド展開、シフトアップまで残り5分!」

タクト「悠吾、マリス…5分間だけ時間を稼いでくれ。それと、絶対助けるんだ」

悠吾「わかった!」

レスター「たのむぞ…!」


ランツ「やはり最後まで立ちはだかるのか…」

マリス「もう間違いない…今度こそルナ兄さんを…!」

悠吾「わかってる! まずは動きを止めて、それからとりついて見せる!」


ランツ「マリス…ぐっ!」

突如頭痛に襲われるランツ。その脳内には、あるヴィジョンが浮かんだ。

それは幼き少女の笑顔、そして少女の左腕に刻まれた不思議な模様…
それは、ヴァル・ファスクとは異なる模様が刻まれた自らの左腕と合致していた。

ランツ(なんだ…今のは…)

自分が引き裂かれそうな感覚に襲われたランツは、ヴァル・ファスクの力を用いて機動兵器を呼び寄せる。

★敵戦力2
[ミロンガ(戦闘用スレイヴ)×2]×6
[ラムス・ジオ突撃艦、リュンピー×2]×3

ランツ「マリスとやら…お前は、一体何なんだ!?」


◇勝利条件
ダルク・トワイライトのHPを20%以下にする

◆敗北条件
リヴォウルト・エンジェリアンの撃破、エルシオールの轟沈、ダルク・トワイライトの撃破


戦闘セリフ
悠吾VSランツ
マリス「兄さん! もうやめて!」
ランツ「何故だ…何故貴様は俺をそう呼ぶ!」
マリス「忘れるはずがないわ! ずっと一緒にいてくれたその声を…そして私と同じ左腕を!」
ランツ「ッ!?」
マリス「その左腕に刻まれた模様は、私達の故郷の一族だった証! 私達兄妹だけの絆の証なの!」
ランツ「ぐっ……黙れぇ!!」

悠吾「黙るもんかッ!」
マリス「悠吾…?」
悠吾「何度でも言ってやる! あんたはマリスのお兄さん…ルミナス=クラウゼンなんだ!
 あんたのそのヴァル・ファスクの記憶は、ヴァル・ファスクが施した偽りの記憶ッ!」
ランツ「ぐぐぐっ…!」
悠吾「もうこれ以上…マリスを悲しませるなぁッ!!」



周囲を取り囲んでいたヴァル・ファスクの戦力を全滅させ、残るはランツのダルク・トワイライトのみ。

度重なる悠吾とマリスの呼びかけに、ランツは突如苦しみに耐えかねて雄たけびを挙げる。

その叫びが途切れるないなや、突如として静寂が訪れた。そして……


ランツ「……ま…マリス?」

マリス「に、兄さん? 兄さんなのッ!?」

ランツ「俺は…一体…ッ!」

どうやら正気に戻ったらしく、とげとげしい者の言いがなくなった声がマリスの耳に聞こえた。

その声を聞き、マリスの顔が喜びと泣き顔が混ざり合ったように崩れる。だが…

ランツ「ぐ…ぐわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

突如としてダルク・トワイライトが動き出し、ランツ…いや、ルミナスの動きを封じてゆく。

悠吾「な…何が起こったんだッ!?」

マリス「兄さん! ルナ兄さんッ!!」

さすがのマリスも、動揺して的確な判断ができずにいる。

そして、ダルク・トワイライトは奇襲時に使用していたブラックホール・バスターキャノンを再び構える。

ルミナス「V………コントロールが…バック………アを起こして制御され…のか」

悠吾「このままじゃ…エルシオールがシフトアップする前に撃たれる…ッ!」

悠吾は進退きわまった現状を認識し、そして決意する。

悠吾(僕は…エルシオールも、ルミナスも絶対に救って見せるッ! もう誰も死なせはしない…だからッ!)


「飛べぇッ!! リヴォウルトォッ!!」

その叫びは、今までの悠吾が発した度の叫びよりも大きく、強く響いた。


そして、その叫びは…リヴォウルトに届いた。


リヴォウルトのカメラアイが煌めき、突如として光を放ち始める…さらに機体の各部から装甲が展開され、その姿をワイルドに変えてゆく…

そして、その背中には白銀に輝く巨大な翼が現れたッ!


