第29話「"あなた"がいて、"私"がいる」

リーアム「マリーメイア軍が全世界へ向けて政見放送を流しています!」
リエ「映像をモニターに回してください!」

マリーメイア「我々はFCEに対し、独立を訴えると共に…ファルガイアへ宣戦布告を致します。
 私は世界国家元首の正統なる後継者…私の名はマリーメイア=クシュリナーダ。
 トレーズ=クシュナーダの娘であります。私は父の遺志を継ぎます。人類は戦ってこそ意義のある存在なのであります」
デキム(………)
リリーナ(………)

エイジ「お、おいおい…今の放送…リリーナさんもいたよな?」
カチーナ「ああ、間違いねえ」

マリーメイア「人類は戦ったこそ意義ある存在です。
 地球圏に必要なのは、軍人の軍人による軍事国家…それこそが、人類の進化と革新を促せるのです」

ドモン「ふざけたことを…!」
カンジ「彼らはどこから放送しているんだ?」
ミズキ「電波の発信源は、『百眼の棺』みたいね」
アキト「百眼の棺…?」
ジュン「前に攻め込んだアルケミックプラントのエネルギー供給先らしいんだ。
 オデッサで活動していた、元ギガノス兵からの情報だよ」
凱「ということは…マリーメイア軍の裏にオデッサがいることは明白だな」
ゼクス「艦長。我々プリベンターは、先にファルガイアへ降下させてもらいます。
 あの戦いと、スレイハイム解放戦線のしがらみに決着をつけるために…」
リエ「…分かりました私達も、直ぐに追いつきます!」
ヒイロ「…先に出るぞ」

アスタンテUから、ヒイロ達プリベンターが先駆けて発進した。

ファルガイア砂漠地帯…百眼の棺
マリーメイア兵「基地内の第1から第5ゲートまでの封鎖完了。シェルター・シールドの展開も終了しました」
デキム「よかろう」
マリーメイア「リリーナさん、どうしても承諾していただけないのですか?」
リリーナ「無論です。それに私がそのようなことをしたところで…」
マリーメイア「まだわかっていないようですね。平和主義者として、コロニーからの信頼も厚いリリーナ・ドーリアン外務次官」
デキム「アナタがマリーメイア様を支配者として認めれば、ファルガイアの人民のほとんどはそれに従う…
 最も、「剣の英雄」の末裔たるアーヴィング・フォルド・ヴァレリアには劣るかもしれませんがな」
リリーナ「そんなことは…!」
マリーメイア「あなた方の発言は、ご自分が思っている以上に強い影響力を持っているのです」
リリーナ「………!」
マリーメイア「人類は一度手にした剣を未来永劫捨て去ることは出来ませんよ。無論、戦争もね…」
リリーナ「………」
マリーメイア「ウフフフ…例えるなら、歴史は終わらないワルツのようなものです。
 戦争、平和、革命の三拍子がいつまでも続く………」
リリーナ「………」
マリーメイア兵「デキム様! 敵機接近! これは…プリベンターの機体です!」
デキム「やはり来たか。戦闘準備、プリベンターを迎え撃て!」
リリーナ(プリベンター…ヒイロ…?)


☆味方初期
ヒイロ&アディン
[ウイングガンダムゼロ(ヒイロ)、ガンダムグリープ(アディン)]
カトル&トロワ
[サンドロックC(カトル)、ヘビーアームズC(トロワ)]
デュオ&五飛
[デスサイズヘルC(デュオ)、ガンダムナタク(五飛)]
ゼクス&ノイン
[トールギスV(ゼクス)、トーラス(ノイン)]
オデル&ロッシェ
[ガンダムアクスレプオス(オデル)、ガンダムLOブースター(ロッシェ)]

★敵戦力
サーペント、ビルゴ、ザロム、タントール、ロングダガーFS、バスターダガー、アルトアイゼンナハト
蜃気楼人間プリズナム、幻想奇怪人ヴァジェスタ、爆突騎獣帝ベルクレイル、灼熱マントル獣マグマライザ、

