バルドーの影が消滅し、ベクタープレイ無も光の中へと消えた今、
プラネットフォースは何事もなかったかのように輝きを纏っている。

そしてプラネットフォースは、ギャラクシーコンボイの持つマトリクスの中へ、ゆっくりと吸い込まれていった。

ギャラクシーコンボイ「ベクタープライム…」

託された使命の重みが増え、さらなる決意を胸に秘めたギャラクシーコンボイ。


レイ「これでメタ・ファルスへ入ることができる」
シン「レイ……」
レイ「どうした? シン」

シン「……おかえり」
ルナマリア「……おかえりなさい」

レイ「ッ! ……ああ、ただいま」

シン「また…よろしくな」

カナード「…あいつらを見てると、まだまだ俺達も捨てたもんじゃねえな」
アスラン「ああ…」

シン「レイ、案内してくれ。ソフィアを救うカギの元に」

レイ「ああ。母さんが一度だけ人のために紡いだ詩を…謳ってあげてくれ」




メタ・ファルス中枢「アーモリー・ユニウス」…

アルトネリコの中枢にある封印と同じような形状をした区間がギャラクシィ・ユニオンズの眼前に広がっていた。
唯一つ違いがあるとすれば、扉にはその部屋に入るに値するかを選定する装置があることだ。
どうすれば入れるのかは、レイが教えてくれた。

レイ「この先に入るには、あのキラ・ヤマトと共に戦った赤き翼の魔剣士となる資格を持つ者と、
 "星詠(ほしよみ)の巫女"と呼ばれるレーヴァテイルの血筋が必要となる」

アスラン「星詠の巫女?」
ミーア「赤き翼の正義たる魔剣士と共に、メタ・ファルスの封印を施した者です」

カナード「……ここはぶっちゃけカンでいくか。そぉい!」

カナードは、機体ごとアスランとカガリを扉の前に無理やり押しだした。
(ギャグチックでもシリアス風でも好きなようにイメージしてください)

カガリ「ちょ…何するんだカナード!」
アスラン「ったく…何だ!?」

封印の装置…セキュリティのセンサーがアスランのジャスティスとカガリのストライクルージュノワールを透過する。

-ヒュムネコードサーチ…CAGALLI=YULA:LYUNE-
-SEEDMSPサーチ…2500474C:ALEX=DINO-

無機質な声が流れた後、封印の扉は静かに…そして厳かに開かれてゆく。

そして、その先にあるのは…アスランが乗っていたジャスティスガンダムに似て非なるモノ…
更にいくつものヒュムネクリスタルがずらりと並んで安置されていた。


アスラン「アレは…ジャスティス?」
カガリ「このクリスタルの数は……」

ミーア「……こここそ、ソフィアが生まれ…私たちによって封印されるまで居続けた場所…そして、あのMSこそ…
 アスランのジャスティスのオリジナル『インフィニットジャスティス』です」
アスラン「あれがオリジナルのジャスティスなのか!」
ミーア「はい…アスラン、貴方はおそらく嘗てのジャスティスのパイロット"アレックス・ディノ"の生まれ変わりなのかもしれません…ですが」

封印の間に鎮座しているインフィニットジャスティスが、突如ひとりでに動き出した。
そのカメラアイは、レイのレジェンドを見据えている。

アスラン「ジャスティスが…!」
ミーア「おそらく…ネェル・グノーシスであるレイを敵として認識してるのかもしれません」

モノを言わせず武器を構えようとするインフィニットジャスティス。
だが、そこから攻撃しようとはしなかった。

レイ「……俺もネェル・グノーシスだ。世界を脅かす存在かもしれん。だが…俺はこの命を、母さんを救うために使うと決めた!
 "紅き無限の翼を持つ正義の剣聖"よ…これが俺の答えだ」

レイの決意の言葉が封印の間に響く。
その答えが聞こえたのかどうかは解らないが、インフィニットジャスティスはがくんと膝をつき、その瞳の光を消した。

アスラン「機能を停止した…?」
カナード「おそらく、こいつの制御する機能が長い時間で限界が来ていたんだろう…」
アスラン「そうか…こいつは嘗てのパイロットがいなくなっても、ここを守り続けていたのか…」