リヴォウルトの変貌に、タクト達も、悠吾とマリスも驚きを隠せなかった。

タクト「まさか……アレが彼女の言ってた…"銀河の翼"なのか……?」

レスター「時間だ! シフトアップ!」

ココ「了解!」

タクトが発した言葉に応える者はなく、エルシオールはクロノ・ドライブを開始。彼方へととびだった。

そしてこの宙域には、ダルク・トワイライトとリヴォウルトの2機のみ。

マリス「……メビウス・リアクターの限界突破形態……こんな能力があったなんて…」

悠吾「この力…未来を繋ぐために使うッ! しっかりつかまって!」

驚愕するマリスをなだめながら、悠吾は青白く輝くリヴォウルトを動かす。

それは人間らしく、更に常識を逸した機動でダルク・トワイライトへと接近する。

マリス「アレがヒュッケバインと同じなら…制御系は頭部に集約されてるはず!」

悠吾「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」

もはや一閃の光その物となったリヴォウルトはまさに一瞬にしてダルク・トワイライトの首を斬り頭部を斬り飛ばした。

それと同時に、ダルク・トワイライト…嘗てのヒュッケバイン008Rはその生涯をようやく終えることとなった。


リヴォウルトはその光を放つのをやめ、翼も消えうせた。

悠吾「……マリス。行ってきなよ」

マリス「ええ…」

悠吾はマリスを促し、マリスはヘルメットをセットしてコクピットから外に出た。

そして、ヒュッケバイン008Rのなれの果てである機体のコクピットを強制展開させる。

その中には、マオ社のパイロットスーツを身に纏っていた青年がいた。

「マリス……」

「……ルナ兄さんッ!」

マリスは彼を力いっぱい抱きしめた。そして彼はこう答えた。

「……ただいま。遅くなってすまない…」

「もう…遅すぎです……何年も…何年も…ッ!」

こうして、二人は漸く再開することができた。その姿をみて悠吾は心の底から安堵する。

(よかった……もう、マリスは独りじゃない。本当の意味で……)

そう考えると、悠吾は少し憂鬱な気分になった。だが、自らの身に纏っているヴァルストークファミリーのジャケットを見てその気分を振り払う。

(そうだ…僕はもう一人じゃない!)


