衛星軌道・転空魔城…

その司令室らしき場所に、二人の鋼魔がいた。

一人は機械仕掛けの魔槍を携えたリーダー格・ギルゼファー。もう一人は盾と同化した両腕を持つモノ・ヘルゲルツォ。

ヘルゲルツォ「戦況は一進一退。ですが、占領地は確実に増えております」
ギルゼファー「そうか…」
ヘルゲルツォ「先日、ボルドラングがハコダテなる街を占領したとの報告が入りましたよ」
ギルゼファー「だがそこはニンゲンどもの住む街の一つに過ぎぬ。我らに楯つく者の拠点を落とさねば意味はない」
ヘルゲルツォ「そうは言いますが、転空魔城のシステムを用いた転移はやはり不機嫌のようですな…
 補助装置を兼ねる瞬転刀を用いたとしても半分以下の確率…やはりあのデュミナスめらの助力は必要かと」
ギルゼファー「かと言って、我らの力による転移は我らにしか通じぬ…難儀なモノよ」
ヘルゲルツォ「ですが、これによるランダムな瞬転はニンゲン共にとっては混乱を呼ぶ。思わぬ副次効果ですな」
ギルゼファー「確実な戦法を用いてこそ必勝への軌跡を描けるが…たまには一興か…
 だが、お互いに争っている愚かなニンゲン共といえど、いずれは体勢を立て直し、我らには向かうであろう…」
ヘルゲルツォ「ニンゲンは弱いから群れるしかない…哀れなモノですな。カカカッ」
ギルゼファー「追い詰められた者ほど牙は鋭いぞ。いずれはこの転空魔城の力に気づくやもしれぬ。
 だがヤツら…ミザル共がこの城の力を解き明かせば、その時こそニンゲン共の希望を打ち砕く時であろうな…」
ヘルゲルツォ「ところで、デュミナスは例のニンゲンの小娘を引き渡すよう要求してますが?」
ギルゼファー「ゼルーグが連行したモノか。ならば…」
ヘルゲルツォ「それを利用して奴らの技術を得て見せましょう。異界の技術とはいえ、我ら鋼魔の力と並ぶモノ…興味がありますからねぇ」



転空魔城内部…

ゼルーグ「…ショウコを引き渡す?」
ショウコを連れ去った鋼魔の一人、ゼルーグにそう告げたのは4つの水晶を漂わせている女性らしき鋼魔レヴィスト。
レヴィスト「ああ、ギルゼファーの命令で数日後には…だそうだ」
ゼルーグ「…そうか」

漆黒の仮面に覆われたゼルーグの顔色は伺い知れない。だが、それでも憂いを帯びている事を感じた。

レヴィスト「珍しいな。我ら騎士に次ぐ鋼魔の称号である戦鬼をもち、忌み嫌われる同族殺しを行う役目を担う心無き処刑者であるお前が…」
ゼルーグ「……そうか?」

レヴィスト「あの娘と話をしているそうだな」
ゼルーグ「…騎士レヴィスト、何故デュミナスはショウコを?」
レヴィスト「恐らく、お前が以前に戦ったあの赤いゴーレムの主…その妹であることが理由なのかもしれん」

ゼルーグ「…ショウコからこの世界の事を聞いた。そして、思った。この世界は…光に輝いている」
レヴィスト「迷っているのか…」

黙りこむゼルーグ。

レヴィスト「だが、ギルゼファーらがこの転空魔城を見つけられなければ、私達は既に滅んでいた…生きるためには新たな星を見つけなければ…」
ゼルーグ「…総てを在るべき闇へと滅してか」

レヴィスト「ゼルーグ、お前はボルドラングの元に行け」
ゼルーグ「…は?」
レヴィスト「奴はハコダテという地を占領している。言って協力することを命ずる」
ゼルーグ「…分かった」

そう言って、レヴィストのもとを去っていくゼルーグ。

レヴィスト(全く私も酔狂な事を…奴の誇りがどのような形となるか…気になって仕方ない)