デュオ「おいおい…結構いるぜ」
ゼクス「もてなしは受けねばな」
カトル「気をつけてください! ブラディシンジケートの機体もいる!」
オデル「それだけではない。オデッサからも怪獣兵器を惜しみなく出しているな」
ロッシェ「だが、もてなしは丁重に受けるとするか」
五飛「…こんなものが、正義であるはずが無い!」
ヒイロ「五飛…」
五飛「ヒイロ…今、自らの力で平和のために戦おうとしているお前達は…間違いなく正義だ…
 俺のトレーズへの戦いは終わった…ナタク、戻るぞ! 俺たちの戦いに!」
アディン「漸く吹っ切れたか…よし、マリーメイア軍を止めに行くぜ!」
デュオ「おらおらおら! 死神様のお通りだ! 
 ついでに『英雄』と『死にぞこない』と『疫病神』『貧乏神』『その他諸々』もセットでつけるぜ!
 どっからでもかかって来やがれっ!」
カトル「ボクとトロワ、どっちが『疫病神』で『貧乏神』なんですかね?」
トロワ「どちらもあまり変わらん」
アディン(ゼクスが『英雄』でヒイロが『死に損ない』なのは分かるけど…俺らと五飛が、『その他諸々』…なのか?)
デキム「貴様ら…! どこまでわしに刃向かうつもりだ」
マリーメイア「例えモビルスーツを壊しても、この百眼の棺を落とすことはできないのに。しょせんは無駄なあがきです」
ゼクス「どうかな…! やってみなければわからん!
 だが、これぐらいのことをしないと、誰も立ち上がろうとしない!」
ノイン「誰を待っているのですか?」
ゼクス「未来を望む者たちだ。命惜しさにこのままマリーメイアを許すようなファルガイアならば、
 第二のミリアルド・ピースクラフトとブラッド・エヴァンスを生みだすことになる!」


(2ターン目敵フェイズ)
デキム「ぬぬ、こざかしい連中め!」
マリーメイア「しょせんは無駄なあがきです」
リリーナ「……」
カイーナ「だが、その無駄なあがきも、時としてやっかいなことにつながる可能性がある」
マリーメイア「…コキュートス」
アンテノーラ「私達も出るわ。憂いを確実に絶つために…」

突如、砂漠の下からせり出してきたのは…

ヒイロ「…デビルガンダム!」
アンテノーラ「久しぶりね…あの人の邪魔をさせないためにもやらせてもらうわ。
 特殊鋼糸『刹』で操っているデビルガンダムで…!」

★敵戦力
デビルガンダム(第1形態)、デビルガンダム(第2形態)、ガンダムヘッド


(4ターン目味方フェイズ)
マリーメイア「せっかくの兄妹対面も実現しそうにありませんね」
リリーナ「………」
デキム「この戦いの映像を全世界に流せ」
マリーメイア兵「はっ」
デキム「新たな秩序に対して無駄な抵抗をする愚かな者達がいる…ここに流されるであろう多くの血は、
 どれほどの意味があるのか…よく考えてみることだ」
マリーメイア「例えモビルスーツを壊しても、このシェルターを破ることはできないのに…所詮は無駄なあがきです」
リリーナ「……………私は…」
マリーメイア「どうしました、リリーナさん」
リリーナ「私は逃げていました」
マリーメイア「?」

リリーナ「全世界の皆さん、この映像を見てマリーメイア軍とオデッサを恐れてはなりません!
 平和は誰かに与えられるものではありません。自分自身の力で得るものなのです!
 そして、今、マリーメイア軍と戦っているプリベンターの人々はそれを証明しようとしています!」

デュオ「お、おい…今のって…」
ロッシェ「ええ…リリーナ王女です…」
オデル(彼女は完全平和主義を自ら覆したのか…)
ゼクス(リリーナ…お前は……)
デキム「あなたの登場はまだ早過ぎますぞ、元女王陛下」
リリーナ「………」
マリーメイア「大衆を戦いに導くのですか? それは完全平和主義に反する行為ではないのですか?」
リリーナ「私はピースクラフトではありません。そして今、私達に必要なのは主義や主張ではなく、平和を望む心…
 そしてどんな時でも諦めない意思なのです」
マリーメイア兵「う、ウイングゼロから通信です!」
ヒイロ「確認する…百眼の棺の守備は完璧なんだな?」
マリーメイア「もちろんです。こちらには圧倒的な戦力があるのです。
 ギャラクシィ・ユニオンズでも来ない限り、その程度の数では話になりません。あなたたちの無力さを思い知りなさい」
ヒイロ「了解した」
マリーメイア「え…?」