そんなことを考えていた最中、リ・ホームが現れる。

ロウ「悠吾! お前、エルシオールといったんじゃなかったのか!?」

悠吾「あ…それは、色々とあって」

リーアム「そんな話は後です! 今はそれどころじゃないでしょう」

悠吾「どう言うことッ!?」

プロフェッサー「カオス・フォースの奴らが本格的に動き出してきたのよ。ファルガイアの各地が襲撃を受けているわ」

悠吾「何だって!」

ロウ「俺達はメリアブール領担当だ。あんたも戦えそうならついてきてくれ!」

悠吾「わかった! あと、あの機体も回収して!マリス達もいるから!」



MAPチェンジ・メリアブール領の荒野

ロウ「まさか、マリスに兄がいたとはな…」

悠吾「話は後で。今は二人とも疲れてるだろうし…」

アーヴィング「リ・ホーム、聞こえるか!」

プロフェッサー「聞こえてるわ」

アーヴィング「してやられた…ッ! カオス・フォースの奴らが我がARMSの機動兵器を奪って逃走した」

リーアム「機動兵器…?」

アーヴィング「…新型のアークシリーズだ」

悠吾「何だって!」

アーヴィング「そして…バルクホルツ博士達も襲撃に巻き込まれて……惜しい人を亡くしてしまった」

樹里「そんな…!」

悠吾「…僕が追いかける。マリス達をお願い!」

ロウ「ああ、わかったぜ!」



アーヴィングから通信で得た追跡データをもとに、単独で追っている悠吾。

その先には、何か施設の様なものがそびえ立っていた。


悠吾「ここは……」

周囲を見渡してみると、アークシリーズらしき黒い機体とそれを護るようにいるカオス・フォースの機体。

さらにそれに相対しているように青い機体がいた。


悠吾「アレか……ッ!」

悠吾は追跡していた相手を確認するや否や、突如施設が胎動を始める。

悠吾「こ、これ一体…!」

突然の事態に戸惑ってる間にも、その胎動は激しさを増し、光が周囲を覆った。

悠吾「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」



そして、光が消えうせた後……周囲には何もかもが消えうせていた……




その頃…衛星軌道上、ヴァルストーク。

ブレス「急げ、ホリス! ヴァルストークならカオス・フォースに追いつけるはずだ!」

ホリス「了解です、社長! 今日は採算度外視でいきますよ!」

カズマ「ヴァルストークがさっきまで動かなかったのが不幸中の幸いだったぜ!」

シホミ「待って! 艦の進路上に何か来るわ!」

ヴァルストークがオービットベースから地上へと降りようとした矢先、それを阻むかのように大量のゼラバイアが立ち塞がる。

アシュレー「ゼラバイアか!」

カズマ「てめぇらにかまってる時間はねぇってのに!」

ヴァルストークから出撃するグランカイザーとグランディーヴァ。

斗牙「ここはアースガルツで食い止める!」

エイジ「ブレス艦長、行ってくれ!」

ブレス「すまん、ここは任せるぞ!」

シホミ「さらに何者かが接近! これは…!?」

更に別方向からイバリューダーの大群とラング、そしてオーガンが現れる。


アシュレー「イバリューダーも来たか!」

アカネ「オーガンもいる!」

ラング「ハハハハハハ、オーガン! ゼラバイアの大部隊を追ってきたら貴様にも会えるとはな!
 いい機会だ! ここでゼラバイアとまとめて貴様を葬ってくれる!」

オーガン「だが、やってみせる! これが私の最後の戦いになっても!」

ラング「できるかな、オーガン? イバリューダー有数の力を持つ貴様も度重なる戦闘でボロボロだ…ここが貴様の墓場だ!
 ゼラバイア共々、宇宙のゴミにしてくれる!」

オーガンはヴァルストークに接近してくる。そしてヴァルストークから、ナイトブレイザーが飛び出して来た。

アシュレー「オーガン!」

オーガン「ナイトブレイザー…お前にはまだ伝えたい事がある…」

ラング「甘いぞ、オーガン! 戦場で余所見をするとはな!!」

ラングは当然の如く砲撃をオーガンに加えた!

オーガン「ぬおおおっ!!」

アシュレー「オーガン!!」


さらに新型のゼラバイアがグランカイザーに猛攻をかける

斗牙「ぐぅっ…!」

ミズキ「斗牙! ここは合神したほうが…」

斗牙「わかった!」

すぐさま重力子フィールドを展開させ、合神を開始するアースガルツ。だが、新型のゼラバイアは俊敏にグランカイザーに襲いかかった。

エイジ達が気付いた時はすでに遅く、反発する何かに遮られ、重力子フィールドからグランディーヴァがはじき出された。

ミズキ「くっ……合体時を狙ってきたの!?」

斗牙「ぐわぁぁぁーーーーっ!!」

重力子フィールドが解除されて現れたのは、ゼラバイアによって四肢を拘束されたグランカイザーであった。

さらにグランカイザーの重力子エネルギーを吸収し、グランカイザーを侵食している。

それは、斗牙の肉体にとてつもない負荷がかかり、身を引き裂かれるような激痛を伴う事でもあった。

アシュレー「斗牙!」


ブレス「突破しろ、ホリス!! 今はどんな犠牲を払おうと前へ進むんだ!」

ホリス「了解!」

現状を鑑みて、今は非情な選択をするしかないブレスは苦虫をかみつぶした表情をしつつも、ホリスに命令を下す。

シホミ「待って、ホリス! ヴァルストークの進路上に何か来るわ!」

キャレット「!」

シホミが言ったことを確かめると、ヴァルストークの進路上に、銀色の巨大な機体が姿を現した。

アカネ「な、何なの、あれ!?」

カズマ「この状況で出てきたんだ! 敵に決まってるぜ! 親父! 奴は俺がかく乱する! その間に突破しろ!!」

ヴァルホークが単独で出撃してゆく。

シホミ「カズマちゃん!」

インファレンス「フン…不確定要素か…。まとめて排除する!」

ラング「むう!」

ラングはいやな予感を感じ取ったのか、すぐさま戦闘宙域から離れる。


その直後、銀色の巨大な機体から、紅い閃光が嵐となって降り注ぎ、ヴァルストークを中心に多くのイバリューダーとゼラバイアを破壊した。


琉菜「きゃああああああっ!!」

エィナ「こうなったら…!」

アシュレー「エィナ! 何をする気だッ!」

エィナ「ゼラバイアは、グランカイザーから重力子エネルギーを吸収しています。
 その表面に接触し、引き出されたエネルギーをGドリラーの重力子循環システムを介して増幅させ、
 逆にゼラバイアに撃ち込めば、グランカイザーを……斗牙さまを御救いできるかもしれません」

