シェリー・プリストルが乗っていたドミニオンを撃ち落し、ファントムペイントの決着をつけることができたギャラクシィ・ユニオンズ。

すでに出撃し、ドミニオンと運命を共にするという難を逃れたスウェンたちは、すぐさま離脱を図ろうとする。


シャムスとミュージィはいずこかへ去ったものの、スウェンのストライクノワール突如火花を散らす。

スウェン「ストライカーにガタが来ていたのか…」

そしてステラたちも戸惑っている中、ギャラクシィ・ユニオンズによって周囲を囲まれた。

アスラン「これ以上の抵抗は無意味だ。おとなしく降伏しろ!」

スウェン「く……」

なおも抵抗を試みようとするスウェンたちであったが、ガイアガンダムに乗っていたステラに向かって、シンが叫ぶ。

シン「ステラ…ステラなだろ! 何でこんなところにいるんだ!」

ステラ「シン…?」

唐突なシンの声にステラの意思が揺らいだ。

シン「もう戦わなくてもいい、俺たちと一緒に行こう!」

ルナマリア「これ以上、知ってる人たちを傷つけたくないの…お願い、シンと一緒に来て!」

シンのみならず、ルナマリアもステラに対して訴える。

シン「もしあいつらがまた現れても、俺が『守る』から!」

『守る』

その言葉を聞いたとき、ステラは、心の中にあった鎖が解き放たれた気がした。

解き放たれた心に従って、ステラは言葉を発する。

ステラ「シンがステラを…守る……」

スティング「おい、ステラ?」

ステラ「スティング…アウル…一緒に行こう?」

アウル「な、何をいきなり…」

スウェン「……所詮捨て駒の亡霊だったということか…俺たちの目的も始めから…」

スティング「…俺達は道化を演じていたってことかい…やりきれないぜ」

スウェン「ギャラクシィ・ユニオンズ…ファントムペインは、これよりそちらに投降する。ただし…」

タクト「ただし…?」

スウェン「アルトネリコの封印を解く鍵…それをアルトネリコ内で渡したい」


タクト「……わかった。全員でアルトネリコに入ろう」

レスター「おい、タクト…いいのか?」

タクト「かまわないさ。どっちにしても、彼らは対抗できる手段はほとんどない。それは向こうもわかっているはずだ」



アルトネリコ内部・最上部区間「ヘリオポリス」…

詩姫の祖が眠るこの地に再び足を踏み入れ、複雑な思いを抱くカナード。

そこに、すべての武装を解除し、機体から降りてゆくファントムペインのMSパイロット達。

タクト「君が、MS部隊の隊長かい?」

スウェン「そうだ」

お互い、息の詰まった雰囲気に気を締めているが、その気を緩めたのはタクトだった。

タクト「そんなに硬くならなくていいさ。

 君たちが利用されてきたということは、シェリーから聞いた…俺達は君たちと話がしたかったしね」

タクトの台詞に思わず面を喰らうスウェン。

スウェン「は、はぁ……」

タクト「これが俺達のやり方さ。よろしくな」

スウェン「…了解です」


そして、改めてパイロット同士が対面するそんな中、

ステラ・ルーシェはシンを見つけた途端、一気に駆け寄って抱きついてきた。

シン「な、ステラ!?」

その光景に思わず閉口する周囲の面々。

が、その周囲の面々のなかには、思わずニヤニヤする人、そして複雑な感情を持つ者もいた。

前者はともかく、後者は言うまでも無くルナマリアである。

メイリン「お、お姉ちゃん…なんか不機嫌みたいだけど…」

ルナマリア「別に…」

ムウ「心配するなよルナマリア。あの子の坊主に対する『好き』はお兄ちゃんに甘える妹みたいなもんだ」

メイリン「もしかしてお姉ちゃん、ヤキモチ焼いてる?」

ルナマリア「……うん。少し」


ムウ「…ジェラシィ炎に身を焦がす大ウツケめ♪」

ルナマリア「どっかのお茶の間のアイドルを自称する憎いあんちくしょうみたいな台詞を言わないでくださいッ!」

アシュレー(ファルガイア違いだけど…いいのか?)


