第15話「繋がり始める世界」

ヴァル・ファスクの新型機の攻撃を受けファルガイアへ落ちてしまった悠吾、リューン、ラルミィ、マリスの4人。
なんとか無事にファルガイアへたどり着きとりあえず救助を待つことにした4人。

リューン「GPSが動いたか・・・ん、ここは?」
悠吾「どの辺かわかったの?」
リューン「ああ、どうやらトキオの沿岸にある小島のようだ。救援も思ったより早くなるかもしれん。あいつらに連絡しておくか」
ラルミィ「悠吾、リヴォウルトはどうだ?」
悠吾「姿勢制御用のスラスターがやられただけで、メインのブースターは無事だったよ。
 飛ぶだけなら大丈夫・・・だと思う」
ラルミィ「わかった。救難信号を出しておこう」


その頃、リヴォウルトの足元ではマリスが塞ぎ込む様に座っていた。
マリス「・・・・・・」
悠吾「マリス、大丈夫?」
マリス「あの人・・・」
リューン「マリス。すまないが、話してやってくれないか? 何故あのヴァル・ファスクに拘るのか」
悠吾「・・・もしかして、『ルミナス』のこと?」
マリス「はい・・・悠吾には最初に出会ったときに話しましたよね。
 3年前、地球の月で起こったテクネチウム基地の消滅事件は知ってますか?」
悠吾「バニシング・トルーパー事件の事だね。初のEOT搭載型PTヒュッケバインの起動実験で、
 ブラックホールエンジンが暴走して、基地が丸ごと消えたって事件・・・」
リューン「リュウセイから聞いたことがあるな。あいつの仲間であるライと言う奴がその生き残りの一人で、
 左手を失ったと・・・」
マリス「あの事件でいなくなった人たちの中に・・・・・・私の兄、ルミナス・クラウゼンがいたんです」
ラルミィ「・・・犠牲者の中にお前の兄がいたのだな」
マリス「私と兄は、メテオ3とマクロスの落下によって起こった環境災害で両親と故郷をなくしました。
 その後、父の知り合いがテスラ研にいてその人に保護されることになったんです。
 程なくして、私もルナ兄さんもテスラ研でいろいろなことを学びました」
悠吾「・・・・・・」
マリス「ある日、兄さんはテストパイロット候補として、マオ社に出向したんです」
リューン「そして、バニシング・トルーパー事件ということか・・・」
マリス「はい・・・その後、私はその悲しみから逃げるように没頭していました。
 私の故郷があった場所にある遺跡から発掘された、メビウス・リアクターを動力とした機体の開発に・・・」
悠吾「それが、このリヴォウルトだったんだね」
マリス「リヴォウルトだけが、私の大切なものを繋ぎ止めてくれる存在でした」
あくまで淡々と語るマリス。感情を抑えなければ語ることが出来ないのだろう、その目には一筋の涙があった。
リューン「そうか・・・少しそれた話だが、マリスのことを知ることができたな」
ラルミィ「それで、奴・・・ランツとの関係は?」
マリス「あの人は・・・ルナ兄さんと瓜二つだったんです。少し大人びていますけど・・・!
 私が危ない目にあったときに負ったあの顔の傷も・・・腕に刻まれていたあの模様も・・・絶対に見間違えじゃない・・・!」
悠吾「マ、マリス・・・その、落ち着いて・・・」
マリス「あの人が本当にルナ兄さんじゃないかもしれない・・・でも・・・でもッ!」
これまで押さえつけていた感情が抑えきれなくなり、それでもかたくなになろうとするマリス。
そのとき、彼女をやさしく抱きしめたのはラルミィだった。
マリス「ラルミィ・・・さん?」
ラルミィ「マリス、今は思い切り泣け。考えるのはその後でいい・・・」
マリス「う・・・うわぁぁぁぁぁぁん!」
その日、日の光が赤く染まり始めるまで、マリスの泣き声がやむことはなかった・・・・・・。


悠吾「ごめんラルミィ・・・あの時、僕はどうすればいいのかわからなくて・・・」
ラルミィ「構わぬ。悠吾はエオニア戦役以前、同世代の人とはかかわることが殆ど無かったのであろう」
悠吾「うん。人里はなれたところずっと過ごしていたから・・・はじめて見た同世代の女の子は、マリスだったから」
リューン「人と関わる時は、こういったこともある。人付き合いについても少し考えたほうがいいぞ」
悠吾「うん・・・そうする」
リューン「ん? 通信がきたな。これは、ネルガルのからか」
悠吾「ネルガル?」
ラルミィ「ネフューリア事件でともに戦った機動戦艦ナデシコを生み出した企業だ」
リューン「サセボがトキオの隣にあるから、真っ先に来るとは思ってたがな。知り合いが迎えに来るらしい」
悠吾「そうか、リューン達が一緒に戦った仲間。どんな人なんだろう・・・」
リューン「ま、良くも悪くも個性的・・・とだけいっておくか」
しかしそのとき謎の戦闘反応をキャッチする。

そして悠吾たちが見たのは純白の大型戦艦とその周りで謎の敵と戦う4機の機動兵器だった。
リューン「見たことの無い機体だな…」
悠吾「アレは、レイアースッ!」


☆味方初期
NSX(フィリオ、ザス、アスカ、タータ、タトラ)
光&ランティス[レイアース(光)、ランティス魔神(ランティス、プリメーラ)]
オートザム[FTO(イーグル)、GTO(ジェオ)]
★敵初期
混成部隊[ガディフォール+トムリアット×2]×3
混成部隊[クラウダ+リオンV×2]×3
混成部隊[デモンゴーレム+ランドリオン×2]×3
混成部隊[ギンシャス+ソルプレッサ×2]×3