カナード「ここまで劣化してるとなると、相当ガタが来てるだろうな。当時の技術の解析とオーバーホールを含めて今すぐは使えないか」


シン「レイ、この膨大な数のヒュムネクリスタルは…」
レイ「全部…母さんが作らされたモノだ。それも兵器としてのモノばかりの…」
ルナマリア「だけど、一つだけそうじゃないのがあるんでしょ」
レイ「その通りだ。たった一度だけ母さんが人のために謳った詩…"syec fluy elle polon"があるはずだ」
シン「セク…フリュイ……何だって?」
カナード「"セク フリュイ エル ポロン"だ。古代オーブのヒュムノス語で深い水の孤独…"深海の孤独"ってことか」

※現時点(2009年7月)、原作アルトネリコでのヒュムノス語にて海を意味する言葉はまだありません…元々海自体が無い世界でしたから

ステラ「……あれ」
突如ステラが一つのクリスタルを指さす。

レイ「そ、それだッ! だが、なぜわかった?」
ルナマリア「実はね…ステラはどうしてかソフィアの波長を感じることができるレーヴァテイルなの」
レイ「波長が似ているということか…ならば、このクリスタルをインストールするのも彼女のほうがいいかもな」

カガリ「で…誰がステラにクリスタルをインストールさせるんだ?」

その言葉に一同は戸惑いの沈黙をとる(ただしカナードとアスランとレーヴァテイル組は除く)

シン「え…それってどう言うこと? ただインストールすりゃイイって訳じゃ無いのか?」
カガリ「あのな…レーヴァテイルにとってインストールポイントは命に関わる重要なところで、信頼した相手にしか曝しちゃいけないんだぞ!
 あたしだって延命剤を入れてくれるのはアスランだけだって決めてるんだからなッ!」

シン「は、ハイ……」
ルナマリア「シンったらこんなところでデリカシーのない事を…私に"Reason"をインストールさせた時には気を使ってたのに…(涙)」
メイリン「お姉ちゃん…(ホロリ)」
頭を抱えるルナマリア。


閑話休題。


カナード「とにかく、この"syec fluy elle polon"を謳うのはステラ。インストールさせるのはシン…でいいな。ルナマリア」
ルナマリア「まぁ…仕方ないわよね。ステラが一番信頼しているのはシンだし…」
シン「わかった…」

こうして一旦それぞれの船に帰還し、ソフィアの詩が刻まれたヒュムネクリスタル"syec fluy elle polon"は
シンによってステラに無事インストールされた。
インストールを終え、カナード達と合流した時、ステラの瞳には涙があふれていた。

シン「ステラ! どこか痛むのか!?」
ステラ「ううん…大丈夫。この詩に込められた想いが私の中に入ってきただけだから…」
カナード「どう言うことだ…?」
ステラ「あの人は…生まれた時は心がなかった。人とレーヴァテイルが争っていた時にレーヴァテイルを倒すために。
 だけど、私と同じように心が生まれて……」
シン「な…それじゃあ…あいつもステラたちと同じ…」
レイ「母さんは、悲惨な人体実験の果てにこのメタ・ファルスの中に幽閉され、
 効率良く詩魔法を生み出す道具として扱われていたんだ…」
ミーア「そして人間を憎悪し、私達が戦わなければならなかったのです…」

カナード「クロノ・クェイクの直後の時代に起こった事らしいから、その歴史を証明するものはほとんど残っていない…
 だが、その時からの憎しみの連鎖は…今こそ断ち切るべきだ…!」


タクト「これで、ソフィア…じゃなかった。フレイを救うための準備は整ったってことか」
ミーア「はい。私たちが詩を謳い、フレイの想いを受け止める番です」
ブレス「では急ごう。レーヴァテイルを巡る悲劇に終止符を打つ為に!」
マリュー「アークエンジェル発進! 目標、アルトネリコ中枢部!」