その時、一通り話を終えたのか、いつの間にかいたステラがルナマリアに話しかけてきた。

ステラ「…ねえ…ステラのこと、嫌い…?」

ルナマリア「ううん、そんなことは無いわよ…」

ステラ「じゃあ、友達になって」

ルナマリア「…いいわよ。もうステラもあたしたちの仲間だもんね」


スティング「……レーヴァテイル同士、仲いいのか?」

アウル「そうなんじゃない?」

ステラ達の会話を見てそんなことを話すスティングとアウル。そこに、オルガ達がやってくる。

オルガ「よう…」

スティング「ん、あんたたちは…」

シャニ「……さっきまで遣り合ってたじゃん」

アウル「さっきまで…ってその声!?」

スティング「前のエクステンデットだったやつらか?」

オルガ「そういう事だ。ま、今はもう敵じゃねえ…これまでのことはなるだけ水に流してやるさ」

クロト「ってなわけで、よろしくな!」

スティング「…ああ、よろしく」


面と向かっての顔合わせを済ませたの確認したあと、レスターはスウェンに改めて促す。

レスター「さて、その鍵とやらは?」

スウェン「こちらに…」

そう言ってスウェンは、データタブレットを渡した。

タクト「これは…」

スウェン「ノワールの中にあったデータタブレットです。これにそちらのものを組み合わせれば…」

カナード「ヒュムネクリスタル『Reason』が完成するのか…」

スウェン「……ひとつ、伝えたいことがある」

カナード「なんだ?」

スウェン「こちらで解析したデータに、アルトネリコの中腹部にある区間の情報が見つかった。

 この塔について、もっと詳しく調べる必要があるのではないか?」

アスラン「……それは、そうかもしれないな」

カナード「わかった。案内頼めるか?」

スウェン「無論だ」

アスラン「マイヤーズ司令、頼めますか?」

タクト「…わかった。断ってもどうせ行くつもりだろ?」


スウェンの案内によってたどり着いた場所。

そこは巨大なモノリスが立ち並び、その奥には一つの頑強過ぎる扉らしきものがあった。

塔型衛星の中にこれほどの規模がある区間を見て呆然とするギャラクシィ・ユニオンズ。

そんな中、カナードとアスランは扉の方へと機体を進ませる。

それに気づいて追いかけるのはシンとルナマリア、そしてハイネやカガリ達。


レーヴァテイルに関わりのある者たちが前に出てきたその時…扉から眩しい何かが出てきた。

その眩しさに目を覆うカナード達。

その光が治まり、視界が戻り始めたときは一人の少年の姿があった。

その少年は、茶色のショートジャギーに切られている髪を持ち、身長はおよそ165センチぐらい。

さらに開かれた瞳の色は青紫色をしていた。


そして、その顔つきは……カナードと瓜二つでもあった。

第22話「切なく胸を刺す夢の欠片」

目の前に現れた少年をみて、カナードがつぶやく。

「俺に似ている?」

そのつぶやきに、少年は静かに答えた。

「君は僕に似ている…だけど、君は僕じゃない。そうでしょ、カナード」

「ッ!? ま、まさか……」

カナードを知ってることに驚いたのはアスラン。そしてカナードは、意を決したかのように答える。



「お前は、キラ・ヤマトなのか?」

「そうだよ。カナード・パルス」


「あいつが、ラクス・クラインと共に闘った伝説のスーパーコーディネーター…」

「ちょっとシン! いくらなんでも失礼じゃないの?」

「気にしなくていいよ…それに今の僕は、この奥にある装置のプログラムの一部にすぎないから…

 今、アルトネリコがどういう状況なのかは知っている。

 カナード、君たちはもう一度この塔を起動させようとしてるんだね」

「ああ、そうだ。ミーアを蘇らせるために」

しばらく沈黙した後、キラは思いもよらぬことを口にする。

「……ラクスは、復活させない方がいい。その方が、この世界のためなんだ」


「それは、どういうことなんだ!?」

カガリがキラにせがんでくる。

「簡単に言うと…君たちがソフィアと呼んでいる彼女はまだ生きてる」

「な、なんだって!」

キラの言葉に騒然とする面々。

「その理由は、この奥にある…今この状況だからこそ言えるけど、この奥に今でも彼女は眠ってるんだ」

その言葉にスウェンは尋ねる。

「眠ってるということは…そのソフィアは肉体を持っているのか?」



「そう、彼女は純血種のレーヴァテイル。それも歴史上最強と呼ばれた『ジェネシスタイプ・レーヴァテイル』……フレイ・アルスターなんだ」



「ジェネシスタイプ・レーヴァテイル…フレイ・アルスター…!?」

聞きなれない言葉に戸惑うルナマリア。

「彼女は、アルトネリコらがオーブにあった頃、ラクスをも凌ぐパワーを持って生まれた個体なんだ」

