第3話「司令官はタクト」

ちとせ「現在、我々はルフト将軍より命を受けて、とある犯罪集団の動向を調査しています」
この一言から、エルシオール・アークエンジェルのクルーと各メインパイロットとの作戦会議が始まった。
(ちなみにミルフィーも、キョウスケ達の助けも会って会議に参加している)

ちとせ「既にご存知かもしれませんが、1週間ほど前から、第3方面軍管轄下のレナ星系周辺において、
 正体不明の艦が出没しています」
マリュー「例の強奪船団ね」
ちとせ「この強奪船団は、航行中の船を襲っては物資や燃料を奪うという不法行為を繰り返しています。
 さらに表沙汰にはなっていませんが、皇国軍基地への小規模な襲撃もあったようです。そして…」
マリュー「先日の、GタイプMS3機の強奪。これも奴らの仕業のようね」
ちとせ「彼らの正体、規模、目的などは不明です。
 しかし、襲われた船の乗組員や基地の兵士からの証言では、
 先のエオニア戦役にて出現した無人機である可能性が高いとの事でした」
カナード「やはり、一連の元凶はエオニア軍の無人艦なのか」
ちとせ「ルフト将軍はこのことを重く見て、マイヤーズ司令に…」 フォルテ「ほらほら、タクトだろ?」
ちとせ「あ…はい。タクトさんに、無人艦隊及びその拠点の調査を命ぜられたのです」
タクト「成る程。どっちにしろ軍に戻る事になってたのね」
ちとせ「なお、ザッハ星系で任務に当たっていた機動兵器戦技教導隊とホーリィ・ソード隊の方々も、
 我々と合流するために向かっているはずです」
タクト「あれ? 他のエンジェル隊は?」
ちとせ「ランファ先輩たちは、ヒリュウ改と一緒に第4方面軍管轄下の境界域付近で消息を立った、
 地球の外宇宙航行船の行方を追ってるとのことです。こちらとの合流は、もう少し後になるかと…」
タクト「でも、最終的には又みんな一緒になれるわけだね。また戦いになるのは嫌だけど、悪い事ばかりじゃないな」
流石にのん気な感じに呆れるレスター。
模範的な軍人とはちとせみたいな事をいうんだと、ちとせに幾つか質問する。
ちとせは、立て板に水の如くその質問を完璧に回答。感心するタクトにレスターは言う。
レスター「ルフト将軍も粋な計らいをするもんだな。
 と言うより、エンジェル隊に配属されたのは、何かの間違いじゃないのか?」
ミルフィーユ「え? どうして間違いなんですか?」
ちとせ「すいません。私にもわかりませんでした。副司令、ご説明していただけるとありがたいのですが…」
ナタル「私も同意見です。トランスバール最強と謳われているエンジェル隊に入るのに、何の間違いがあるのですか?」
レスター&キョウスケ&シン「…………(汗)」
マリュー「ナタル…本気で言ってるの……?」
エクセレン「フォルテ姐さん…ひょっとしたらあの三人、似たもの同士なのかしら?」
フォルテ「そう……みたいだねぇ」
レスター「あ〜…なんでもない。
 とにかく、これからエルシオールとアークエンジェルは、合流ポイントを目指して、クロノドライヴを行う。
 ドライヴ後にすぐさまザッハ星系に通信を入れることも忘れるな。向こうの通信障害がいつ直るか分からないからな」
アルモ「了解!」
マリュー「ナタル、アークエンジェルもエルシオールとの連結を終えたら直ぐにクロノドライヴのスタンバイを」
ナタル「了解しました」
こうして、2隻の船はクロノドライヴを行った。

エルシオール・銀河展望公園。
タクトは、任務の正式な指令書とちとせに関する報告書と睨み合いをしていた。
ちとせに関する履歴書を見て、地球圏屈指の好成績に驚く。士官学校時代の成績表はまさにSとAのオンパレード。
情報収集・分析能力が特に強く、また戦闘時には士官学校有数の集中力の高さを持つ。
勿論言うまでもなく真面目すぎるので多少融通が効かないところもあると追記されているが、
個性の強い部隊であるエンジェル隊なら融通の効かなさは自ずと改善されるだろうとタクトは自問自答する。
タクトは、久しぶりにエルシオールをゆっくり見て回る事にした。
そして見回り終了後、司令室に戻ったタクトだが、そこには書類の山が……。
「全部目を通してサインしておけ。当然だが、サボるなよ。直ぐにわかるぞ」とレスターのメモ付である。
かなり凹みつつも、何とか真面目終わらせたタクト。
そんな中、突如クジラルーム担当のクロミエから通信が入ってきた。
宇宙クジラから話があるそうで、タクトはすぐにクジラルームに向かう。