日本・函館地区…


半ば瓦礫と化した街の地下にて、一人大立ち回りしている男がいた。

その男の動きは洗礼とは言い難く、獣のような動きで相手を翻弄している。
その相手は人にあらず、身体の節々にはトカゲのごとき鱗が見られた。

それらを総てのした男は、肩を上下させながら身体を落ち着かせる。

「ったく…ストリートファイトで稼いだからトンズラしようって矢先にこれかよ…」

「見事だな、一文字號」

その言葉に驚いた男、一文字號が振り向くと、そこにはサングラスをかけた男。

「一文字號、17歳。恐竜帝国の襲撃によって天涯孤独の身となる。
 その後、強靭な肉体を生かし、賭けプロレスやストリートファイトに参加。賞金稼ぎとなる」

號「やいやいやい、なに勝手に調べてんだよ!」

隼人「フッ…アイツみたいな奴だな」

號「てめぇ、いったい何もんだ!」

隼人「私は神、神隼人。これから先、お前に地獄をみせる男だ」

號「地獄だと?」

突如揺れる地下。それに呼応して流れる水。

號「のわっ!」

隼人「来たな…一文字號、生きてここから脱出しろ。ここを乗り切らねば、未来はない!」

第28話
「出撃! 鋼鉄の巨人達」

その頃、地上では鋼魔の騎士が一人ボルドラングが一際広い学校のグラウンドに機体を集めていた。

そしてその中心部には鋼魔の小型兵士に連れてこられている少女が一人。

ボルドラング「ほう…テメェか、俺達に楯ついたニンゲンってのは。何故だ?」

かなめ「決まってんでしょ! 何の罪のない人たちを蹂躙して…放っておけるわけないじゃない!」

ボルドラング「くだらねぇな! 弱い者は死ぬ、強いやつこそ生き残る。それが鋼魔だ!」

かなめ「そんな理不尽…!」

ボルドラング「ゴーレムに頼らねぇと何もできねぇニンゲン…さらに女のくせにやるじゃねぇか。じわじわと嬲り殺しにしてやろうか…」

舌なめずりするボルドラングに戦慄するかなめ。だがその時。

「待ちやがれッ!!」

突如響いた勇ましい声が響いた元をたどれば、紅い鎧を着た男がそこにいた。


☆味方初期
ファイター・ロア(コウタ)

コウタ「俺の名はファイター・ロア!」
ボルドラング「な、何もんだテメェ!」
コウタ「てめえみたいな連中に名乗る名前はねえ!」
ロア「いや、名乗っただろう?」
コウタ「あ」

思わず凍りつくコウタ。だが…

ボルドラング「何者だぁ、名を名乗れ!」
コウタ「……結果オーライじゃね?」
ロア「相手が同レベルでよかったな」
コウタ「うるせえ! そんなことより…このデカ爪野郎! てめえの好きにはさせねえぞ!」

ボルドラング「へっ…おもしれえじゃねえか! 今回も手加減してやる! かかってこいよ!」

コウタ「行くぜ、ロア!」
ロア「コウタ、なるべく時間を稼げ。それから、あのボルドラングという男を怒らせるな」
コウタ「ああ、分かったぜ!」

★敵戦力
旋風の爪騎士[ボルドラング]
鋼魔軍[スパルトィ×2]×4
鋼魔軍[イェグヴェル×2]×4
鋼魔軍[シュタルテオ×2]×4
鋼魔軍[風鋼魔ゼンゼクリンゲ]×8


ロア・アーマーで単身鋼魔に立ち向かうコウタ。暫くすると、ボルドラングに動きがった。

ボルドラング「そこまでだ!」
コウタ「何!?」
ボルドラング「それ以上手をだしたら、このニンゲンの命はないぜ?」
かなめ「なによ…やれるもんならやってみなさいよ…!」
ボルドラング「強がるな。恐怖の感情がしっかり伝わってんだからな」
コウタ「かなめ…! チッ、そうきやがったか!」
ボルドラング「そういや思い出したぜ。お前、あの修羅ヤロウの言ってた赤いゴーレムの主だな?」
コウタ「ッ! それを知ってるなら話ははええ! ショウコの! 俺の妹の事を教えてもらおうか!」
ボルドラング「ショウコ? あのニンゲンの小娘か? ただで教えると思ってんのか?」
コウタ「くっ!」
ロア「だが、これで彼女があの巨大構造物…ソーディアンの中にいる事が確実になった」