第24話「終わらない明日への創造詩-メタファリカ- 前編」

MAP:アルトネリコ(2層MAP)…アルトネリコ外部


☆味方初期1(南側・アルトネリコ正面)
アークエンジェル(マリュー、ノイマン、メイリン、ミリアリア)
NSX(フェリオ、ザス、アスカ、タータ、タトラ)
方舟(愛美、ロンロン)
エルシオール(タクト、レスター、ウォルコット、アルモ、ココ)

選択出撃×14
※フリーダム、ジャスティス、ハイぺリオン、デスティニー、レジェンド、アルトセルクインパルス、ストライクルージュN、ガイアガンダムは出撃不可

三度アルトネリコへ到達したギャラクシィ・ユニオンズ。アルトネリコには今のところ静寂を保っている。
しかしそれぞれが発進していったあと、思わぬ闖入者が紛れ込んできた。

★敵戦力1
浸食異世界[イエッツトレジセイア]
侵食異世界[イエッツトキメラ、イエッツトクノッヘン×2]×2
侵食異世界[イエッツトクノッヘン×3]×10
侵食異世界[イエッツトグリート×3]×10

アシュレー「アレは…!」
タクト「例のアインストもどきか…!」
蘭花「でも、この前は出てこなかったタイプが混じっているわよ」
リョウト「あれは…ヘッド!!」
ミルフィー「ヘッドって?」
ちとせ「アインストの指揮官タイプです、先輩。」
リオ「でももう1体は何? まるでPTやAMが融合したような概観だけど……」
アクセル(アレのPT…あの部隊のゲシュペンストか? ……まさかな)

イエッツトレジセイア(……カミ……ク……)

ちとせ「先輩方、きます!」
タクト「皆、まずは前方のアインストもどき達を押しのけて、アークエンジェルをアルトネリコに突入させるんだ!」
全員「了解!」

◇作戦目標
イエッツトレジセイアの撃破後、アークエンジェルをアルトネリコに突入させる(MAP中央にアルトネリコ内部MAPに繋がるマスがある)


◇戦闘前セリフ
アクセルvsイエッツト
アクセル「この感覚…やり合うほどあいつらに似ている…気に食わん!」
メルア「アクセルさん…少し怖いです…」

エンジェル隊vsイエッツトレジセイア
ちとせ「先輩方、アインストの変異体…それもヘッドになるとかなりトリッキーな攻撃を仕掛けてくるはずです!」
ランファ「解ってるわちとせ。ある程度シミュレーターであいんすとを相手にして置いたけど!」
フォルテ「化け物相手なら遠慮なく全弾ぶちこんでおくさ!」


イエッツトの強襲を受けつつも、辛うじてレジセイアを撃退。そしてアークエンジェルは、アルトネリコへと突入。
そしてアークエンジェルからガンダムが出撃しようとしていた。

そんな中、ルナマリアがアルトセルクインパルスに乗り込もうとしたその時。
「ルナマリアさん!」
ルナマリアの後ろには何とミーアがいた。
「ミーアさん…」
「私も一緒に乗せてもらってよろしいでしょうか…」
「ええっ!」
「私も、共に行きたいのです。そして彼女に伝えたくて…」
「…わかった、一緒に行きましょう!」
「ありがとうございます…!」


アルトネリコ内部MAP…
☆味方出撃
カナード&アスラン[フリーダム(カナード)、ジャスティス(アスラン)、
シン&レイ[デスティニー(シン)、レジェンド(レイ)]
カガリ&ハイネ[ストライクルージュノワール(カガリ)、ハイぺリオン(ハイネ)]
ルナマリア&ステラ[アルトセルクインパルス(ルナマリア、ミーア)、ガイア(ステラ)]
出撃選択×4


キラ「待ってたよ…その様子なら、答えは出てるみたいだね」
シン「キラさん…俺達は、ソフィアを…いや、フレイを助ける」
沈黙するキラ。
アスラン「レイが協力してくれたおかげで、メタ・ファルスでフレイの想い出を見てきた」
シン「ステラのおかげでフレイの想いが詰まったヒュムネクリスタルも見つけた」
カナード「そして、なぜフレイが人々に憎悪を抱いていたのかも…」
シン「だから…その憎しみを、少しでも和らげていきたい…それが、俺達の答えだ」