☆味方増援1
アスタンテU(リエ、ロンド、リーアム、樹里、プロフェッサー)
ナデシコ(ユリカ、ルリ、メグミ、ミナト、ジュン)
ヒリュウ改(レフィーナ、ショーン)
選択12小隊

ユリカ「ってことは、私達がくれば、わからないってことですよね!」
アンテノーラ「ギャラクシィ・ユニオンズ!? 予定ではもう少し時間がかかるはず…」
レフィーナ「機動力なら、自信がありますから!」
リエ「それに、増援は私たちだけじゃありませんよ!」
デキム「何だとッ!」

☆味方増援2
ARMS[ロンバルディア(ブラッド、リルカ、ティム、マリアベル)]

ブラッド「トレーズの亡霊たちよ…貴様らの暴走もここまでだッ!」
アンテノーラ「ARMS!」
ゼクス「ブラッド! それは…!」
リルカ「皆が木星に言ってる間に、一緒に戦うことになった、新しいARMSのメンバーだよ!」
ロンバルディア「初お目にかかる…というべきか。我の名はロンバルディア。見ての通り、ドラゴン族だ」
ガイ「ど、ドラゴン族だってぇ!」
アキト「え…知ってるのか! ガイ!」
ガイ「ドラゴン族って言ったら、別次元からやってきた生体機械種族だ。
 中でもあのロンバルディアは、そのドラゴン族の最後の生き残りとして言い伝えられてるんだぜ!」
ロンバルディア「フッ…世界は違えど、このファルガイアは、我が第二の故郷。汝らの強き想いを受け取り、
 共に戦うことを決意した!」
ショーン「ドラゴンまでいるのですか。荒野の星は意外にしたたかですなあ…」
デキム「ええい、ひるむな! 全滅させろ!」
ヒイロ「リリーナを…返してもらう…!」
リリーナ「ヒイロ…!」


(5ターン目味方フェイズ)
突如あらぬ方向から、聞きたくないような声が聞こえた。
???「『ト』〜はト〜カゲ〜のト〜『カ』〜はカマドウマ〜『ゲ』〜はゲスタパ……」
リューン「誰だッ! ……と言わなくても判るのだが…こんなときの登場するのはどうかと思うぞ…(怒)」
東方不敗「…誰なのだ、それは」

あらぬ方向から現れたのは、2匹のトカゲ…トカとゲーであった。

トカ「今ファルガイアで最も視線を浴びてる注目株ッ! ヒットチャートにも緊急出動トカッ!?
 (自称)オデッサ科学班統括、トカ&ゲー! 呼ばれなくても即参上ッ!!」
リューン「……少しは空気読んでくれ」
リルカ「……出たわね、世界観の違う二人」
ボウィー「俺っちを差し置いて、注目株だって? たかが知れてるねぇー」
アイザック「…変態相手に対抗するな」
トカ「なんと! 人の心を傷つける小生意気な男だな!
 このさみしがりの弱点を的確についてくるとは……我輩は既に研究されつくされているのか!?」
エイジ(誰が研究するんだ、そんなもん……)
ネルフェア「……何かしら、この二人? 生理的嫌悪感のようなものが漂ってくるわね」
トカ「ぐはぁ! 初対面なのになんという言われよう!
 それほどまでに我輩の凄すぎるノウハウがお気に召さないとは、見損なったぜ!
 バカにかかっちゃ、我輩もかたなしだトカ」
ヒイロ「……ツインバスターライフル……リミッター解除」
リューン「ちょ、ちょっと待てヒイロ!
 雰囲気ぶち壊しでイラついているのは判るが、本気で相手するといい事無いぞッ!」
トカ「いいとこだらけと世論絶頂ッ! 我輩にかかれば、全議席3分の2確保も夢じゃないぜッ!
 今一番ファルガイアでHOTな奴らですぞ!」
レオナ「……国が潰れるわね」
イツキ「むしろ政権交代……いや、クーデターが起きますね。確実に」
トカ「理不尽な世の中ですな。嘆かわしい……」
ゲー「げっげーッ!」
タスク「いや、どっちがだよ!」
トカ「何はともあれ我々としても、出番なのであります! 今こそ我輩が手塩にかけた蜥蜴軍団出撃だトカッ!」
ゲー「げげ―――――ッ!!」