数もさることながら戦艦側の機動兵器は敵の軍勢になれていないのか苦戦を強いられる。
一方、大型戦艦を襲っていたのがルオゾールの手勢であることがわかった悠吾たちは白い戦艦の援護を決意する。

悠吾「光ッ!」
光「その声、悠吾!?」
悠吾「話は後、手伝うよ!」
マリス「ヤンロンさんや、シラカワ博士もここに飛ばされていますから」
光「本当なのか!」

☆味方増援
悠吾[リヴォウルト・ウィンガー(悠吾、マリス)]…飛行不可
リューン[セレスティ(リューン)]
ラルミィ[ヴェルセクト(ラルミィ)]

すると敵軍勢も本気になったのか増援を展開してくる。
★敵増援
混成部隊[テツジン+ダイン×2]×3
混成部隊[ランドグリーズ+機械獣ダブラスM2]×3
混成部隊[機械獣ダムダムL2+ランドリオン]×3
混成部隊[フォースインパルス+デビルエステバリス×2]×3
所属不明機[グリゴリ×3]×4
所属不明機[ガニメデ×3]×4
所属不明機[インプス×3]×4
所属不明機[エールスローターダガー×3]×4

リューン「木連の機動兵器だと!?」
悠吾「それにインパルスも・・・」
マリス「それに新型の機動兵器2種とこの前ファントムペインに化けた敵の機動兵器も存在しているわ」
ラルミィ「どうやら今まで点だった物が線に繋がって来たな」

さすがに7機の人型機動兵器と戦艦ではこの物量は多勢に無勢かと思われた・・・・その時。
「ゲキガン・フレアァァァァァッ!」
一機の小型機が突撃攻撃を慣行し、敵の出鼻を挫いた。

「ガイさん、前に出すぎです!」
「しゃぁねぇよ。ヤマダはああいうタイプだから」
「ヤマダ言うなッ! 俺の名はダイゴウジだ!」
「はいはい…」

リューン「あれは、エステバリス!」
リョーコ「リューン! 救難信号を出してたのはあんたらだったのか!」
ガイ「おお、久しぶりじゃねぇか!」
ラルミィ「お前たち、ナデシコ長屋にいたのでは…」
イツキ「私たちは、FCEのバック側に回ってこのような任務に就くようになったんです」
リョーコ「ま、元の鞘に収まったってことだけどな」
ガイ「俺たちが来たからには大船に乗ったつもりでいてくれ!」
ラルミィ「ああ、あてにさせてもらう!」
悠吾「リュ…リュウセイが二人に増えた気分…」
マリス「あ、あはは…」
リューン(あ〜あ、言っちゃったよ…)

ガイ「さぁて…生まれ変わったエステバリスの力、見せてやるぜッ!」
イツキ「ガイさん、今はバッテリーのみで稼動していますから、なるべく気をつけてください」
ガイ「わかってるって!」

☆味方増援2
エステバリス[エステバリスカスタム・リョーコ(リョーコ)、エステバリスカスタム・ガイ(ガイ)、エステバリスカスタム・イツキ(イツキ)]

○レイアース、攻撃後
ガイ「かっけ〜! 異世界のスーパーロボって奴か?」
イツキ「地球側のデータにあった、セフィーロの魔神ですね…」
リョーコ「魔法だったらシエルジェので間に合ってるけど、これはこれでって感じだな」

そして、リョーコたちの援護によって敵を撃破した悠吾たち。その直後、重力震異常が発生して一つの反応が現れた。
その反応があった場所に向かうと、そこには見たことの無い機体が墜落していた。

だが、リューンはその機体に何かを感じ回収、光の案内で一旦NSXに乗艦する。
(MAPクリア)

リョーコたち分かれた悠吾たち。そこにエルシオールがやってくる。
エルシオールの中にいたヤンロンたちは白い艦のほうは異世界オートザムの戦艦である『NSX』だと説明、
とりあえずいったんオービットベースに戻りギャラクシーユニオンズ、NSXの乗員による情報交換をすることとなった。
早速上層メンバー(タクトや大河長官)はNSXの主を待つ。

現れたのは、エオニア戦役でともに戦った魔法騎士、獅堂光。
セフィーロ、ラ・ギアスと異世界同盟を結んでいる国オートザム代表のイーグル。
さらに、それぞれの異世界同盟メンバーたちが一堂に集結していた。
それぞれの説明は、シュウとヤンロンを経てすんなりと通ることに。

そして、戦闘後に現れた謎の機体が安置されている格納庫。
そこにリューンをはじめとするメンバー、そしてARMSもいた。

なぜ回収したかと言うと、リューンはどこか懐かしい波動を感じたからと言う。
それは、アシュレーも例外ではなく、どこか既視感を感じていた。

そして、調査を進めているうちにコクピットハッチのパネルを発見。
アシュレーはパネルのタイプを見てはっとし、急いで解除を試みる。

解除が完了し、コクピットが開かれた。

そのコクピットは複座式で、奥のシートには誰もいなかったが、手前のシートでは一人の女性が意識を失っていた。
いや、人としてならそう表現するかもしれないが、そうではない。

まとっているスーツの形は大きく異なっていたが、薄い青色に輝く髪と、どこか機械的な姿を、アシュレーは忘れるはずが無かった。
かつて、平行世界からの来訪者であり、ともにヴィンスフェルトを討った機械の乙女。

アシュレー「まさか…コスモスッ!」
(以下次回)


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