唐突な説明に若干時間を要したが、カナードは改めて過去に何かあったのかをキラに訪ねた。


「昔、ラクスとフレイの戦いがあった。

 ラクスよりも能力の高かったフレイは、塔経由でラクスの心を読み…つねに先手を打てたんだ。

 だから、ラクスに勝ち目はなかった……そこで苦肉の策としてトランスフォーマーやマシンロボの人たちと力を合わせて、

 月奏の刻印による『封印』という手段をとった。この奥にあるオリジナルのフリーダムを封印の棺の核となるようにして……」

「オリジナルのフリーダム…だと!?」

「カナードの使っているフリーダムは多分、あとの時代に誰かが残したデータで復元されたものだと思う。

 ともあれ、彼女がいま静かなのは塔が停止しているからにすぎない。

 塔が再起動すれば、彼女は再び虚無の魔物を送り込む…それに、メタ・ファルスからの侵入を試みてる者がいる。

 これ以上この塔を戦いのために使わせるわけにはいかないんだ」

キラの明かされた真実の一端にカナード達をはじめ、ギャラクシィ・ユニオンズの面々も黙るしかなかった。



「どうして、そのソフィアさ…じゃなかった。フレイさんは人を憎んでいたんですか?」

「ミルフィー先輩?」

「世界を滅ぼそうとしてたのは許せませんけど、どうして憎むようになったのかを知らずに戦って…それじゃなにも分かりません!」

ミルフィーの言葉に、意外な人物が反応する。

「ステラ…フレイのことがなんとなくわかる…」

「ど、どういうことなの!?」

「時々夢の中に出てきた。フレイもステラたちと同じ…」

ステラのたどたどしい口調かつあいまいな表現の言葉を聞き、カナードは決意する。

「俺も、夢の中で彼女たちの戦いを見た。なぜあのようなことになったのか…俺はその理由を聞きたい。

 それに、今までオーブから離れてずっと重い十字架と悲しみを背負い続けたミーアの最期があんな結末など認めるものかよ!」

カナード達の決意に、キラはしばらく沈黙した後、一つの問いかけを出す。

「ひとつだけ質問するね…争いが起こる最も簡単で最も重要なことは何?」

その問いかけに、カナードは答えた。

「それは、相手のことを知ろうとしないことだ」

カナードの答えの続きを、キラは黙して待つ。一息ついて、カナードは答えを続ける。

「さっき言ったように、相手がどんな気持ちでやっている行動なのか、どんな思いで決断したことなのか。

 本当はどうしたいのか…何を望んでいるのか…それを知ろうとしないから争いは起こる。

 理由がわからなければ、争いの相手は自分にとって厄災でしかないから。そうなってしまったら、攻撃するしか道はなくなる…」

その答えの続きを、シンが続けた。

「だけど、その思いや理由がわかれば、ほかにいくらでも解法は見つけられると思う…いや、見つけられるはずだ」

「大抵の場合、目的はそこで…争うことではないのだから」

カナード、シン、アスランの示した答えに、キラは…

「面白い答えだね。僕はその答え…好きだよ」

「キラさん、俺は一度憎しみで戦ったことがあるから、フレイの憎しみの理由は少しだけわかる。

 だけど、それだけじゃまだあいつのことが理解できてないから、すべてを見つけたいんだ」

「……わかった。塔を再起動させることでそれを知ることができるのなら、もう少しだけ僕も力を使おう。

 だけど、気をつけて。いつかの時のように、僕にはネェル・グノーシスを封じるのに限界が来ている」

「…肝に銘じておく」

シンとカナードの言葉を聞き、キラは奥の扉の方へ姿を消した。

カナードはエルシオールに通信を入れる。

「マイヤーズ司令…」

「ああ、これからヘリオポリスに格納されているエターナルに向かうんだろ?」

「はい……」

「何も言わなくていい。行ってこい」

「了解…!」


そして…スウェンからもらったデータタブレットによって復元されたヒュムネクリスタル「Reason」はルナマリアにインストールされた。

程なくして、アルトネリコの制御区間ヘリオポリスから詩声が響き始める…。

-遠く離れてるほどに近くに感じてる 寂しさを強さへと変わってく君を思ったなら-

ルナマリアの詩声と共に、アルトネリコが光を取り戻し始める。

-切なく胸をさすそれは夢の欠片-

詩声が、光と共に力強さを増してゆき…

-ありのまま出逢えてた、その奇跡もう一度信じて-

謳い終わる時には、ルナマリア達がもっていた全ての力を発するかのような感覚が当たりに感じ取れた。

そして、ヘリオポリスに安置されている一人の少女…桃色の髪の詩姫…ミーアはその瞳を開き始める。

「ミーアッ!」

「カナード…私は…」

「ミーアさん…目が覚めたんだ!」

「ッ! …カナード、アスラン、シン…貴方達は…何て事を…! 

