今でも覚えている。父の大きな背中のこと……

私の父は、軍人だった。

バルキリーに乗ってみんなを護る……。そんな立派な仕事をしている父を、私は誇りに思っていた。

だから、父がいない間も、私はさびしいとは口にしなかった。

その代わり、父が仕事から帰ってきたときには、思いっきり甘えることにしていた。

父の大きな肩に乗せてもらうのが、私は大好きだった。

父は私にいろんなことを話してくれた。家のこと、軍の部下たちの事、遠い宇宙の出来事……。

「いつかあの星の海へ、お前も連れて行ってやろう」……父はそう言って、私にほほえんだ。

……でも……

結局、その約束は果たされることは無かった。

たくさんの思い出と、ひとつのぬいぐるみを残して、父は……










































Eternal Love 君に逢えた 蒼いこの銀河で きっと奇跡は始まる
Angel in my Haert...







第2次スーパーロボット大戦GA −遠き大地−

序章・烏丸ちとせ篇
「黒髪の撫子」

2週間前。トランスバール本星「白き月」……
エオニア戦役で封印された区画―クロノ・ブレイク・キャノンが収容されていた場所―から、新たな紋章機が発見された。
しかし、トランスバールの人たちでは、それを乗りこなすものがいなかった…。
そんな中、地球から交換駐留と言う形で新たに皇国軍配属となった少女がいた。

烏丸ちとせ。

かつてロイ・フォッカーが率いた旧スカル小隊(マクロスゼロ時代のスカル小隊)の一員を父に持つ、
バルキリーのパイロットである。
彼女は、新たなる宇宙で平和を齎した英雄であるエンジェル隊に憧れを持っている。
また、最高位レベルの士官学校を首席で卒業した逸材でもあった。
特に集中力の高さには目を見張るものがあり、故郷の日本に伝わる弓道を行っている事が起因となっている。

ちとせは先日、辺境調査から戻ってきたエルシオールを迎えにいっていた。
エンジェル隊の殆どが別の星系で復興支援に回っており、臨時の戦力として回されたのだ。
また、地球からの駐留艦であるヒリュウ改も行動をともにしていた。

漸く合流し、久しぶりの再会&新たな出会いに話が弾むメンバー達。
幾ら新型とは言え、流石に紋章機には乗る気がないと珍しい反応を見せるカチーナに驚くタスクたち。
ちとせのニックネームを即興で思いつき、早速実践してみるエクセレン。(ちなみに「ちーちゃん」です)
テツヤから聞いたタクトという人物はどういう人だったかをレスターからたずねるレフィーナ艦長などなど。
そんな中、部隊の再編が終わりとある調査に向けて発進しようとした矢先、謎の艦隊が現れる。

☆味方初期
エルシオール(レスター、ウォルコット、アルモ、ココ)、ヒリュウ改(レフィーナ、ショーン)
アルトアイゼン・リーゼ(キョウスケ)、ヴァイスリッター(エクセレン)、ジガンスクード・ドゥロ(タスク)、
ガーリオン・カスタム(レオナ)、ビルトビルガー・L(カチーナ)、ランドグリーズ(ラッセル)、
ハッピートリガー(フォルテ)
★敵戦力
スパード級駆逐艦、バーメル級巡洋艦、ゼカリア、ハバクク、メギロート、ヨエラ

相手は、エオニア戦役で戦ったエオニア軍と思しき艦隊。
状況がうまくつかめないが、敵であることに変わりはないので攻撃を開始する。
だが、1機種だけかつてのエオニア軍になかった機体があり、その機体が脇をすり抜けてヒリュウ改に肉薄する。
ちとせ「ここは、私が食い止めます!」
エクセレン「ちょっと、ちーちゃん! ムチャはいけないわよ!」
ちとせ「大丈夫です、いけます!」
殿を任されたちとせが新機種ヨエラ相手にバルキリーで互角の戦いを見せた。
フォルテ「あの子、なんてセンスしてんだい…まるで紋章機に乗ってるみたいだ。
 もしかしたら…!」
だが、特殊弾頭を搭載した兵器「ハッド・ベイツァー」の直撃を食らってしまい、ヒリュウ改の格納庫に叩きつけられた。
ちとせ「ああっ!!」
キョウスケ「ちとせ!」
ちとせ「こ、このままじゃ…」
フォルテ「くっ…レフィーナ艦長! 6番機を出してくれ!」
レフィーナ「ろ、6番機をですか!? アレはパイロットがまだ…」
フォルテ「ひょっとしたら今いるかもしれない、いいから出してくれ!」
レフィーナ「…分かりました、6番機を射出して下さい!」
フォルテ「ちとせ! お前なら、アレを使えるかもしれない!」
ちとせ「あれって…まさか!?」
フォルテ「そうさ。アンタが天使になるんだ…!」
ちとせ「りょ、了解!」
ちとせは意を決してバルキリーから脱出。彼女を保護したのはレオナのガーリオン。
ヒリュウ改から射出されたのは第6の紋章機「シャープシューター」であった。
タスクはシーズアンカーで慣性のみで動くシャープシューターをつかまえて、ちとせの元に運んだ。
そして、ちとせがフォルテに言われたとおりに起動させると、シャープシューターは目覚めた。
ちとせこそが、この紋章機を使いこなせる人物であったのだ。

☆味方増援
シャープシューター(ちとせ)

新たな紋章機の登場により、一気に戦局が決した。
帰艦らしき戦艦が撤退を開始する。
キョウスケ「エクセレン!」
エクセレン「ごめん、キョウスケ。ヴァイスちゃんじゃちょっと遠いみたい」
ちとせ「でしたら、私に!」
エクセレン「ちーちゃん?」
ちとせ「心を無にして…射止めます! 必殺、フェイタルアロー!」
紋章機のHALOによって心の力を纏った光の矢がヴァイスリッターの射程を上回る超長距離狙撃にも関わらず、
撤退し始めた旗艦の動力をピンポイントで貫いた!
エクセレン「うわぉ! ヴァイスちゃん以上の狙撃力じゃない!」
タスク「すげぇ…」
キョウスケ「長距離狙撃は、相当な集中力を必要とするが、まさかここまでやるとはな」
フォルテ「やはりあたしの読みは正しかったみたいだね…ちとせ」
ちとせ「は、はい!」
フォルテ「今日からアンタは、あたしたちと同じエンジェル隊だよ」
ちとせ「私が…エンジェル隊…! 本当ですか!」

こうして初の地球出身のエンジェル隊誕生で大騒ぎになった今回の作戦。
その後、紆余曲折あったがちとせは新たなエンジェル隊のメンバーとして歓迎されるようになった……。

そして2週間後、物語は始まる……


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