★敵増援
恐竜帝国[メカザウルス・ドバ×3]×6

ボルドラング「恐竜帝国の奴らも来たか…さぁ、武器を捨ててこっちに来い。このニンゲンが殺されたくなかったらな!」

ロア「ロア・アーマーで戦うのはここまでだな」
コウタ「な、あきらめろっていうのかよ!」
ロア「こうなる展開は予想できていたが…十分に時間は稼げた」

ボルドラング「ん? 上から何かきやがる?」

☆味方増援
グランティード・ドラコデウス(統夜、テニア)

ボルドラング「な、何だテメェは!?」

テニア「極悪非道を行う鋼魔なんかに…」
統夜「名乗る名前などないッ!」

戦闘デモ…
グランティード・ドラコデウスVS旋風の爪騎士ボルドラング

統夜「格闘戦ならこっちも負けちゃいないッ!」
テニア「フィンガードラコバスターッ!!」

グランティード・ドラコデウスが持つサイトロンを纏った手が、ボルドラングを打ち据える。
その攻撃により、ボルドラングはグラウンドから半ば放り出される形で移動させられた。

ボルドラング「な、この俺を動かしやがるとはな…ちったぁやるようだな! だが…」

統夜「そんなこと言ってられる状況じゃないぜ」

ボルドラング「何!?」


宗介「かなめ! 大丈夫か!?」
かなめ「遅いわよ、ソースケ!」
宗介「すまない…ボン太くんも使えない今、これが精いっぱいだった」
かなめ「でも…また助けてくれてありがと…」
宗介「…ああ」


☆味方増援2
ソウルランサー(光珠、フェアリ)
サイバスター(マサキ)
雷凰(トウマ)


光珠「相良君! 千鳥さん! 乗って!」
宗介「すまない!」

コクピットの後ろに二人を乗せ、ソウルランサーが離脱。その先には、クロガネの姿があった。

☆味方増援3
クロガネ(レーツェル)
ダイゼンガー(ゼンガー)
ユウ&カーラ[アシュセイヴァー(ユウ)、ラーズアングリフ・レイブン(カーラ)]
魔法騎士[セレス(海)、ウィンダム(風)]
リューネ&セニア[ヴァルシオーネR(リューネ)、ノルス・レイ(セニア)]
ミオ&テュッティ[ザムジード(ミオ)、ガッデス(テュッティ)]
ジーク&サリー[クラウドハーケン(ジーク)・クロイツ・ヴァールハイト(サリー)]


ボルドラング「おっとぉ!?」

コウタ「皆も来てくれたのか!」
カーラ「トウマ達から話を聞いて、アンタが大人しく帰ってくるわけないと思ったからね」
コウタ「ちぇ、お見通しか」
ロア「カイザーと合神するんだ、コウタ!」
コウタ「ああ!」

☆味方増援4
コンパチブルカイザー(コウタ)

コウタ「さぁ、仕切りなおしだ! 覚悟しやがれデカ爪野郎!」

ボルドラング「はっ! 皆風と一緒に切り刻んでやるぜ! 久しぶりにガチで行くかッ!!」

レーツェル「全機、攻撃開始! 函館から鋼魔とメカザウルスを排除するのだ!」



◇1ターン経過…

★敵増援
恐竜帝国[メカザウルス・ドバ×2]×6
恐竜帝国[メカザウルス・ブル×2]×6
バット将軍[メカザウルス・ボア(バット将軍)]


バット「神隼人。やっと見つけたぞ。我らの恨み、思い知れ!」
隼人「バット将軍まで来てるのか…號! 俺についてこい!」
號「あ、ああ!」

戦闘区域からやや離れたところを突っ走る隼人と號。その先には、3機の戦闘機が路上で待機していた。

隼人「来たか…」
剴「へへ…すんません、遅くなっちまって」
翔「號、早く乗れ!」
號「はぁ?」
隼人「早く乗らんか!」

隼人が強引に號を蒼い戦闘機に乗せる。

號「うおっ! いてて…おい! 何でこの俺がこんなのに乗らなきゃなんねえんだよ!」
隼人「無駄口を叩くな、舌を噛むぞ…」
バット「アレは…まさか!」
隼人「ネオゲッターロボ、発進ッ!」

急発進するネオゲッターロボのゲットマシン。そのGに怯む號。

號「うぎぎ…なんてGだよ…!」
隼人「どうした、もう降参か?」
翔「大佐、合体!」
剴「フォーメーション!」

隼人「ゲッターチェェェインジ!!」


☆味方増援5
ネオゲッター1(號、翔、剴)