 私が目覚めるということは…アルトネリコが再起動するということ…だから…!」

「分かっている…ヤツラも再び目覚めることも。だが、しばらくは大丈夫だ」

「どういうことですか?」

「キラが、もう少しだけ封印を行うことを決めた」

「本当なのですか…ベクタープライム」

「その間に、俺たちが向き合わなければならないことを果たすって決めたんだ。そうですよね、アスラン」

「シンの言う通りだ。彼女の真実を知るために…な」

「ミーア…俺は誰かの犠牲の上に成り立つ平和ではなく、誰もが幸せになれる方法を探してゆきたいんだ」

「カナード…」

「だから教えてくれ。ソフィア…いや、フレイのことを」

「そう…キラから本当の名を聞いたのですね…ですが、封印された個所が多々ある今のこの塔では、データがどこにあるのか…」

「ステラ…わかる」

「ほ、本当なのか!?」

シンがステラの言葉に驚くが、ラクスは見知らぬ彼女に名前を尋ねた。

「あの、あなたは?」

「ステラ・ルーシェ…ルナやカガリと同じレーヴァテイル。だけど、フレイのことが何となくわかってしまうの」

「…ッ! すみません、ステラさん。あなたの力をお貸しいただきたいのです」

「?」

「今から私の力であなたの心と塔を直接コネクトさせます。そこから、あなたが感じるものを探してきてくれませんか?」

「……わかった。やってみる」

ラクスの唐突な問いに戸惑いながらも、ステラは頼みを承諾。ヘリオポリスのコンソール前に立った。

ラクスが自らの詩でアルトネリコが胎動し、コンソールから延びた光の帯はステラの周囲を取り囲む。

ステラの心の中には、塔に関するありとあらゆるものが流れ込んできた。しばらくして、ステラは呟く。

「…見つけた」

ステラのつぶやきに反応して、ラクスはコンソールから一つの光を取り出す。

「これは…!」

その光は一つのウィンドウとして表示されたとき、ラクスは息をのんだ。

「彼女に関しての鍵は、メタ・ファルスにあるようです…

 ステラさん、貴女はもしかすると私たちの道を照らす光になるのかも知れません」

「ステラが、ひかり?」

「はい…あなたの苗字である『ルーシェ』は、古代オーブのヒュムノス語で「光」の意味なのですから」

「ということは、目指すはメタ・ファルスか!」

カナードの言葉が次なる決戦の地を示した。もう一つの塔メタ・ファルス奪還のため、ギャラクシィ・ユニオンズは発進する。





メタ・ファルス…占領区域。
そこに一機のマシンロボがウィンドウと格闘していた。

「あ〜…これ以上は無理やわ。向こうへのアクセス自体が無理だから調べようがあらへん」
ウィンドウと格闘していたデビルサターン6は、いったんウィンドウのアクセスを断念した。