キラ「わかったよシン。僕の…いや、このアルトネリコの記憶も今決まった。
 今の君達なら、きっと過去の歴史を繰り返させない。その強い気持ちが感じられる…
 この最後の封印を解く…そして、君たちに未来を託すよ」

シン「キラさん…」

キラ「僕の残された時間はあと少しだけど…最後に君達が終わらない明日を切り拓くのを見届けるよ」

カナード「だが、本当にいいのか?」

キラ「今更の事だよ、カナード。僕は待っていたんだ…気の遠くなるような時間、シンの様な人が現れるのを。
 数百年という時間は、普通に生命が生きるには長すぎるからね。それがスーパーコーディネーターであっても…」

アスラン「キラ…」

キラ「こうして、皆に世界を委ねて眠れる事が、今の僕には最高の幸せなんだ…」

ミーア「キラ…今までありがとう…そして、ごめんなさい…」

キラ「いいんだラクス。これが僕の選んだ道だから…こっちこそ、ありがとう。
 ……カナード、最後に僕の力を君に託すよ」

そう言ってキラは、自らの内から放った光をカナードに渡す。
その光はカナードの身に纏って行き、そのうちに溶け込んでいった。

カナード「この光は…」

キラ「僕が持っていた可能性の力…SEEDの力だ…」

◇カナードの特殊能力に「SEED」が追加されました


そして、封印の扉が轟々と想い音を立てて開いてゆく。
その奥には、封印の楔が解かれて輝いている光があった。
そして、メタ・ファルスに封じてあったインフィニットジャスティスと対になるのように、
嘗てキラ・ヤマトが乗っていたというオリジナルのフリーダム「ストライクフリーダム」の姿もあった。

アスラン「シン、最初に俺達は敵同士だったな。だが、お前の信じる道は俺達と重なった」
カナード「そして俺たち以上に、本当に相手を信じるということをやるつもりだからな…全力で行こう」
シン「ああ…」

レイ「俺はネェル・グノーシスと呼ばれる生命体だ。だがシンは、そこに偏見を持たなかった。
 構成物質は違えど、俺もシンも同じ命なんだと思えた。そして母さんも…」
シン「レイ…」
レイ「母さんを…フレイを頼む…」


ステラ「私、シンのおかげで助けられた…だから、その想いを精一杯…何倍もこめて謳うよ」
カガリ「シン達も全力の想いでフレイにぶつかってくれ」
ハイネ「その想いは必ず通じるはずだ」

シン達の後ろで、静かに歌い始めたステラ。

ミーア「シン…私は途方もない時間を生きてきましたが、こんな気持ちは初めてです。
 独りじゃないということを…一人で全部の重荷を背負う必要はないということを…
 私は皆さんと一緒に未来を生きてゆきたいと思います。そして、過去の因縁に縛られない貴方達に託します!」

ルナマリア「約束を護ってくれたシン…どんなに傷つけても、それでも変わらずにいてくれた…
 今の私は、シンのおかげでここにいるわ…」
シン「ルナ…」
ルナマリア「だから、その優しさを…フレイにもお願い!」
シン「わかった…!」


そして、それぞれの準備が整い、シンが一歩前にデスティニーを進め、そして…

「フレイ…今抱いている想いをすべて俺たちに見せてくれ…正直な想いを…!」

その言葉に呼応し、その光は瞬く間にあふれ封印の間にあるあるゆるモノを飲み込み形作られてゆく。

★敵戦力
ネェル・グノーシス『フレイ』(フレイ)
…アルトネリコ内部MAPを半分埋め尽くすほど巨大。
頭部・両腕・球状の腹部の三か所に攻撃ポイントがあり、HPは共通。

光はネェル・グノーシスの肉体として具現化し、その姿は奈落に等しい暗き憎悪の化身と見紛うばかりであった…

カナード「物凄い憎悪だ。これだけの憎しみをずっと抱えてきていたのか…」
アスラン「フレイ…この詩が聞こえるか?」
シン「俺達は…アンタとの共存を望んでいるんだ。だから…その殻を破って、本当の姿を見せてくれ!」