★敵増援3
暗殺ロボット怪獣アームズキラー、改造タラスク、精霊素体獣ウンディーネ

デュオ「あのトカゲ野郎…余計な手間をかけさせやがって!」
トロワ「だがやるしかない」
アディン「こうなったらあんた等トカゲの丸焼きにしてやるぜ!」
オデル(アディン、それはちょっと可哀想な気が……)
トカ「むごい事言ってくれるじゃないの! このアームズキラーにかかれば、
 お前達は電子レンジに入れられたダイナマイトのようなもの! 規制も論理もなんのその!
 わからんちんどもとっちめちんだ――――――ッ!!
 者ども、であえ、であえ―――――――ッ!」

が、アームズキラーはトカたちに狙いを定めている。
ゲー「げっ!?」
トカ「こ、こら、何をする! 敵はあっちだ、我輩達ではな……!」
生体レーザー発射。いうまでも無く直撃。そしてぶっ飛ぶ2匹。
トカ「くわっぱぁぁぁ―――――――――――ッッ!! ひでぇ……これはねぇぜ……」
そして2匹は星になった。
ティム「あ、吹っ飛んだ」
リューン「さよなら……君達のことは忘れない。30秒くらいは……!」
そんな感じで再開される戦闘。


(敵撃破)
並み居る敵たちを、全て止めることに成功したギャラクシィ・ユニオンズ。
マリーメイア「全滅…我が軍が全滅したというのですか…」
デキム「馬鹿な、我々に敗北はない。我がバートン一族こそ、ファルガイアの真の支配者なのだ。
 マリーメイア様、今こそファルガイアの…すべての頂点にお立ちください!」
マリーメイア「私は、勝者…」
ヴィンスフェルト「いや、負け犬だ」
デキム「ヴィンスフェルト!?」
カンジ「オデッサの首領か!」
ヴィンスフェルト「すばらしい…すばらしい力だ、ギャラクシィ・ユニオンズ」
アンテノーラ「不確定要素があったとはいえ、半分の戦力で百眼の棺が落とされるなんてね」
ヴィンスフェルト「この場は素直に負けを認めよう。だが…それでは面白くないのでな」
カチーナ「へっ、やりあおうってのか? 相手になってやるぜ…!」
カイーナ「フン…お前達のような者にヴィンスフェルト様が手を下すまでも無い。労せずして、百眼の棺ごと消えてもらう!」
ドモン「何だと…!?」
突如、戦闘区域上空から大きな影が現れた。
そして、ギャラクシィ・ユニオンズが見上げた先には、巨大な金色の空中要塞がいつの間にか現れていた。

その名は「ヘイムダル・ガッツォー」。

オデッサがギャラクシィ・ユニオンズを倒すために作りだした切り札である。
その中には、カイーナの転送魔法でいつの間にか転送していたコキュートスもいた。
そして、ヘイムダル・ガッツォーからせり出した巨大な砲身がギャラクシィ・ユニオンズに狙いを定めた。

