俺は「死神」と呼ばれている。
だから、右手には鎌がある。
人の命を奪う得物だ。
…じゃあ、左手には何を持てばいいんだ?

ファルガイアで最初に会った奴に、俺は訊いた。
「右手に拳銃を持つなら、左手には何を持つ?」
「銃だ」
成る程、コイツらしい。

戦う時、いつも相手に戦いをやめるよう、訴える奴にも訊いた。
「僕は、拳銃も持ちたくはないんだ」
成る程、きっとお嬢さんの学校じゃ模範解答だ。

俺のデスサイズを命令通りにぶち壊しやがった奴にも訊いた。
「照準が狂わないように添えるだろうが、状況次第だ」
成る程、そうやって任務を遂行するわけだ。

月で、息まで止めて休んでやがった奴にも訊いた。
「銃は嫌いだ。俺は素手で倒す」
成る程、俺にはできねぇな。

最初は敵だったが、すぐに味方になってくれた奴にも訊いた。
「そうだな…その時によってだな」
成る程、こっちもある意味コイツらしい。


こういう答えはどうだろう?
左手は、君を守るためにあるってのは。
…ちょっとすかしすぎかね?

数年前、スレイハイム開放戦戦時にて
…デュオ・マックスウェル

第12話「傷付いた翼を広げて…」

何れとも知らぬ場所…
???1「アルトネリコ。どういう所なのそこは?」
???2「かつて伝説に歌われた紡ぎ手たちの聖地で使い方によればおそらく最強の兵器となるでしょう」
???3「だが、今はそのメインシステムが停止中・・・・取引に応じたバイオネットのギムレットも
 オリジネーターであるラクス・クライン復活の鍵の奪取に失敗したと聞くが」
???2「確かに失敗はしました。しかし幸運なことに今その鍵を持って大天使がアルトネリコに向かっているとの情報が入りました。
 そこで押さえれば良いだけの話です。私の手勢の者を行かせましょう」
???3「待て、ウォン。念には念を入れるべきだ。わが術で蘇らした者達もつれていくが良い」
???1「お前達の活躍は期待しているぞ。ウォン、ルオゾール」
ウォン、ルオゾール「「ははっ」」

ウォン(フッ、私の目的はこんなものではない。まあ、精々その力貸していただきましょう。
 それともしもの時のためにあいつらにも一働きして貰う様女王様に言っておきますか・・・・)

ウォン「・・・というわけで先ほどそちらへ向かった増援と協力して私が今言ったことをしてください」
シェリー「不服ね。何でそんな手間のかかることをしなくちゃいけないの?」
ウォン「細かいことは聞かなくていいんです。私はあなたに復讐のための力を与えてあげたんですからギブ&テイクというやつです」
シェリー「・・・わかったわ」
そういって通信は終わる。
そしてシェリーの眼前に広がるのは、荒野の星。
シェリー「ここがファルガイアという星ね…アンジェ達が伝えてくれなかったせいで…」
ホアキン「やはり…私たちは彼等にとって駒でしかないということでしたな…」
シェリー「けれども、私たちもこのままでは終われないわ。彼等がそこにいるのだから…ギャラクシィ・ユニオンズを急襲するわよ」
ホアキン「了解です」




オービットベースから発艦したヴァルストークとアークエンジェル。

目指すは詩姫の塔アルトネリコ…
航行中、カナードは皆に自分の想った事を打ち明ける。

ミーアは自らを犠牲にしてアルトネリコを止め、ネェル・グノーシスの脅威は去った。
しかし、それは一時的なものではないのかと…全てを解く鍵は、アルトネリコに再び行くしかないと。

そして彼女を復活させるということがどういう事なのかと言う事も…カナードは覚悟の上で決意する。

その言葉を聴いてシンも…嘗ての友に対する思いを秘めていた…

そしてアルトネリコを目前にしたその時。
メイリン「コンディションレッド発令!現在当艦に接近している艦影を確認。データから接近艦は強奪されたドミニオンと判明。機動兵器部隊はすぐに出動してください。」
イザーク「ファントムペインか!!」
シン「俺達を倒そうって魂胆か!?」
ディアッカ「そうはいくかってんだ!せっかくの2人の再会、邪魔はさせないぜ!!」
ハイネ「ディアッカ、何時になく気合が入ってんな・・・・。」
かくして戦闘が開始される。



☆味方初期
アークエンジェル(マリュー、ナタル、ノイマン、メイリン、ミリアリア)
ヴァルストーク(ブレス、シホミ、アカネ、ホリス)
カナード&ハイネ[フリーダムガンダム(カナード)、ハイペリオンガンダム(ハイネ)]
シン&ルナマリア[デスティニーガンダム(シン)、アルトセルクインパルスガンダム(ルナマリア)]
アスラン&カガリ[ジャスティスガンダム(アスラン)、ストライクルージュノワール(カガリ)]
デュオ[デスサイズヘル(デュオ)]
選択10小隊