一方アルトネリコの外では、内部からぞろぞろとネェル・グノーシスが出現し始めていた。

★敵増援(半分以下で無限増援)
トライ・アイオン[NG・アブラクサス、NG・ガマリエル、NG・サムロ]
ネェル・グノーシス[NG・ルキフェル×3]×10
ネェル・グノーシス[NG・アムドゥシアス×3]×10


憎悪の化身となっているネェル・グノーシス『フレイ』。その姿はあまりにも巨体であり、その攻撃も半端ならぬものであった。
その巨体の中で、フレイの詩魔法を制御している器官…腕部と頭部、そして球体の腹部。

それぞれを重点に、シン達は攻撃を仕掛ける。

フレイの表層意識のみならず、深層意識に秘められた深い感情、想いが愚直なまでに力となり、シン達を追い詰めてゆく。

だが、シン達はフレイを信じてその思いを受け止めつつも、その憎悪のにまみれた殻を破壊して行く…

カナード「アスラン!」
アスラン「ああ!」

何度目なのかもわからぬフリーダムとジャスティスのツインフルバーストを受け、フレイの纏った殻は剥がれ落ちてゆく。

そして、その殻が光となって消えた時…シン達の前に映ったのは、深紅の長い髪を持つあどけない少女の姿だった。

シン「フレイ…俺達と同じぐらいじゃないか…」

シンはその姿に驚いたが、意を決して一歩前に出る。

「ニンゲン…サレ…」

その少女はたどたどしい口調で…生身でデスティニーを吹き飛ばすほどの衝撃波を放った。

シン「うわっ!!」

アスラン「シン! この…!」

シン「アスラン、待ってくれ!」

すかさず迎撃しようとするアスランだったが、シンがそれを制する。

シン「まだ…何もしないでくれ…」

転倒したデスティニーを起こし、再びフレイの前に来たシンは、コクピットハッチを開けてフレイに話しかける。

シン「俺は…危害を加えはしない…この世界で、一緒に生きよう…」

その言葉は、エオニア戦役のときとは全く違う成長したシンの言葉だった。

フレイ「…信じられない…そんなこと今更…!」

シン「大丈夫…もし危害を加えるようなやつがいたら…俺が、いや…俺達が守るから…」

フレイ「いや…来ないで!」

かたくなに拒むフレイは、自らを光の壁に閉じ込め巨人の中に吸い込まれていった……そう、自分を封印していたストライクフリーダムである。


★敵増援
ストライクフリーダムガンダム(フレイ)


ミーア「ストライクフリーダムが…!」

カナード「詩魔法の力で制御しているのか!」

シン「……みんな。頼みがある」

アスラン「何だ?」

シン「俺はフレイを助けて見せる。だから…フレイ自体には攻撃せず、ストライクフリーダムを攻撃してくれ!」

マリュー「シン君…」

シン「あいつの詩魔法と、ストライクフリーダムの連携がすごい勢いでて飛んでくるかもしれないけど…
 ルナ、ステラ、カガリ、ハイネ、ミーアさん…もう少しだけ踏ん張ってくれ!」

ハイネ「へたすりゃ全滅かもしれないぜ?」

シン「かもしれない…けど、俺はみんなを信じてるし、フレイも信じてる…だから、頼む!」

アスラン「全く…お前は本当にどこまでも無鉄砲だな」

カナード「勿論だ…だが最悪の状況になってきた応戦させてもらう!」

ルナマリア「シン! 私も一緒に信じて戦うわ!」


マリュー「アークエンジェルは防御体制へ! ストライクフリーダムの対応は彼らに任せます!」
ノイマン「了解!」
メイリン「お姉ちゃん…がんばって!」


◇勝利条件
ストライクフリーダムのHPを5%以下にする
◆敗北条件
ストライクフリーダムの撃墜、アルトセルクインパルスの撃墜


ネェル・グノーシス形態とは打って変わり、シン達のMSをはるかに上回る機動性を持つストライクフリーダム。
さらに、フレイの詩魔法で極限まで強化された防御力と砲撃力により、MSらしからぬ一機当千の能力をいかんなく発揮していた。