「それにしても、アルトネリコの再起動が確認されたからまたとないチャンスやと思ったが…ま、ロステクの塊やらな」
そんな時、スーパースタースクリームから通信が入った。
「デビルサターン。ギャラクシィ・ユニオンズがこのメタ・ファルスに近づいてきている。ともに歓迎してやろうぞ」
「ん…わかりましたがな、スーパースタースクリームはん。ノイズメイズはんも呼んでおきまっせ」

「うむ」
デビルサターンとの通信を終えたスーパースタースクリームは、みずからの中にある力をかみしめていた。
「…ギャラクシィ・ユニオンズよ、この力の最初の実験台になってもらうぞ。
そして私がギャンドラーを…いや、新たなデストロンの支配者となる…!」



(戦闘開始:メタ・ファルス周辺宙域)
ステラが感じたソフィアを救う鍵を探すため、メタ・ファルスを目指さんとするギャラクシィ・ユニオンズ。
目前と迫ったその時、メタ・ファルス内から侵入者を迎撃せんとギャンドラー達が現れる。

タクト「やはりそう簡単に通してはくれないようだな…けど、今回ばかりは一気に突っ切らせてもらうよ」
レスター「アルモ、モニターを頼む」
アルモ「了解!」

☆味方初期
エルシオール(タクト、レスター、アルモ、ココ、ウォルコット)
アークエンジェル(マリュー、ノイマン、ミリアリア、メイリン)
ヴァルストーク(ブレス、シホミ、アカネ、ホリス)
母艦選択×1
シャドウミラー[クストウェル・ブラキウム(アクセル、メルア)、アンジュルグ(ラミア)]
カナード&アスラン[フリーダム(カナード)、ジャスティス(アスラン)]
シン&スウェン[デスティニー(シン)、ストライクノワール(スウェン)]
レーヴァテイル[アルトセルクインパルス(ルナマリア)、ストライクルージュノワール(カガリ)]
シズマ[セイバーヴァリオン(シズマ、ヴァリオン)]
トランスフォーマー&マシンロボ[ギャラクシーコンボイ、ケンリュウ(ロム)、ベクタープライム]
ドラグナー隊[ドラグナー1カスタム(ケーン)、ドラグナー2カスタム(タップ)、ドラグナー3カスタム(ライト)]
選択出撃×17

★敵戦力
スーパースタースクリーム
ノイズメイズ&デビルサターン6

ギャンドラー軍団(ザリオス、ファルゴス、キャスモドン、フェノメナを中心とした20小隊)

レスター「現在の位置はこうなっている。俺達とメタ・ファルスを挟むようにスタースクリーム達が展開している」
タクト「シン達がアルトネリコを再起動させたことで向こうの機能も復旧した。
 そのおかげであいつらもすぐに気付いたということか」
ブレス「だがこれはある意味チャンスかもしれん。
 幹部の分裂によって統制は取りきれていない…そこを突けば一気に突破することができる」
タクト「よし…各機、戦闘開始! アークエンジェルを援護しつつ、ギャンドラーを撃破するんだ!」
全員「了解!!」