バット「やはりゲッターロボ!!」
コウタ「おい、アレは!?」
レーツェル「フ…恐竜帝国が相手ならば、彼らの出番であろう」



隼人「行くぞ!」

新たに爆誕したゲッター…ネオゲッター1がメカザウルス・ドバに攻撃を仕掛ける。
嘗てのゲッターに勝るも劣らぬ一撃をくらわすも、相手の反撃をくらい、機体に衝撃が走る。

隼人「ぐッ…!」
號「おい、大丈夫なのかよ?」
隼人「フン…3ヶ月のブランクってのは微妙に堪えるようだな…お前こそ、まだ生きてたのか」
號「へへ、冗談じゃねえ! こんなに興奮したのは生まれて初めてだ!」
隼人「フッ…いいぞ、お前」
號「なんだか苦しそうだからな、俺にもやらせろ!」

強引にシートへ座る號。

號「てめえは後ろに座ってな。運転の仕方だけ教えろ!」
隼人「武器の名を叫んで、右手のレバーを押すんだ。音声認識で、レバーがマルチ入力になる!」
號「そうか。意外と簡単じゃねぇか! んじゃ、行くぜ!」

バット「ふ、ちょうどいい。この場でゲッターを血祭りにしてくれる!」
ボルドラング「どいつもこいつも面白くねぇ…まともてやっちまうぜ!」

◇更に1ターン経過

☆味方増援6
エアリム(ルナ・ルーン)
ライトニング(ベン、アサカ)
選択6小隊

光珠「あれは…新型の戦艦?」
フェアリ「私も見たことがありません…!」
レーツェル「心配ない。アレは味方だ…!」


ベン「こちらイルミナーティのライトニング。アイアン3、応答されたし」
レーツェル「こちらアイアン3、久しいな、ベン殿」
ベン「積もる話は後だ。これより貴艦を援護する! ルナ・ルーン姫もよろしいか」
ルナ・ルーン「構いません! エアリム、戦闘準備!」
エアリム「了解しました、プリンセス」


ボルドラング「ニンゲン共の新手か!」
甲児「アレは…ゲッターロボ!」
アルトディアス「知ってるのか! 甲児殿!」
甲児「嘗て俺達と一緒に戦った仲間だ。アレはどうやら新型らしいけど…」

隼人「甲児、久しぶりだな」
甲児「隼人!」
隼人「ちょうどいいところに来た。援護を頼む。なにしろこっちのバイロットは初心者だからな」
バット「何人来ようと関係ない。まとめてうち倒してくれよう!」

別方向から現れたエアリムにより形勢が逆転するものの、別方向から敵の救援が入って来た。


★敵増援
ソーディアンズ・ダガー×3
鋼魔[ゼルーグ]


ゼルーグ「…瞬転、終了…」

コウタ「あ、あいつは!!」
レーツェル「鋼魔の"ブラック・ゾルダート"か」

ボルドラング「ゼルーグ、何しに来た…」
ゼルーグ「…騎士レヴィストからの命令だ。手を貸そう」
ボルドラング「ほう…ま、俺様の邪魔はすんじゃねぇぞ」


コウタ「漸く見つけたぜ、黒騎士野郎!」
ゼルーグ「…赤いゴーレム、ヤツか」
コウタ「てめえ、ショウコは今どうしている!」
ゼルーグ「……」
コウタ「この野郎、だんまりかよ!」
ゼルーグ(その怒りの思念…当然か)
コウタ「なら、力ずくで問い出してやる!」
統夜「熱くなるな! コウタ」

バレル(コウタ…? もしかして、あのコウタなのか!?)
フェイ「バレル、どうしたの?」
バレル「いや、何でもない…」

光珠「そうだよ、ショウコちゃんの手掛かりが掴めそうなんだから」
コウタ「う……」
ロア「コウタ……」
コウタ「統夜と光珠の言う通りだってんだろ! わかってらあ!」
ルナ・ルーン「各機、それぞれの敵を撃破し、函館を取り戻すのです!」

ゼルーグ(…彼らは力無き者達の為に戦っている……この力を持て余してる自分………今は、役目を全うするのみ)