★敵戦力
ドミニオン(シェリー、ホアキン)
ストライク[ストライクノワール(スウェン)+エールスローターダガー×2]
デュエル[ブルデュエル(ミューディ)+ソードスローターダガー×2]
バスター[ヴェルデバスター(シャムス)+ランチャースローターダガー×2]
カオス[カオス(スティング)、ガンバレルスローターダガー×2]
ガイア[ガイア(ステラ)、デュエルダガー×2]
アビス[アビス(アウル)、バスターダガー×2]
ファントムペイン[ノブッシ、ブッシ]×4
ファントムペイン[エールスローターダガー、ストライクダガー]×4


マリュー「アレは…ドミニオン!」
ブレス「こんな時に、厄介な敵が来たな…各機、迎撃体制を取れ!」
シャニ「気をつけて…あいつ等、もう改造を終らせてる…!」
シン「俺たちもこのままじゃいられないな…!」





戦闘台詞
ルナマリアVSステラ
ステラ「また貴女なの…!」
ルナマリア「詩の力が十二分に発揮できなくても…負けられないのよ!」
ステラ「どういう意味…?」
ルナマリア「ッ!!(この子、アルトネリコの機能が停止した今でも本来の力を発揮し続けている…?)」

カナードVSスヴェン
スヴェン「コーディネーターに組するものは倒す…!」
カナード「今更なことを言うなッ! お前と行動を共にしているヤツラもコーディネーターは既にいるというのに!」
スヴェン「何だと…!」
カナード「レーヴァテイルは、もう一つのコーディネーターとも呼べる者・・・俺たちと同じ人間なんだ!」

イザークVSミューディ
イザーク「同じ改造を施したか…!」
ミューディ「たとえ元はそちらでも…負けるわけには行かない!」
イザーク「望むところだッ! どっちがデュエルのパイロットか…勝負ッ!」


ディアッカVSシャムス
シャムス「同じバスター、打ち合い合戦としゃれ込むか!?」
ディアッカ「何の! コイツも撃ち方ってモノがあるんだよ!」

オルガ、シャニ、クロトVSスティング&アウル
スティング「俺たちのベースとなったブーステッドマンか…」
アウル「でも、不完全なあいつ等に負けてたまるかよ!」
オルガ「誰が不完全だ! 誰が!」
シャニ「不完全でも、不完全なりの戦い方がある…!」
クロト「俺たちを甘く見ると…後悔するぜ!」

シンVSシェリー
シェリー「シン、エオニア様と共に行きながらもエオニア様を裏切った男…!」
シン「シェリーさん、エオニアがしたかったのは、唯の復讐だ! 今のあんたと同じことをしていたんだ!
 そして、俺達は…俺たち自身の手で、俺達が味わった苦しみを、多くの人に味わわせてしまったんだ!」
シェリー「黙れ! エオニア様こそワタシの全てだった…それを…!」
シン「くっ…自己憐憫に甘えるな!」


ステラ撃破時…
ステラ「くっ…!」
ルナマリア「これで勝負ありね!」
シェリー「どうしたステラ・ルーシェ! このままではお前は死ぬぞ!」
ステラ「し、死ぬ…ッ!?」

このとき、ステラの脳裏に浮かんだのは恐怖。
命の欠片を得られず、体が燃えるように熱く…生きているという感覚すらも消え失せるような苦痛と苦しみと…。
その記憶の楔をシェリーは迂闊にも引き上げてしまった。

ステラ「死ぬのは…イヤァァァァッ!!」
その叫びと共に、ステラは急速に戦線を離脱する。

ルナマリア「な、なんなの…一体…」
カガリ(……あの子の意識が急に流れ込んできた…もしかして…あの子はネイ・ハーフ…!)
ホアキン「くっ、流石に多勢に無勢ってところですな…シェリー艦長、例の用意は出来てますか?」
シェリー「準備は出来ている。今、出撃させる!」

★敵増援1
ファントムペイン[フォースインパルス×2]×2
ファントムペイン[ソードインパルス×2]×2
ファントムペイン[ブラストインパルス×2]×2
シン「あれは、インパルス!?」
ルナマリア「何でファントムペインがインパルスを!?」
シン「シェリーさんはインパルスのテストも担当していた。
 それならインパルスのデータを持っていてもおかしくないはずだ!」
カナード「どうやらきな臭いにおいがしてきたな…」

※ドミニオンHP半分以下
同系艦の指揮経験の差か着実にドミニオンを追い詰める。
マリュー「あの艦を捕獲して!もしかしたらバックボーンの正体がわかるかも知れないわ!!」
そして、シン達はドミニオンを捕獲するために接近する。

しかし、そこに突如数機の機体が現われた。

赤い1機は、持っている数多の砲弾の雨を降らし、黒い1機は、マッシブな機体に似合わぬ加速で翻弄。
そして、MSの如き機体が、遠隔操作らしきものでカナード達を蹂躙した。

「うわぁぁぁぁぁぁッ!!」

突然の猛攻でカナード達は一気に被害をこうむってしまう。


「青き翼の自由なる堕天使よ…詩姫復活の鍵を頂く」

突如空間転移して現われた小さな赤い機体。


その機体は、フリーダムの胴体を杓杖で突き穿ち、そして蹴り飛ばした。
カナード「がはっ!?」
コクピットをかすったため、巨大な杓杖に身体を掠められたカナードは、辛うじてハイマット・フルバーストを放ったが、
不規則な動きを取り入れた独特のモーションによってかわされてしまう!