外からの増援は見込めず、自らの戦力だけで戦うアークエンジェルも絶え間ない攻撃によってその翼がもがれようとしていた。

直衛機として何機かでているが、その絶え間ない火線に曝されるる事もあってかかなりボロボロとなる。

だが、彼らはそれでもシン達を信じて…防衛に徹していた。


その時、ストライクフリーダムが真正面に現れてアークエンジェルに戦慄が走る。

マリュー「しまっ…!」

ストライクフリーダムはスーパードラグーン・機動兵装ウィングを展開し、フルバーストを構えようとしていた。

その時、ムウのストライクが割って入る。

ムウ「アークエンジェルはやらせん!」

ストライクフリーダムはすぐさまストライクにロックを切り替え、時間差によるフルバーストを行った。

機動兵装ウィングのビームがストライクのガンバレル、そして四肢をもぎ取っていく。

そしてトドメと言わんばかりに腹部のカリドゥス・ビーム砲と腰部のクスフィアス3・レールガンに光があふれていく。

ムウ(ここまでか…ならばせめてストライク自体を盾に…ッ!)

ムウは意を決して目を瞑り身をすくめた。だが…その光はいつまでたってもやってこなかった。

なぜなら、ハイネのハイぺリオンがその攻撃をすべて防ぎきったのだから。

ハイネ「どうしたんだ? あんたは不可能を可能にするんじゃなかったのか?」
ムウ「ははッ…どうやらお前に救われたようだな」

時間差フルバーストを防がれた隙を突き、フリーダムとジャスティスが仕掛ける。

カナード「俺も俺自身の境遇を憎んだ…だがそのせいで大切なものを失った。お前にはこれ以上俺と同じ苦しみを味わわせるわけにはいかない!」

キラから譲り受けたSEEDの力で、ストライクフリーダムの機動兵装ウィングを捉えたカナード。
そしてフルバーストでウィングを次々と落としてゆく。

アスラン「俺達の星の過去が引き起こしたこんな戦争は…ここで終わらせて見せる!」

リフターのファトゥム00を切り離し、そのまま突撃させるアスラン。

残った火器のフルバーストでファトゥム00はいとも簡単に壊されてしまう。

だが、その爆炎の中からビームサーベルを抜き放ったジャスティスが斬りかかる。

ストライクフリーダムは即座にバックステップで会したのだが、ビームの先端が展開していたレールガンを斬り落とす。

ストライクフリーダムはそのまま腹部のカリドゥスでジャスティスを砲撃しようとするが、間に割って入ったのはデスティニー。

ゼロ距離でビーム砲を構えるが、コンマ数秒及ばずカリドゥスが発射され、ビーム砲が破壊されてしまう。

その爆風を突き抜けてストライクフリーダムが高速で突撃。デスティニーが構えようとしていたアロンダイトをビームサーベルで斬り飛ばした。

シン「何の!」

デスティニーの両肩にあるビームブーメランをショートビームソードにしてストライクフリーダムの二撃目を防いだ。

その直後の隙を狙い、シンはビームブーメランを投げつける!

放たれたビームブーメランは、一撃目こそ斬りはらわれたが、その陰に隠れていた二撃目は腹を掠め、カリドゥスを封じることに成功した。

そして、シンは意を決して突撃する。デスティニーの右手には光が集まっていく!