戦闘台詞
コウタVSゼルーグ
コウタ「黒騎士野郎、覚悟しな!」
ゼルーグ「…望むところだ」

悠吾VS鋼魔
悠吾「鋼の悪魔、鋼魔…お前達の野望は俺とリヴォウルト…皆で打ち砕いて見せるッ!」


メカザウルス・ボア撃破…
バット「おのれ人間共、この借りは必ず返すぞ!」

ゼルーグorボルドラング撃破

ゼルーグ「…くっ…」
コウタ「何だ? アイツ、今までと比べて手ごたえがねえ…」

ボルドラング「どうしたんだ、ゼルーグ。戦鬼ともあろうものがこんな様とはな」
ゼルーグ「……弁明はせん」
ボルドラング「まぁいい…ここは偶然手に入れた場所。利用する価値もない。引き上げるぞ」

ボルドラングの号令により、鋼魔達が転移して引き上げてゆく。

ボルドラング「そこの白いゴーレム!」
統夜「な…」
テニア「あたし達の事?」
ボルドラング「良くもこの俺をコケにしやがったな…テメェはいつか完膚なまでにバラに引き裂いてやるぜ…必ずなッ!!」

その捨て台詞と共に消えたボルドラング。

マサキ「アイツ、逃げやがったぞ!」
コウタ「ちっ、追うぞ! ロア」
ロア「いや、今はこの街の確保を優先すべきだ」
コウタ「だけどよ!」
ロア「コウタ、俺達だけで戦ってるわけではないのだ。それに、追ったところでソーディアンの内部には入れん」
コウタ「ワープはできねえのかよワープは!」
ロア「あの距離では…今のカイザーでは無理だ」
コウタ「くそっ…! 漸くショウコの手掛かりをつかんだってのに!」
光珠「コウタ君……」

レーツェル「アイアン3より各機へ。周辺を警戒しつつ、待機せよ」
セニア「でも、政府軍が来る前に退散するんでしょ?」
レーツェル「ああ。一応お尋ね者の身なのでな、我らは…」



號「へへ…やったぜ……っておい、大丈夫か?」



隼人「ふ……遂に3人そろったぞ……見てるよな、竜馬…」



この後、政府軍が現れるのを見計らって退散するクロガネ。
同時にある程度の救援物資を投下しつつ、別方向へと飛び立つライトニングとエアリム。

それぞれは立待岬沖の海の中でほどなくして合流するのであった。
(MAPクリア)



隼人「お前さんがエアリムの艦長…ルナ・ルーンの姫さんか」
ルナ・ルーン「お話は伺っております。早乙女研究所の神隼人大佐…ゲッターロボのパイロットを務めていらしたと」
隼人「知ってるなら話が早い。彼らネオゲッターチームをそちらの戦力に組み込んでもらいたい」
ルナ・ルーン「喜んで受け入れましょう」
隼人(ほう…したたかな姫さんだ。ファンタジーの代表であるエルフはだてじゃないらしいな)
エアリム「ところで、カーノル・隼人。先ほどの戦い、拝見させていただきましたが…あの3人には、戦術論は無用のようですね」
隼人「さらっと言うな……まぁ、そういう事だ。命知らずのバカばかりだが、うまく使ってくれ」
レーツェル「そう言えば、弁慶君はどうしたのだ?」
隼人「あいつなら、自分の足を使って恐竜帝国の情報を集めるついでに修行しているそうだ」
ゼンガー「…流竜馬は?」
隼人「あの時からまだからきしだ。だが…」
レーツェル「だが…?」
隼人「あいつは必ず帰ってくるさ。なんせゲッターに選ばれた漢の一人だからな」


エアリム・格納庫…

バレル「こ、コウタ! やっぱり、コウタだったんだ!」
コウタ「おま、バレルじゃねぇか!? 何でこんなところに!」
フェイ「バレル、知り合い?」
バレル「うん。惑星間サミットが始まる前、日本に暫くいた時に知り合ったんだ」

コウタ「コウタ・アズマだ。今は、ファイター・ロアとしてコンパチカイザーで戦ってる。よろしくな」
フェイ「…フェイ・ロシュナンテ中尉よ。バレルの乗るイクスブラウのサブパイロットを務めてるわ」

その後、統夜や光珠など嘗てバレルが知り合った友人達が集まっていく…。


統夜「そうか…セント・クルスシティでそんな事が…」
バレル「うん。だからこうして、イクスブラウのパイロットをやらされることに…ね」

フェイ(まだ根に持ってるのね…ごめんなさいとしか言えないわ)