カナード「フルバーストをすり抜けたッ!?」
???「笑止…烈風!」

小さな赤い機体は、手に持った錫杖でフリーダムを再び付き穿たんとする…その時。

一筋の閃光が、二つの機体の間にもぐりこむ。


その閃光が消えた後、新たに現われた敵にぶち当たったのは2機のMS。

そして閃光の主であるMSが現われた。


フリーダムと対を成す白き翼……


カナード「ウイングゼロ…ヒイロなのか!」
ヒイロ「無事か、カナード」

砲弾の雨を浴びせた赤い機体に対抗して撃ち合っているのは、寒色系の装甲と数多の火器を身に包んだ…

トロワ「砲撃戦ならば、引けを取る訳にはいかない」
???「正面での打ち合いで互角とは…」


そして黒い機体に対して剣戟を演じるは、トライデントを携えたもの…

???「この機体に追いつけるとは…やりますね…」
五飛「ナタクをなめるな!」

レティシア「皆さん、間に合った見たいですね!」
ムラクモ「これでMO−Xのメンバーを除いたプリベンターが勢ぞろいしたわけだな」


シェリー「ファルガイアのガンダムは、こうも多数いると思わなかったわね…!」
ホアキン「これ以上の戦闘は危険でしょう」
シェリー「悔しいけれども…撤退するしかない…か」

???「命を繋ぎとめたか…堕天使よ」
小さな赤い機体は再びワープするかのように消える。

そして、先程の敵機もすぐにドミニオンに格納。そしてドミニオンはすぐさま撤退した。



マリュー「皆、大丈夫!?」
シン「俺たちは…ですが、カナードさんが!」
ハイネ「カナード、しっかりしろ! お前が死んだら、誰がミーアを蘇らせるんだ!」

フリーダムは先程の機体の猛攻により、かなりのダメージを負ってしまった。
コクピット内のカナードも怪我を負っている。

それとは別に一部のメンバーも驚愕していた。
ラミア「た、隊長…確認できましたでございますでしょうか…」
アクセル「ああ…何故、あの二人がここにいる…!」
メルア「アクセルさん…あの機体をっしってるんですか?」
アクセル「まぁな…」

デュオ「…何でだよ…!」
カズマ「どうしたんだ、デュオ?」
デュオ「何であの機体がッ! アイツがいるんだよッ!」
カズマ「デュオ、落ち着けッ!」
デュオ「…わりぃ…」

そして二人は心の中で、突如現われた機体をこうつぶやく。

アクセル(…ラーズアングリフにラピエサージュ…まさかな)

デュオ(ゼロシステムとルーツを同じくするシステムを持つMS『レミング』が何でここに…)


そして、カナード本人も預かり知らぬことなのだが…攻撃された際にシステムハックを食らってしまい、
データタブレットの情報が奪われてしまっていたのだった…。
(MAPクリア)


ブレス「カナード君の容態は?」
マリュー「重症とまではいきませんが、暫く戦闘は少し厳しいと思われます」
ブレス「…また新たな謎が増えてしまったというわけだな…」
ヒイロ「俺達はネフューリア事件の後、独自にアルトネリコの調査を行っていた」
トロワ「レーヴァテイルに関する情報は、こちらにとっても重要な意味を持つと判断したためだ」
マリュー「ということは、カナード君が持ってたデータタブレットは…」
ヒイロ「俺達が調査したデータと過去にあった文献をまとめられたものだ」

ブレス「そして、パイロット達の悩み事が増えたのは痛いな…」


カズマ「何だって! あの機体のこと知ってるのか!」
デュオ「声がでかいって…あのガンダムを模したMSは多分…いや、間違いなく『レミング』だ」
カズマ「レミング?」
デュオ「スレイハイム開放戦線の時に生み出されたMSだ。
 パイロットの思念を周囲の人間にフィードバックさせるシステムを搭載している…」
カズマ「…デュオ?」
デュオ「わりぃ…いまはこれぐらいしか話せない」
カズマ「…わかった。これ以上は黙っとくよ」


デュオ(……アディ…)


デュオは一人、とある名前をつぶやいた後、昔語っていた言葉を思い出す
(冒頭の語り)。
(以下次回)


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