ブラッド「あれは…アークスマッシャー!」
レフィーナ「アークスマッシャー!?」
リエ「なんなんです!? それって!」
カイーナ「ナデシコ…貴様も似た様なものを持っているはずだ」
イネス「なるほど…このあたりを相転移させてしまおうというのね」
アキト「まさか…相転移砲!?」
アンテノーラ「そう。それの純正ファルガイア版…とでも言えばいいかしら。
 命中したら、ここを中心に半径50キロの空間は消滅する…」
凱「待て! マリーメイア軍ごと…味方ごと巻き込むのか!」
デキム「そ、そうだ! わしらはどうなるのだ! ヴィンスフェルト・ラダマンテュス!」
ヴィンスフェルト「もとより囮として使うつもりだった。残念だが我らオデッサの礎になってもらおう」
マリーメイア「あ…ああ…」
カミュ「くっ…距離がありすぎる!」
マリアベル「おい、オデッサの! おぬし等、どっかの誰かを忘れておらぬか?」
ヴィンスフェルト「なんだと…?」
トロメア「ん…あれは」
カイーナ「な…ヴィンスフェルト様、7時の方向に膨大なエネルギー反応が!」
ヴィンスフェルト「何だと! モニターに回せ!」
司令室のモニターに映し出されたのは―――
ヴィンスフェルト「ば、バカな…! なぜヤツは生きている! ヤツこそが本物の英雄だと言うのか!」
???「英雄なんかじゃないさ」

焔の黒騎士…ナイトブレイザー―――アシュレー・ウィンチェスターだった。

アイビス「アシュレー! 目を覚ましたんだね!」
ガイ「おいおい! おいしいところを総なめじゃないか!」
アシュレー「オデッサッ! 僕は大切なものを守るために、此方と彼方の狭間から戻ってきたッ! この力と共にッ!」
そう言って、アシュレーは両腕を前に交差させ、体内のエネルギーを胸部に集めるように意識する―――
アシュレー(ルシエド…君の力も借りるよ…)
ルシエド(問題ない。遠慮なく放て!)

アシュレー「ラージムーン……バニシングゥ…バスタァァァァァッ!!」

かつてのものとは桁違いのバニシングバスターが、ヘイムダル・ガッツォーを掠める。
しかし、掠めただけでもその衝撃は、ヘイムダル・ガッツォーのエネルギー制御を大きく狂わせ、
アークスマッシャーのエネルギーが途切れてしまった。
ヴィンスフェルト「ぐぉぉっ!」
カイーナ「ヴィンスフェルト様ッ!?」
ヴィンスフェルト「おのれ…ARMS! おのれ…アシュレー・ウィンチェスター! 照準をやつに向けろ!」
カイーナ「ヴィンスフェルト様、落ち着いてください! 今、ここでむやみに相手をするものではありません!
 彼だけは…我々にとっても一番予想外だった存在…今は機会を待つしかありません…!」
ヴィンスフェルト「く…そうか。すまないカイーナ。私としたことが……思わず我を見失うところであった。
 どうやら私には、器の限界があるのかもしれん…」
アンテノーラ(ヴィンスフェルト…)
ヴィンスフェルト「ここは、引き下がるとしよう…ギャラクシィ・ユニオンズ。
 だが、このヘイムダル・ガッツォーがある限り、我らはまだ負けではないことを忘れるな!」
直後、ヘイムダル・ガッツォーはまるでイリュージョンを見ているかのように姿を消した。

ユリカ「消えた!? ボソンジャンプ?」
ルリ「いえ。ボソン反応がありませんので違います」
リルカ「あれは…ウィザードリィ・ステルスだよ。シエルジェの図書館で見たことがある…」
ブラッド「魔法技術を要塞クラスで運用するとは…」
リエ「今は、マリーメイア軍を押さえに行きましょう!」
レフィーナ「白兵戦が可能な人たちは、百眼の棺に突入してください!」
アシュレー(先に「彼女」が突入しているけど…間に合うか…?)
(MAPクリア)

