第8話「星の涙、彗星となりて」

ライブリフレクター奪還作戦を行っている同時刻。

月面にある統一帝国ギガノスでは不穏な動きがあった。
ギルトール元帥に対して、強硬派であるドルチェノフ中佐が反発の姿勢を見せ、内部紛争が勃発しているとのことである。
マスドライバーを利用した地球への攻撃許可を求めるドルチェノフに、ギルトール元帥が強硬に反対を続けている。
これを受けて、和平に向けた交渉のためにFCEのリリーナ・ドーリアン外務次官が月へと出発していた。

暫く後、ドルチェノフはギルトール元帥を暗殺するという暴挙に出てしまう。
それに居合わせたマイヨとラルミィはすぐさまギルトールに駆け寄るが、マスドライバーを破壊してほしい事と、
ギガノス設立の真実を告げた後、息絶えてしまう。
そしてドルチェノフは二人をギルトール元帥暗殺の犯人に仕立て上げてしまった。
二人は、ギルトール元帥の遺志を継ぎプラクティーズと共に脱出する。(戦闘開始)

月面、ギガノスのマスドライバー発射基地。
そこでは、マイヨとラルミィ、そしてプラクティーズの面々が、メタルアーマー部隊と交戦していた。

マイヨ「中佐、部下を引き上げさせろ。無駄に命を捨てさせるな!」
ドルチェノフ「ほざけ!! マスドライバーのどこに爆弾を仕掛けたのだ!」
ラルミィ「貴様…それが反逆者の言う事かッ!!」
ドルチェノフ「反逆者ぁ? ギルトール元帥閣下を殺した反逆者は貴様らと言う事になっておるわ!
 わしの秘密を地獄にまで持って行け!」
カール「おのれ…!」
ラルミィ「お前たちは脱出しろ。ここ私とプラートが引き受ける」
ウェルナー「何を言っているのです!? 私たちもついていきます!」
ラルミィ「駄目だ! お前たちは生き証人とならねばならない…生きることが、戦いなのだ!」
ダン「…分かりました」

すぐさま撤退するプラクティーズの3人。

マイヨ「……ギガノスの蒼き鷹の最後には、いっそ相応しいかもしれんな」
ドルチェノフ「切り刻め!!」
ラルミィ「ギルトール様の遺志を全うするために……ラルミィ・トゥラウム・レスタリア、参る!」

☆味方初期
ヴェルセクト(ラルミィ)、ファルゲン(マイヨ)
★敵戦力
ダイン、ゲバイ、ドラウ、ドーラ
☆味方増援
アスタンテU(リエ、ロンド、リーアム、プロフェッサー、樹里)、ヒリュウ改(レフィーナ、ショーン)、
セレスティ(リューン)、ドラグナー1カスタム(ケーン)、ドラグナー2カスタム(タップ)、ドラグナー3カスタム(ライト)、
選択10体

月面に降り立ったARMS。
実はマイヨ達の通信を傍受したため、臨戦態勢&速攻で駆けつけたのだ。

レフィーナ「マイヨ大尉とラルミィさんは、攻撃対象から除外します! 全機、マスドライバーに向かってください!」
リンダ「兄さん…」 カンジ「リエ! 通信を頼む!」
リエ「うん…! マイヨ・プラート大尉、ラルミィ・トゥラウム・レスタリア中尉!
 こちらはFCE独立部隊ARMS所属のアスタンテUです! これより援護を行います!」
ラルミィ「あれは…ARMSか!」 マイヨ「手出しは無用に願う!」
リエ「それは出来ません。私たちの目的はあなた達と同じですから!」
リンダ「兄さん手を貸して! 私達の目的は、兄さんと同じよ!」
マイヨ「マスドライバーか…攻撃するな勝手にしろ! だが、貴公等と手を組むつもりは無いぞ!」
レフィーナ「…私たちは偶然にも、同じ敵を相手にしている。今はそれだけの事です」
マイヨ「お分かりいただけるならそれで結構!」
ラルミィ「闇遣い…」 リューン「分かっている。今は共同戦線だ」
マイヨ「やはりお前が来たか…くれぐれも私の足を引っ張らんようにな!」
ケーン「うっせぇ! リンダちゃんの兄貴だからって、言いたい放題言いやがると勘弁しねえぞ!」

(ARMS到着後3ターン経過)
★敵増援
ダイン、ゲバイ、ドラウ、ドーラ (初期より多目)

ドルチェノフ「ARMSめ、調子に乗りおって! だがそれもここまでよ」
ユン「レーダーに感! 大量のメタルアーマーが接近中!」
ドルチェノフ「既に、ギガノス軍は我が指揮下にある!」
マイヨ「ドルチェノフ!」 デュオ「ちきしょう! そういう事かよ!」
ドルチェノフ「降伏したまえ! ARMSの諸君! さもなければ、
 本部でお預かりしているドーリアン外務次官の安全も保障できんぞ? がっはっはっはっはっは!」
アシュレー「な、なんだとッ!」 アイビス「また人質作戦!?」
ヒルデ「ノインさん!」 ノイン「大丈夫だ、手は打ってある」
その時、突如通信が入った
「『サラマンダー』より『ファイア』。『ランカスター』。繰り返す、『ランカスター』!」
リンダ「何を言ってるんでしょう?」 ヒルデ「思ったより早かったみたいね」
ノイン「あれは、前もってギガノス軍基地に侵入させていたプリベンターの工作員だ。『ランカスター』とは……」
ギガノス兵「ちゅ、中佐殿! ドーリアン外務次官を、奪還されましたッ!!」
ドルチェノフ「なにぃ!!? このばか者!!」 
ノイン「リリーナ様の救出成功を示す暗号だ。これより私ともそちらに合流する!」
リューン「これなら、もう遠慮は必要ないだろう」