シン「この一撃、未来を照らす太陽となれッ!!」

残された武装パルマ・フィオキーナをためている右手がストライクフリーダムの頭部を捉え、そして―――。

掌から放たれたビームがストライクフリーダムの頭部を焦がしたのであった。
(戦闘終了)

武装がすべて壊れ、動けなくなってしまったストライクフリーダム。その中から光と共にフレイが飛び出してきた。

彼女はそのままへたり込んでいる…

ルナマリア「…ミーアさん、インパルスをお願い!」
ミーア「え…は、はい!」

ルナマリアはアルトセルクインパルスから降りた後、フレイの元に駆け寄った。
近くに来た頃は、ちょうどシンも降りてきた。

シン「フレイ…今まで、辛かったよな………ごめん」

一言も言葉を発しないフレイ。

ルナマリア「シン…後は私に任せて」
シン「ルナ?」

ルナマリアはシンより前に出て、フレイを静に抱き締めた。そして、詩を謳って行く。

-君の姿は僕に似ている 静かに泣いてるように胸に響く-

カガリ「この詩は…ルナマリアの紡ぎだした詩…?」

そしてその詩を続きを、フレイが一緒に歌い始めた。その瞳に涙をためて…

-何も知らない方が幸せというけど 僕はきっと満足はしないはずだから-

ハイネ「なぜだか知らないけど…」

-うつろに横たわる夜でも 僕が選んだ夜を生きたい それだけ-

ステラ「すごく…心地いい」

-君の姿は僕に似てる 同じ世界を見ている君がいることで-


ルナマリアとフレイが紡いだ詩は、静かに優しくアルトネリコを包み込む。


-最後には心をなくすこともなく 僕を好きでいられる 僕は君に生かされてる-



そして、その光が外に届いた時…虚無の魔物は、この宇宙から静かに姿を消してゆくのであった……
(MAPクリア)




どこかの黒い星…

ゾア「そうか…。虚無の魔物が消滅したか」
ラング「は…! これで我らとゼラバイアの戦いの邪魔をする者はありません」
ゾア「お前の部下のオーガンとやらは始末できたのか?」
ラング「いえ…奴めはあの星系の人間の手を借りこちらに抵抗しましたゆえ…」
ゾア「まあ、いいだろう。いつものように我らに背く者は全て消せ。結果として全ての生命が失われる事になってもかまわん」
ラング「了解しました。全ての調査が完了しましたら前線部隊を動かします」
ゾア「了解した。後は下がっておれ」
ラング「は…!」

ゾア「あれが荒野の星ファルガイアか…」
???「………」
ゾア「ミーク様、あの星には何があると言うのです? このような銀河の辺境に我らが来る意味をお教え願います」
ミーク「今は私にもわかりません…。だが、呼ばれているのです」
ゾア「あの星にですか?」
ミーク「我らを離反したあの者ももしかすると私と同じかも知れません…」


どこか別の場所にて…

アリア「お、お許しください! どうか…どうかお許しください!」
クリティック「アリア・アドヴァンス…898651328743106のデータ収集失敗の件…その身をもって償ってもらおう」
アリア「お許しください! あ、あたし、まだ…あたし、まだ死にたくありません!」
レギュレイト「…もうやめなさい、クリティック。任務には失敗したものの彼女は興味深い素材を回収したのですし…」
クリティック「しかしだ、レギュレイト…あれは我々よりもむしろ『彼ら』が喜ぶものだろう」
インファレンス「そうだろうね。『彼ら』にとって、あれはこの宇宙で最も許しがたい存在だろうからね」
アリア「あ、あの…あたしは…」
インファレンス「許してやるよ、お前。アプリカントに手当てをしてもらえ」
アプリカント「さあ、アリア…こちらへ来るんだ」
アリア「う、うん…ありがとう」
レギュレイト「立てますか、アリア?」
アリア「大丈夫です、レギュレイト様…。ご心配は無用です…」
レギュレイト「そう…」
インファレンス「フフ…」
クリティック「どうする、インファレンス? 約束の時まで、後一ヶ月ほどになるが…」
インファレンス「細かな不確定要素が気になる。場合によっては、僕達の手でスイッチを押す必要があるかも知れない」
クリティック「では?」
インファレンス「スキエンティアを出すよ。不完全だが、無限の力のデータも試してみたいしね」
クリティック「了解だ。最終調整は私とアプリカントで済ませておく」
インファレンス「フフフ…もうすぐだね。もうすぐ僕達の新しい旅が始まる…」


この星の暦でいう9月16日…その日が僕達の始まりの日になる…

(以下次回)


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