ミズキ「待って。戦いながらそんな複雑な事…」

エィナ「できます。私なら」

エィナが視線を上げた。その眼鏡の奥の瞳が、きらきらと内部から輝いている。

エィナ「――私は、サンドマン様に創っていただいた、人工生命体。プロト・グランディーヴァですから」

エイジ「え……!?」

エィナ「元々私は、グランカイザーを支援するための、人型サポートシステムだったんです。ずっと言いそびれていましたけど…」

アシュレー「まさか…やめるんだッ! アナスタシアのような悲劇を、繰り返させるわけにはいかないッ!」

エィナ「瑠菜さま、エイジさま……そしてARMSの皆さま…斗牙さまをお願いします」

斗牙「エィナ…駄目だ、エィナッ!!」

Gドリラーが重力子エネルギーを纏ってグランカイザーに突撃する。

ノイズに乱れる通信画面の中で、光に包まれたエィナが、髪を振り乱し、悲鳴をあげる。

エィナ「あああああああ―――――ッ……!」

エイジ「エィナ、やめろッ!」

瑠菜「エィナ、戻ってきて!」

そしてエィナは、次第に強くなる光の中で叫んだ。

「私のすべては、斗牙さまの為に……!」

次の瞬間、ドリルがグランカイザーの胸に突き刺さった。通信画面は光にあふれ、エィナの姿はその中に溶けるように消えてゆく。

「生きてください、斗牙さま……」

それが最後の言葉だった。

斗牙「エィナぁぁぁぁぁぁッ!!」

カズマ「くそおおおおっ! あの野郎をやらなきゃみんな、死んじまう!」

デュオ「カズマ、ムチャだ!! やめろーっ!!」

カズマ「ムチャでもやるんだよ! そうでなきゃ…」

インファレンス「おせえんだよ、ノロマがっ!!」

銀色の巨大な機体は先ほどの赤い光をヴァルホークに集中砲撃し、直撃させた。

大ダメージを受けてしまい、カズマがコクピットから放り出されてしまった。

カズマ「うわあああああっ!!」

ミヒロ「お兄ちゃん!!」

アカネ「カズマがコックピットから放り出された!」

ブレス「シホミ! キャプテンシートは任せるぞ!!」

シホミ「お父さん!!」

小型シャトルが放り出されたカズマの傍に寄ってくる。

カズマ「親父…」

ブレス「しっかりしろ、カズマ! 宇宙ではあきらめた奴から死ぬぞ!」

インファレンス「全ての要素はそろった!! 今ここに僕達の旅は始まるんだあっ!!」

アカネ「あいつ! また、あの攻撃をする気か!」

シホミ「お父さん! カズマちゃん!!」

アシュレ「うおおおおッ! これ以上、悲劇を繰り返させてたまるものかぁぁぁッ!!」

オーガン「ナイトブレイザー! お前を死なせはしない!!」

オーガンは銀色の巨大な機体に突撃して行く。

ラング「オーガン!! 傷ついた身体であれを…アンク・アタックを使うつもりか!!」

インファレンス「ハハハハハハハハハハハハッ!! 消えろよ、てめえらはーっ!!」

オーガン「うおおおおおおおおっ!!」

オーガンと銀色の巨大な機体は、お互いに全力の砲撃を繰り出す。それがお互いにぶつかり合い、ファルガイアの宇宙でまぶしすぎる光を生み出した。


カズマ「うわあああああああっ!!」

ブレス「カズマーっ!!」



そして……









オーガンは、傷ついたその体で…最期の時を迎えようとしていた。









美しい…

荒れた大地が広がりつつあるものの…

蒼き輝きを失っていない荒野の星…

そこに生きる人々の心…希望…

我等イバリューダーが失ったもの…


後は……頼む……


























F.UC.99年9月16日……

真夜中の宇宙で突如放たれた「長月の閃光」と呼ばれるこの戦いで、

ギャラクシィ・ユニオンズは壊滅的なダメージを受け、事実上の解散に追い込まれる事になる。


カオス・フォースの一斉行動により、ファルガイア各地では戦いが膠着状態に陥り、

ファルガイアの人々はいつ終わるとも知らぬ日々を生きねばならなくなった。


それは遠く離れた地球も同じであった。


この悲劇の日こそ、「ギャラクティカ・ラグナロク」と呼ばれる大戦の、本当の始まりなのである……


-第1部・完-











▽オマケ…
『ダルク・トワイライト』
ランツ・ク・ネヒト(ルミナス・クラウゼン)が操縦する機動兵器。実はテクネチウム基地にて消滅したのヒュッケバイン008Rのなれの果て。
嘗ての戦乱で滅ぼしたフューリーの技術とヴァル・ファスクの技術で改修を受けて変貌した機体である。
当時は人型兵器の有用性を探るという面がありながらも半ば道楽的な感覚で改修したらしいが、
皮肉にも本来のスペックを遥かに上回る代物となった。
重力制御をメインとする武装を施し、さらにヴァル・ファスクの力によって周囲の無人制御機を支配下に置くこともできる。

武装
バルカンファランクス
グラビトンセイバー
メガ・フォトンライフル
G・リープ・スライサー
ブラックホール・バスターキャノン

特殊兵装
G・テリトリーパワード
Vチップ・コントロール(アンチ・セキュリティ・バックファイア内蔵)


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