マリーメイア「助かった…のですか…?」
リリーナ「そう…もう目を覚ましなさい。マリーメイア。あなたは恐怖というものを知った。
 そして、だからこそ自分の過ちも認められるようになったはずです」
レディ「その通りです。人々の心を動かすのは勝者ではないのです。例え負け続けていても、戦う姿勢をやめない姿です」
デキム「レディ・アン!?」
レディ「デキム、もう百眼の棺内の兵士で、お前の味方はほとんどいない。オデッサも姿を消した」
デキム「だから、あきらめろというのか? 断る!
 わしはここから脱出して、また機会を待つ…! マリーメイアのかわりなど、いくらでも作れるしな」
マリーメイア「デキム…お前は…」
デキム「負け犬の娘に用はない。死ぬ前に真理を教えてやろう。民衆は勝者に従うものなのだ!」
リリーナ「あなたという人は…!」
デキム「リリーナ・ドーリアン…あなたは私の手に余る。死んでいただく!」
リリーナ「!!」
レディ「しまっ…」
マリーメイア「危ないっ!」
デキムの放った銃弾がマリーメイアを貫く。
マリーメイア「うっ!」
リリーナ「マリーメイア!? 私をかばって!?」
デキム「ちっ、リリーナ、今度こそお前が死ぬのだ!」
レディ「デキムッ!」
???「パイクスラスター!」
突如、ひとつの人影が、その脚をデキムの右腕からぶつけ―――そのままデキムを文字通り蹴り飛ばした。
デキム「がっ…」
リリーナ「あ、あなたは…」
カノン「……カノンだ」
レディ「アシュレー君の作戦が間に合ったようね…早くマリーメイアを医務室へ!」
リリーナ「しっかり! マリーメイア、死んではダメ!」
マリーメイア「私…間違っていました…ご、ごめんなさい……」
デュオ「カトル、お嬢ちゃんは…どうなんだ!?」
カトル「急所ははずれていると思いますけど…!」
ヒイロ「…今、楽にしてやる」
リリーナ「ヒイロ…!?」
マリーメイア「…ありがとう……」
カトル「ヒイロ、やめてください!」
トロワ「カトル、かまうな」
ヒイロ「……マリーメイアは殺した…たった今、この俺がな」
トロワ「カートリッジは抜いてある」
デュオ「ったく、やってくれるぜ。こいつはよ」


ナデシコ ブリッジ…
レディ「マリーメイアはクアトリーの病院に運びました。…絶対安静ですが、命に別状はないそうです」
リリーナ「よかった…」
ショーン「これで、コロニー側のほうも収まり始めればいいのですがな」
リリーナ「それは、私達で何とかいたします」

アスタンテU ブリッジ…
リエ「百眼の棺に残る?」
レイン「はい、デビルガンダムの残骸の回収と調査をしたいんです」
カンジ「ひとりで大丈夫か? ドモンにも残るように言った方がいいと思うが?」
ドモン「いえ…ドモンにはまだやるべきことが残っていますし…ドモンには既に伝えておきました」
リエ「了解です。定期的には伝えて置いてください」
レイン「わかりました。1週間もあれば、戻れると思います」

そして、ギャラクシィ・ユニオンズは一旦宇宙へ戻り、宇宙側…アルトネリコへ向かった部隊と、
無事オービットベースで合流することが出来た。
新たに仲間になったカノン。彼女は本作戦の前にて目を覚ましたアシュレーに再び戦いを挑み、
義体がガタついてきたために遂にひざを突いた。そんな中、原種の攻撃に逢い、アシュレーに助けられる。
そしてアシュレーはカノンにARMSに入るよう説得する。
カノンは仲間になることを拒むが、アシュレーは「渡り鳥として君を雇う」と切り出した。

カノン「…報酬は?」
アシュレー「僕がロードブレイザーを抑えきれなくなったときに…僕を屠ってほしい。それが報酬だ」
カノン「面白いことを言う…だが、さすがと言うべきか。よかろう、雇われてもらうぞ」

そんなわけでカノンは行動を共にしているのである。
そして地上組はミーアが目を覚まさなくなったことに驚愕する。
だが、託された思いと共に新たな戦いを決意する彼ら。

そんな中、木連の月臣元一朗から通信が入った。
木星に、原種が現れたとのことだ。それと同じタイミングに、トランスバールからの通信が入った。
エルシオールらがこちらに『直ぐ』これると言う連絡だった。
その理由はまだ話していないが、ギャラクシィ・ユニオンズは、全部隊を木星で集結させることを決定。
原種との決着をつけるべく発進する。


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