◇勝利条件
スーパースタースクリームの撃破
アークエンジェルのメタ・ファルス到達


◎スーパースタースクリーム、デビルサターン6、ノイズメイズのいずれかのHPが50%以下になった時
 orアークエンジェルがメタ・ファルスに近づいてきた時

Sスタースクリーム「ふむ…力を発揮するのには時間がかかるか…」
デビルサターン6「スタースクリームはん、ココはワイらに任せていったん下がってくれまへん?」
Sスタースクリーム「よかろう、後は任せるぞ」

スーパースタースクリーム撤退

デビルサターン6(さて…ここまでくればもうええわな。ノイズメイズはん)
ノイズメイズ(ああ。頃合いを見て抜けるとしよう)

デビルサターン6「さて、どうせ暫くアレやし…ここ一番で踏ん張っておこうか!」


◎ノイズメイズorデビルサターン6撃破

デビルサターン6「ぬぅ…これ以上はもたへんな。ココはさっさとおさらばしまっせ!」


絵に描いたような展開と捨て台詞ですたこらさっさと撤退するデビルサターン6とノイズメイズ。
その光景にはむしろ裏が有るような気もしなかった。


デビルサターン6とノイズメイズが退いたことで、メタ・ファルスへの道が近付きつつあった。
そこに、アルトネリコで行方をくらましたシャムスとミューディが割り込んでくる。

シャムス「見つけたぜ、ギャラクシィ・ユニオンズ!」
ミューディ「どうせ戻れないのなら…お前たちにに一矢報いるまで!」

スウェン「シャムス…ミューディ…! 避けろぉッ!!」
かつての同僚を前にして攻撃を躊躇うスウェンだが、突如現れた反応が二人に向かっていることに気づき、すぐさま呼びかけようとした。

しかし、二人はスウェンの言葉を聞き入れる直前に横から現れた何かに衝突してしまう。


ミューディは何に衝突したのかを確認しようとした矢先、モニターから何かが飛び出てきた。

それは、彼女が考えていたものとはかけ離れた、正真正銘の『化け物』…それが幽霊になってやってきたような光景だった。

コーディネーターは人間の姿をした化け物と教え込まれた彼女の精神は、それ以上の存在に耐えられるはずもなく、

錯乱するうちに彼女の視界は真っ暗となる…それは横にいたシャムスにも同様だった。


スウェン「な、何なんだ…あれは!」
シン「アレは、ネェル・グノーシスだ…」
スウェン「ネェル・グノーシス?」
シン「ソフィアが生み出してきた虚無の魔物…アルトネリコの再起動に乗じて復活したってことは…!」

シンは思い浮かんだ悪い予感を杞憂であってほしいと願いつつ確かめようとしていた。
そしてその予感は的中することになる。


「……久しぶりだな、シン」

「やっぱり来ると思ったさ……レイ」


★敵増援
レイ[レジェンドガンダム(レイ)、NG・ルキフェル、NG・アムドゥシアス]
トライ・アイオン[NG・アブラクサス、NG・ガマリエル、NG・サムロ]
ネェル・グノーシス[NG・ルキフェル×3]×10
ネェル・グノーシス[NG・アムドゥシアス×3]×10


シン「何をしにここに来たんだ」
ミーア「まさか…私を狙いに?」
レイ「正解だ。そしてアルトネリコのすべてを掌握する」
シン「レイ…そんなことをして何をしようとするんだ」
レイ「何をしようとしている…? それはわからないし、知るつもりもない…これは母さんからの命令。
 俺の意思に関係なく、果たさなければならない任務だ」