(2ターン後)
ドルチェノフ「ふふふふふ…バカども。降伏するなら今の内だぞ」
ケーン「それはこっちのセリフだ!」
ドルチェノフ「ぐふ、ぐふ、ぐふふふふ! 既にマスドライバーは発射体制に入っておったのよ!」
エイジ「なんだと!」 マイヨ「しまった! タイミングが早い…!」
ケーン「何しやがんだ! ドルチェノフの野郎!」
シオン「このままじゃ、ファルガイアに壊滅的な被害が出てしまうわ!」
ドルチェノフ「大質量の隕石落下でファルガイアが滅びる様を、特等席で見物するが良いわ! がーっはっはっはっは!」

非常なるカウントダウンを終え、マスドライバーから2発の隕石が発射されてしまう…
だが、その射線上には2機のMSがいた。
天使の翼を思わせるウィングを持つMSが静かに…ツインバスターライフルを構える!
ヒイロ「ターゲット、ロックオン」
その機体…ウィングガンダムゼロカスタムのツインバスターライフルが1発目の隕石を撃ち落す。
そしてもう1機…デスサイズ程ではないが、大型のリフレクターシールドを持つMSが機体を煌かせてもう1発の隕石に突撃する!
アディン「PXオーバードライブ! オレが決めるぜッ!!」
光り輝いたMS…ガンダムグリープのビームランサーがすれ違いざまに隕石をなぎ払った。
トロワ「成る程、大した見物だ」
デュオ「ちきしょー! おいしいトコ持って行きやがってぇ!!」
カトル「アディン! ヒイロ! リリーナさんは?」
ヒイロ「既に救出した。ノインに任せてある」 アディン「俺達も、ARMSに同行するぜ!」

☆味方増援
ウィングガンダムゼロカスタム(ヒイロ)、ガンダムグリープ(アディン)

さらに戦闘中、別方向からギャンドラーのファルガイア偵察部隊、さらに大型のゼラバイアが現れる。
★敵増援2
ギャンドラー、ゼラバイア

かなりの損傷を与えたにもかかわらず再生してしまう大型のゼラバイア。
大型ゼラバイアの攻撃で同時に吹っ飛ばされるヴェルセクトとセレスティ。マスドライバー基地に叩きつけられた直後、
その下部から眩い光が噴出した。
この波動に、リューンは見覚えがあった…というよりも、あの時と同じであった。
リューン「これは、リュストゥングの光!」 ラルミィ「なんだと! こんな所にリュストゥングの封印碑があったのか」
リューン「こんなご都合主義なら願っても無い幸運だ…これはすぐに思い出したぞ…!」

蘇れ…彗星の欠片、スターティア!!

リューンがそう叫ぶと同時に光は4つに分裂し、セレスティの両腕・両脚に取り付き、ナックル&レガースとなった。
ラルミィ「星の涙を宿す煌きの装具…これが二つ目のリュストゥングなのか」
リューン「これならいける! ラルミィはここにいてくれ」
リューンは新たなリュストゥングを携えて大型ゼラバイアの前に立つ。そして、スターティアを用いた格闘攻撃を繰り出した。
一撃離脱とは言えスターティアのパワーにより一撃が重くゼラバイアにのしかかる。
距離をとった後、リューンは高らかに叫んだ。
リューン「リュストゥング・スターティア……デトネイション!!」
起爆が開始されると、星が集っていくかのように光が4つのスターティアに収束され、大型化し全身が光に包まれた。
リューン「全てを穿ち…刹那の煌きに蹂躙せよ! スターライト・アクセラレイションッ!!」
セレスティは4つの彗星の光を纏い、神速のヒット&アウェイを繰り出した!
すれ違い様に強烈な打突攻撃を喰らい、そして最後に突き出した拳がゼラバイアに風穴を開けた。
それと同時に、マスドライバーも爆発が起こった。マイヨ達が仕掛けた爆弾が漸く起動したのだ。
ドルチェノフ「プ、プラート! レスタリア! やりおったなぁ!!」
マイヨ「閣下…お約束は果たしました。もう、思い残す事は…」
ラルミィ「いや、まだだ。私たちは、ファルガイアの剣にならねば…!」
マイヨ「…そうか…そうだったな」
リューン「行くのか。ラルミィ…なら、これをもっていけ」
そういうとリューンはリュストゥング・スターティアをゲットセット・ドライヴにし、
ラルミィのヴェルセクトにインストールさせた。
ラルミィ「闇遣い…借りだとは思わんぞ」 リューン「そうじゃない。いずれ来る決着の誓いの証として使ってほしい」
ラルミィ「そ、そうか。ならばありがたく使わせてもらう…」
リューン「4つのリュストゥングが揃った時、互いの全てを賭けての勝負…受けて立とう」
ラルミィ「ああ、戦士としての約束だ…!」
そう言って、マイヨとラルミィはマスドライバー跡を離脱。そしてARMSもこれ以上の長居は無用とばかりに撤退した。
(以下次回)


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