テニア「まーまー、統夜もバレル君と一緒だよ。統夜の場合はもっとひどかったよ?」
統夜「わー! やめて! それだけはマジ勘弁して!」
光珠「ま、君と同じ境遇だったパイロットは結構いるから心配しないで」
バレル「そういえば、相良君と千鳥さんはどうして?」

かなめ「3ヶ月前に起きた"空が割れた日"を覚えてる? アレが起きるちょっと前に、私を狙ってたヤツの親玉が現れたのよ」
宗介「レナード・テスタロッサ…大佐殿の実兄にしてテロ組織アマルガムの幹部の一人だった。
 ヤツはかなめのウィスパードの力を手中に収めようと挑んできた」

統夜「だけど、俺達が間に合ったおかげで…遂に倒す事が出来たんだよな」
宗介「だが、陣代高校には多大な迷惑をかけた…クラスメイトだった常盤も重傷で入院しているほどにな…」
かなめ「だから、ほとぼりが冷めるまでという面目で、この戦いが終わるまで暫く離れることにしたの。
 あたしの力が何かに役立てられるなら…ね」
ミオ「それにしても、いくらほっておけないからって厄介事に突っ込んじゃうのね、かなめちゃんって」
テュッティ「いつもは宗介さんが迷惑をかけるそうですが、今回は逆の立場になったみたいですね」
かなめ「あ、あはははは……」

バレル「あの…宗介が所属している、ミスリルはどうしたの?」
宗介「ミスリルは、アマルガムのメリダ島襲撃によって事実上壊滅した…」

悠吾「何だって…!?」

宗介「大佐殿達はダナンを使ってなんとか逃げ延びたと聞くが…」
リード「心配しなくてもいいさ」
横から顔を出してきたのは、Gセイバーのパイロット・リード。

リード「テレサ大佐達ミスリルの生き残りは、地上にいるイルミナーティの仲間達が保護したとの情報が入った」
宗介「それは、本当なのか!?」
リード「勿論本当だ。今は諸々の問題で通信等はできないが、君達には伝えてもいいとベンが言ってたからな」
宗介「大佐殿…クルツにマオも…」
かなめ「良かったわね。ソースケ」
宗介「ああ…!」

統夜「まぁ、そういき込むのはいいけど…レナードとの戦いでアーバレストは大破。
 予備として持ってきたボン太くんスーツも故障中という事もあり、今のところ白兵戦要因として行動してるけど」
フェアリ「せめて、アーム・スレイブがこちらにあればいいのですが…」
宗介「無い物ねだりしても仕方ない。今は自分のできるだけの事をする…それが最善だ」
悠吾「うん、そうだね…」



再び、エアリム・ブリッジ…

レーツェル「ルナ・ルーン殿、我々クロガネはこれから犬吠埼沖に向かいたい。ご同行願えるだろうか?」
ルナ・ルーン「その先に、何が…?」
レーツェル「浅草という町がある。そこにいるコウタの祖父、アズマ博士の申し出があってな…
 コンパチブルカイザーのオーバーホールを行う」
ルナ・ルーン「コンパチブルカイザー…あの赤いロボットの事ですね」
レーツェル「ああ。その後クロガネはテスラ研へと向かわせてもらう」
ルナ・ルーン「そうですか…入れ違いになってしまいましたね」
レーツェル「我々の機体も総点検の時期だからな…だが、マサキ達の魔装機神と魔法騎士の二人をそちらに総て預けるつもりだ」
ルナ・ルーン「は…?」
レーツェル「それぞれ異世界の機体である以上異世界の者達でチームを組んだ方がやりやすいかもしれぬ…そう思ったのだが」
ルナ・ルーン「その事をパイロットには…」
レーツェル「無論、話は付けてある」
ルナ・ルーン「分かりました。エアリム、クロガネの後ろをついて行くようにお願い」
エアリム「了解です」


こうして、エアリム・ライトニング・クロガネの三隻は進路を犬吠埼沖へと向けて進めていくのであった。

◇オマケ…オリジナル敵解説
風鋼魔ゼンゼクリンゲ
鋼魔軍で旋風の爪騎士ボルドラングが従える機体。
両腕に伸びた鎌のごとく鋭い刃を武器にトリッキーな攻撃を仕掛ける。
その機動力はイェグヴェルをも上回る。
地球側のコードネームはMDX−04M"マーダー"


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