シン「もうぶっちゃけるぞ。お前は如何したいんだ?」

レイ「俺は、母さんが幸せに暮らせる世界が作れればそれでいい…そのためなら何でもする」

カナード「それは俺たちも同じだ。俺もアスランも、そしてシンも…フレイを救いたい」

レイ「ッ! 何だって?」

アスラン「…キラのプログラムから聞いたんだ。フレイの事を…だから如何して彼女は人を憎むようになったのか…
 それがわかれば彼女を救える方法があるかもしれない!」

シン、カナード、アスランがレイに対して想いをぶつけ、解り合おうと願っている。だが……。


レイ「……悪いが、これが運命なんだ」


シン「ふざけんじゃねぇぞ…! この向こうに、真実という希望があるなら…そんな運命、全てなぎ払って見せるッ!」

BGM:Zips
※シン、SEED未発動時ならここでSEED発動


シンはSEEDを発動させ、レイのレジェンドに向かって高速で突撃する。

レイはレジェンドに搭載されている遠隔武装ドラグーンシステムをフル稼働。

空間認識能力をフルに使ってランダムな機動でデスティニーを追い詰めようとした。

だが、シンはデスティニーの高軌道戦闘「エクストリームブラスト」を応用し、アロンダイトと光の翼を駆使してドラグーンを撃破してゆく。


そして、最後のドラグーンも叩き落としたシンは一気にレジェンドへ肉薄した。


「レイ! ここでお前を止めるッ!」


デスティニーのアロンダイトがレジェンドに向けられる。

その刹那、新たな反応が現れたことにより戦闘は中断。その反応が有った方向には真黒なセイバーヴァリオンがいた。


★敵増援2
ブラックセイバーヴァリオン(ゴウマ)

シズマ「この感じ、ゴウマか! それに、その機体は!?」
ゴウマ「俺はお前の影、この機体も暗黒剣が作り出したモノ…その力、その身をもってたかしめさせてやるぜ!」

漆黒に染められたセイバーヴァリオン…ブラックセイバーヴァリオンが突如としてシズマのセイバーヴァリオンに強襲。

お互いに互角とみられたが、ゴウマの持つ暗黒剣の力がシズマの周りを包み込んでいた。

シズマ「くっ…押されている?」

ゴウマ「これで終わりだ! ダーク・セイバーヴォルテック!」

ブラックセイバーヴァリオンの必殺剣をまともに食らってしまい、シズマとセイバーヴァリオンは一撃で戦闘不能となり、メタ・ファルスへと吹き飛ばされてしまった。

それを追うように、ゴウマも去ってゆく。

ケーン「シズマ!!」

ライト「よそ見をするなケーン! どうやらあちらさんがまた現れた様だぞ」


★敵増援3
スーパースタースクリーム(巨大化)

Gコンボイ「スタースクリーム…何という大きさだ」
Sスタースクリーム「フフフ…ようやくプラネットフォースの力を制御することができた…この力で貴様らを軽くひねりつぶしてくれよう!」

プラネットフォースの力を御することに成功したスーパースタースクリームは、その力を生かして自らの力を強化し、からだを巨大化させていたのだ。
そして、その力の矛先をシン達に向けた。

「まずは貴様らだ」
「な…しまっ!」

スーパースタースクリームの手から放たれる光はシンのデスティニーに届くことはなかった。
なぜなら、それを遮るように、レイのレジェンドがそこにいたからだ。

「レイ! 大丈夫か!?」
「気にするな。俺はネェル・グノーシスだ。この程度の傷はすぐに治るから…俺は気にしてない」
「けど…なんで…」
「シン。母さん…ソフィアの心は今、憎しみに支配されている。人間が、自分にやってきた事によって…
だけど、たった一度だけ…人のために歌った詩があるんだ…この戦いに勝てたら、そこに案内する」
「レイ…!」
「お前たちの想い、俺はしっかりと受け止めた。俺は俺の意思で、母さんを救いたい!」