クジラルーム。
久しぶりの宇宙クジラの圧倒的でかさに再び驚くタクト。
(人工プールから出て来ただけでクジラルームに濃い影が出切るくらいデカイです)
改めて、話に入るとクロミエは、宇宙クジラが誰かの声を聞いたらしい。
(宇宙クジラは人の心の動きを読む事ができ、さらにクロミエは宇宙クジラの言葉が分かる)
クロミエ「『途切れ途切れでよく分からないが、どこか懐かしい声を聞いた』らしいです。
 通常の人間の思念波とは少し違うみたいですが…
 『おそらく、エルシオールの機械でも何らかの情報が得られるはずだ』と言ってます」
タクト「何かの通信なのかな…」
クロミエ「あ…宇宙クジラがまた…『辛うじて理解できた言葉の中に、EDENという言葉があった』と言いました」
さらに、その謎の声は徐々に大きくなりつつある事、
その声の主は、かなり切羽詰っている状況があるということであることを知ったタクト。
何かの不安を感じ取ったタクトは、エルシオールでそれを調べる事にした。
結果、ノイズ混じりではあるが超高周波数帯での通信を見つけたのだ。
可聴周波数帯に変換してみたが、内容は殆ど分からなかった。
だが、確実にEDENの単語を聞き取れた事から、EDEN文明に関することであると読み取れる。
これらを詳しく調査する事にし、ルフト将軍に通信を入れることにしたのだが、
先程まで問題がなかった通信が途切れてしまう。そして、正面に所属不明の艦隊が出現した。
その艦隊の中には、完全に未確認の艦がある、その艦から通信が入った。

「旧体制に尻尾を振る犬どもに告ぐ!」

どこかで聞き覚えがあるような声と共に通信画面に現れたのは、
先のエオニア戦役でエルシオールに乗ったタクトの初戦の相手をした、レゾム・メア・ゾムであった。
そしてその側近らしき人物は自らをネフューリアと呼んだ。
型通りの演説にうんざりしかけたタクトはアルモに通信を切るよう命じる。
こうして意外にもあっさりと強奪船団の正体が判明した。
真・正統トランスバール皇国軍…レゾムが率いるエオニア軍の残党であった。
流石に長いのでタクトは速攻で「敵軍」と言うように。
敵艦から、機動兵器も出撃してきた。その中には、GタイプをMS奪った3人組もいる。
敵の首謀者もあっさり分かったので、ここで一気に仕留める作戦に出る。
エルシオール、アークエンジェルは、直ちに戦闘態勢に入った。

☆味方初期
エルシオール(タクト、レスター、アルモ、ココ)、アークエンジェル(マリュー、ナタル、ノイマン、メイリン)
フォース・インパルスガンダム(シン)、ネストミール(ルナマリア)、ドレッドノートガンダム(カナード)、
グフイグナイテッド(ハイネ)、アルトアイゼン・リーゼ(キョウスケ)、
ヴァイスリッター(エクセレン)、ハッピートリガー(フォルテ)、シャープシューター(ちとせ)
★敵戦力
アドミラル・レゾム(レゾム、ネフューリア)、スパード級駆逐艦、バーメル級巡洋艦、ザーフ級戦艦
ランチャーストライクガンダム(オルガ)、イージスガンダム(クロト)、ブリッツガンダム(シャニ)、
105ダガー、ゼカリア、ハバクク、メギロート、ヨエラ

多少数に押されながらも、敵旗艦アドミラル・レゾムに強烈な一撃を加えられた。
ここで一気に決めようと思ったその刹那、エルシオールが何者かの攻撃を直撃される。
タクトはこの攻撃の衝撃によって椅子から転げ落ち腰を強く打ってしまう。
攻撃を仕掛けたのは、謎のロボット軍団。だが、よく見てみると意志を持ったロボットに見える。
奴らは、ギャンドラーとデストロンと名乗った。
速攻を決めようとしてしまったため、エルシオールと主力部隊の距離がありすぎる。
そんな中、突如謎の声が。
「待てぃ!!」

謎の人R「地上に悪が満つるとき、愛する心あらば」
謎の人G「熱き魂悪を断つ…」
謎の人R「人、それを『真実』という…!」
デビルサターン「グダグダぬかすなや! なにもんや!」
ロム「お前達に…!」 Gコンボイ「名乗る名前は…!」 二人「無いッ!!」

★敵増援
ザリオス、ファルゴス、キャスモドン、デビルサターン6、ノイズメイズ
☆味方増援
ギャラクシーコンボイ、ライガージャック、ソニックボンバー、ケンリュウ(ロム)、ブルー・ジェット、ロッド・ドリル、
トリプル・ジム

我らがロム兄さん達の活躍によって、ギャンドラー・デストロンを退ける事ができた。
(MAPクリア)

意外な増援と共に今回の戦いに決着が着いたが、レゾムたちには逃げられてしまった。
ある意味多勢に無勢な状況でもあるため、エルシオール・アークエンジェルもこの宙域を離れる。
今回の戦いで一連の強奪事件の犯人が判明したが、新たなる敵もロム兄さん達の言葉で判明した。
銀河をの守護神の化身でもあるトランスフォーマーであるが、その使命に背き悪に身を染めたトランスフォーマー
「デストロン」と、宇宙犯罪組織ギャンドラー。
これらに対処するため、今回もエルシオールと行動を共にするようになる。
その後、タクトは転げ落ちた際の打ち身が思った以上にきつかったらしく、ミルフィーに掴まれながら医務室へ。
(ちなみに腰痛と言っても馬鹿にならず、1晩の間安静だとケーラ先生に言われたらしい)
ミルフィーは少しずつ悩み始めていた。
ミルフィーユ(自分が紋章機に乗れれば…自分に何か出来る事は…)
周りからは心配はいらないと言ってくれるが、ミルフィーは自分に出来ることのために考えていたため上の空であった。


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