☆味方増援
レジェンドガンダム(レイ)…シンの小隊に追加


巨大化したスーパースタースクリームは、これまでのように一筋縄にはいかず、かなりの苦戦を強いられる。

だが、シン達の戦いに終止符を打つ為に、現時点でのデストロンの司令官を討つために、ギャラクシィ・ユニオンズは奮起した。

戦いの末に、スーパースタースクリームはメタ・ファルスの大地で膝をつく。


「ば…馬鹿な…私はプラネットフォースの力をモノとしたはず…」

「教えてやろうスタースクリーム…それは、お前が一人だからだ」

ギャラクシーコンボイがスーパースタースクリームに対して物申す。

「我々は一人ではない。種を越え、星を越え…多くの仲間たちが手を取り合って戦っている…

そして想いを束ねて生み出される力……その強さと素晴らしさも知っている…その力が、お前ひとりの力に負けるはずがない!」


「……フハハハハ。それが、お前たちの力か……」

力なくうなだれるスーパースタースクリーム。

「この下剋上も…所謂三日天下とやらに終わったということか…」

ボディの節々から光があふれてゆくスーパースタースクリーム。いきなりな超絶的な力の酷使によって、負担が限界を越えたようだ。

「さらばだ…私を越えた者よ…だが、デストロンとギャンドラーはまだ潰えず…」

その言葉を最後に、スーパースタースクリームは光へと消えた。



メタ・ファルス内部……

そこには、すでに身動き一つできないセイバーヴァリオンがいた。その胸部に立つのはシズマ。

「くっ……」

シズマは、木刀を構えてブラックセイバーヴァリオンを見つめる。

「そんなもので、俺に勝てると思ってんのかぁ!」

ゴウマはブラックセイバーヴァリオンを操り、シズマに向けて砲を放つ。

やむを得ず全身をフルに使って回避し続けるシズマだったが、遂に砲火の爆風の一つに捉えられ、足をくじいてしまう。

「くそっ!」

「これで終わりだ!」

ゴウマがトドメとばかりにラダーブレイドを振りかぶる。

その時、ラダーブレイドを防ぐ者がいた。

「何ッ!?」

「な…ヴァリオン!」

シズマがいなければ動かないはずのセイバーヴァリオンが、一人でに動いたのだ。

『シズマ…私は…』

聞こえてくる機械的ながらも機械的でない声に、シズマは気づいた。

(ヴァリオンの心が目覚めるというのか?)

「この、ポンコツがぁぁッ!」

防がれたラダーブレイドを無理やり振りほどき、今度はセイバーヴォルテックを繰り出す。

その一撃に、あたりは閃光に包まれた……



その光の中……
シズマは、一人の女性と再会した。

「シズマ…」

「その声は…母さん!?」

「ごめんなさい…シズマ。私は…貴方を守ることができず、一族の宿命の戦いに未を投じさせる事しか出来なかった…」

シズマは、母・千草の言葉をきき、こう答えた。

「……いや、それはいいんだ。寧ろ、俺の戦いに…その…仲間たちを巻き込んだことのほうが…」

「そんなことを言ってはダメよシズマ。貴方は本当はやさしい子だから…あえて距離を置いていたのでしょうけど…

剣の一族の力は、多くの人々と手を取り合うことで、本当の力が発揮されるの…」

「そ、そうなのか?」

「そう…剣の一族の力の源は…銀の腕より生まれた聖なる剣に行き着くものだから…」

「それは…まさか…!」


『シズマ…』

「ッ! ヴァリオン!」

『シズマ…私は、お前とともに戦いたい…』

「…ああ、俺はもう一人じゃねぇ…一生に戦おう…」

『ああ!』


「シズマ…私はもう行かなければなりません」

「母さん……少しの時間だけど会えて嬉しかったよ…」

「私もよ…でも気をつけて…貴方の戦いは、剣の一族の宿命の戦いだけではない…知の記録者には…」


その言葉を最後まで聞き取ることができず、シズマの視界は光に包まれてゆく。


(以下次回)


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